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ヒロシマを忘れまい
25歳の青年が被爆の語り

2020/04/14
平和憲法を守る高砂市民の会 講演会&総会開かれる 
 平和憲法を守る高砂市民の会の憲法講演会と第15回定期総会が3月15日、新型コロナウイルス感染の広がりで実施が危ぶまれたが、予定通り高砂市の福祉交流センターで30人が参加して開かれた。
 第1部はDVD「ドローンの眼」の上映。沖縄ドローンプロジェクト、森の映画社共同製作のドキュメンタリー映画で、前半は改正ドローン規制法が実施された辺野古での新基地建設反対の住民の闘いと建設の現況を、後半では沖縄琉球弧で着々と軍事基地建設が進む有様をドローンで活写した映像が不気味に紹介されていった。
 第2部は、足繁く広島の被爆地を訪ね、原爆・戦争の恐ろしさを伝えることこそが死没者の思いに応えることだと語りを始めている25歳の青年の語り。75年前のヒロシマを知らない現在の若者だが、写真、記録や証言で辿り、亡くなった人々の名前を書き記し、広島のどこで何があったのか、人類が忘れ去ってはいけない人間の記録を伝えていっている。
 ヒロシマを忘れまいと語り続ける若者に拍手だ。(嶋谷)
 
(写真)第15回定期総会と恒例の憲法講演会を開いた「高砂市民の会」=3月15日、高砂市