【写真説明】韓統連大阪本部の金昌五さんが講演した＝7月9日、神戸市中央区
 
　1950年6月25日に始まった朝鮮戦争（「ユギオ」＝6・25）は、1953年7月27日の休戦協定をもって戦闘は終わった。しかし、休戦は終戦ではない。今年はその休戦協定から70年、あらためて「休戦協定を平和協定へ！」と朝鮮半島に真実の平和を求める声が高まっている。
　そんな中で「統一マダン神戸」を中心で担った韓統連（在日韓国民主統一連合）兵庫が7月9日、平和協定で戦争のない朝鮮半島を求めてセミナーを開催した。講師は韓統連大阪本部の金昌五（キム･チャンオ）さん。
　以下は、講演要旨。「韓国の尹錫悦政権は、①米国べったり、②日本の言いなり、③北は大嫌いの政権で、日米韓軍事同盟路線を推進し、朝鮮半島の緊張を高めている。前任の文在寅は朴槿恵に対する『キャンドル革命』で政権に就いたが、対米関係で平和・統一の路線を徹底しきれずに支持を失い、尹政権に道を開いた。その尹政権も、いま韓国では退陣を求める行動が毎週のように続いており、2024総選挙を迎える。今春の全羅北道の国会議員補選では進歩党が議席を得た。未完のキャンドル革命を完遂し、親米勢力の弱体化、自主・統一勢力の躍進で朝鮮半島に新しい平和と繁栄の時代を切り開くチャンスが訪れる」。（門永秀）