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維新政治の本質を斬る
冨田宏治・関西学院大学教授を講師に
市民と野党の長田共同アクションが講演会

2023/10/01
【写真説明】講師の冨田宏治さんは維新の「身を切る改革」は新自由主義に他ならないと批判=10月1日、長田区文化センター

 市民と野党の長田共同アクションは10月1日、「維新政治の本質〜大阪における維新『躍進』の実態」と題して関西学院大学教授の冨田宏治さんの講演会を長田区内で開いた。
 冨田さんは、「全国で維新躍進」はマスコミがつくった虚像で、実際には低い投票率の中で組織的な票割で議員数を獲得しただけだと指摘。維新の会の戦略は、①進出し、②票を固めて、③議席を増やして、票割ができる組織に化けさせるということだとも指摘。
 さらに、維新政治の3つの大罪として、①熟議としての民主主義の破壊、②くらし・いのち・教育の破壊、③市民の分断とコミュニティの破壊、あわせて、憲法・平和の破壊だと詳しく解説した。
 維新がいう「身を切る改革」とは、助成金の大幅な削減(その結果、中小企業の倒産、税収減)や公務員の削減、福祉の削減であり、結果は住民にとっては公共が切り捨てられることで、その本質は新自由主義にほかならないと批判。
 そして、「維新の躍進」を阻止する力は、厳しい暮らしに追いやられている市民ひとりひとりに寄り添う話し合いと、暮らしを守る政治に変えていくために投票に行こうという呼びかけだと訴えた。
(小城)