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ストップ!大軍拡・大増税の岸田政治
大椿ゆうこ講演会を開催
憲法を生かす会・ひょうごネット

2023/07/21
【写真説明】今年4月に繰り上げ当選で参議院議員になった大椿ゆうこさんが国会報告=7月21日、神戸市中央区

 「ストップ!大軍拡・大増税の岸田政治」を掲げた「大椿ゆうこ講演会&交流会」が7月21日、神戸市内で開かれた。主催したのは、憲法を生かす会・ひょうごネット。
 先の第211通常国会では、5年間で43兆円の軍事費を捻出する「防衛財源確保法」、原発の新増設を認め、60年超えの運転も可能にする「原発推進5法」、在留外国人の命までも脅かす「改正入管法」、権利保障とは真逆の「LGBT理解増進法」、健康保険証廃止の「改正マイナンバー法」など次々と悪法が成立したが、今年4月に参議院議員に繰り上げ当選した大椿ゆうこ社民党副党首から国会報告を受け、今後どう私たちが岸田政治に立ち向かっていくのかを考えようと開かれた。
 ひょうごネット共同代表の山崎貢さんの主催者あいさつののち講演した大椿さんはまず、この国会について「憲政史上、最悪の国会と言われている」と指摘。十分な審議時間もとらずに採決されたり、野党間の対応が割れたこともあり、政府が提出した法案60本のうち58本が成立し、与党ベースで進んだことを紹介。「防衛財源確保法」は増税反対で一致する野党がそろって反対したものの、「原発推進5法」「改正マイナンバー法」「改正入管法」など多くの重要法案で野党の対応が分かれ、「防衛産業強化法」では、社民が会派を共にする立民が賛成したため、同法に反対の社民は採決では退席したことも報告された。そして、この国会では与党のゴリ押しによって「人が不幸になるばかりの法案」が数多く成立したが、維新と国民がこれをアシストしたと批判した。
 最後は、悪法は成立したが、あきらめることなく今後は大衆運動で跳ね返していこうと締めくくった。
(中村)