トピックス

「沖縄」テーマの第5回開く
市民デモHYOGO学習会

2023/09/30
【写真説明】沖縄・読谷村在住の富樫守さんを講師に招き沖縄問題への関心を高める方法などを考えた=9月30日、中央区文化センター
 
 いま、名護市辺野古に建設されようとしている米軍新基地に加え、「台湾有事」に備えた日米両政府による琉球弧の軍事要塞化が急ピッチで進められている。琉球処分により沖縄を日本の統治下に収め、いわば「国内植民地」として扱ってきた日本は、いままた、さらに過酷な犠牲を沖縄に押し付けようとしている。
 こうした中、沖縄にもっと多くの人たちに関心を持ってもらい、私たちは何をすべきか、運動を広げるにはどうすれば良いか―、市民デモHYOGO学習会の「沖縄」シリーズ第5回が、読谷村在住の富樫守さんを講師に9月30日、神戸市中央区内で開かれ、オンラインも含め約40人が参加した。
 富樫さんはまず、9月に出された辺野古・最高裁判決に触れ、「沖縄だけの問題ではなく、自治体民主主義を否定する禍根を残すもので、私たちはもっと敏感にならないといけない」と指摘。続いて、沖縄への関わり方として、沖縄問題に関心のない人へも様々な切り口から沖縄へ目を向ける方法などを提案。その中で、直接基地問題ではなく、沖縄料理を食べながら沖縄を語るようなこと、写真展や沖縄の音楽、舞踊などいろんなテーマから関わってもらうことなどが大事だと述べた。
 学習会では、富樫さんの話を受けて活発に意見交換を行い、今後いろんなアイデア・企画を検討し、実現するために、小グループ「沖縄ネットワーキングチーム」(仮称)を立ち上げる提案もされた。(中村)