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全国女性党員・党友交流会を開催
新社会党女性委員会
2023/12/09
新社会党の第22回全国女性党員・党友交流会が12月9日、東京・林野会館で開かれ、オンラインを併用して全国から約80人が参加した。
午前中は杉浦ひとみ弁護士による「ジェンダーと平和」がテーマの講演。まず、憲法24条が、明治維新以後、天皇制を頂点とした「戦争を担う体制づくり」として導入された家父長制度を廃止するために作られたものであることが説かれた。しかし、戦前の特権階級や地域の有力者などが反発し、家制度廃止の代わりに「氏」が残されたとした。「氏」は実質的に家制度と同じ役割を果たし、男女平等には程遠く、貧困と格差が広がる現代日本社会につながっていると指摘。また、日本がアメリカの代わりにいつでも戦争ができる国に変質させられている状況にも触れ、世界が日本の立ち直りを期待しているのも事実だとして、憲法9条を死守し、少子化対策と人が豊かに育つ社会の構築が喫緊の課題だと提起した。さらに、立ち上がった「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」などへの参加も呼びかけた。
午後からの各都県本部の報告では、ジェンダー関連の書籍を使った学習会、自治体選挙への挑戦、女性のための相談室やユニオンへの参加などで仲間とのつながりをつくる努力の報告がそれぞれから行われた。
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午前中は杉浦ひとみ弁護士による「ジェンダーと平和」がテーマの講演。まず、憲法24条が、明治維新以後、天皇制を頂点とした「戦争を担う体制づくり」として導入された家父長制度を廃止するために作られたものであることが説かれた。しかし、戦前の特権階級や地域の有力者などが反発し、家制度廃止の代わりに「氏」が残されたとした。「氏」は実質的に家制度と同じ役割を果たし、男女平等には程遠く、貧困と格差が広がる現代日本社会につながっていると指摘。また、日本がアメリカの代わりにいつでも戦争ができる国に変質させられている状況にも触れ、世界が日本の立ち直りを期待しているのも事実だとして、憲法9条を死守し、少子化対策と人が豊かに育つ社会の構築が喫緊の課題だと提起した。さらに、立ち上がった「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」などへの参加も呼びかけた。
午後からの各都県本部の報告では、ジェンダー関連の書籍を使った学習会、自治体選挙への挑戦、女性のための相談室やユニオンへの参加などで仲間とのつながりをつくる努力の報告がそれぞれから行われた。