【写真説明】(上)「今、統一教会を考える。」と題して鈴木エイトさんが講演＝10月29日、神戸市中央区　(下)鈴木エイトさん

　「今、統一教会問題を考える。」と題した、ジャーナリストの鈴木エイトさんの講演会が10月29日、神戸市中央区の神戸市立婦人会館で開かれ、20人のスタッフが立ち見となるなど満席の280人が参加した。
　昨年来、テレビ出演も増え、著書も精力的に出版するなど注目されるジャーナリストの講演とあってか、参加者の中には若い人の姿も多くあった。
　主催したのは、統一教会問題対策市民会議、市民の力で社会を変えよう連続市民講座、こわすな憲法！いのちとくらし！市民デモＨＹＯＧＯの3団体。
　鈴木さんは、2011年からジャーナリストとしての活動を始め、3千日を超えて統一教会問題を精力的に追ってきた自らの活動について、豊富で、また彼だからこそ取材しえた貴重な映像や音声などをフルに使い、時にはユーモアを交えながら詳しく報告。統一教会がカルト集団として行ってきた巧妙な宗教の勧誘の手口や人権侵害、多くの被害者を生み出している霊感商法や「献金」を装った犯罪の手法、「宗教2世問題」、さらには政治、とりわけ自民党との深く入り込んだ癒着関係などについて具に暴き出した。