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神戸空襲戦跡ボランテイアガイド
養成講座・第1回を開催
神戸空襲を記録する会

2023/09/10
 「神戸空襲戦跡ボランティアガイド養成講座」の第1回講座が9月10日、神戸市灘区の神戸学生青年センターで開かれた。空襲体験者が減り、78年前に戦争が神戸の地にあったことも忘れ去られそうな不安もあり、歴史に学び現地に立って語り伝えるガイドを1人でも増やしたいとの思いから企画されたもの。
講座には、ボランティアガイドをやりたいと思う人、酒蔵ガイドや湊川隧道ガイドをやり戦争遺跡にも興味を持ったという人、歴史が好きな人、朝鮮人と戦争について関心がある人、子どもたちにどう伝えるといいのかを考えている教員など、様々な思いを持った人の参加があった。
 第1回講座は兵庫区が対象地域で、空襲体験記を読み、兵庫区南部の空襲跡の紹介ビデオを観た。その後、兵庫区の平和マップを見て、自分ならどの場所で何を紹介したいかを考えあった。「体験談に基づきそこで何があったのか紹介したい」「そのためにも空襲や焼夷弾、兵庫運河や大輪田橋など、当時の兵庫区の状況などをもっと知りたい」などと話し合い、あっという間に2時間が過ぎた。また、希望者は現地で早速やってみようとなった。
 2回目の講座は11月12日で、中央区の空襲について神戸学生青年センターで。参加費500円。申し込みはFAX078・891・3019まで。
(小城)

【写真説明】兵庫区にある大輪田橋の土台や柱は黒く煤けて空襲当時の猛火を想像させる