【写真説明】活動報告会を終えた第25代、および第26代高校生平和大使、サポーターと支援者たち＝6月25日、神戸市中央区

　高校生平和大使を支援する兵庫県実行委員会は6月25日、第4回総会と第25代・第26代高校生平和大使・サポーター活動報告会を神戸市内で開催し、約100人が参加した。
　主催者を代表して西村恭介実行委員長（兵高教委員長）は、「コロナ禍の3年間、海外派遣ができない中で、高校生自らが考え、Ｚｏｏｍを活用した他国の高校生との意見交換、街頭署名行動、県内の戦争の傷跡を学ぶなど多くの取り組みを進めてくれた。今年度、第26代高校生平和大使に選出された松尾美雨さんは、兵庫から初めて国連欧州本部に派遣されることになった。全力でサポートしていきたい」とあいさつした。
　その後、第25代高校生平和大使・サポーターの1年間の活動報告がそれぞれの取り組みの感想を交えながら行われ、第25代高校生平和大使の長富日向さんから「私は、世界が私が思う平和な世界であって欲しいと活動を進めてきた。これからも一緒に活動を続けていきたい」と決意が述べられた。
　最後に、第26代高校生平和大使の松尾美雨さん（県立武庫荘総合高校３年生）が、「祖父母が語ってくれた『戦争は絶対に繰り返してはならない』との言葉を胸に、核兵器の廃絶と平和な世界の実現を訴える11人のサポーターの仲間とともに頑張ります」と決意を述べた。
　集会では、高校生平和大使の活動は私たちに大きな希望と勇気を与えてくれる運動であり、これからも共に歩んでいこうと全体で確認し閉会した。（哲）