- 船場川改修記念の碑
(姫路市)
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姫路城の北西部のかつての北勢隠(せがくし)門跡に接して清水門跡がある。清水門跡は、ウォーキングの愛好者や散歩を楽しむ人に人気のある「千姫の小径」の起点でもある。その近くに高さ2mほどの碑が佇んでいる。立派な碑ではあるが、風化のためか碑文がまったく読めないのである。
実は、この碑は、姫路城第21代城主・本多忠政(千姫の舅)が船場川を改修した時の記念碑なのである。当時、船場川は、瀬戸内海から姫路城まで物資を運ぶ水路であり、また、姫路城の内堀に絶えず新鮮な水を循環させるなど姫路城にとって大変重要な川であった。
碑文が読めなくなったのは、ずいぶん昔かららしく、時が経つにつれて様々な説が乱れ飛んだ。
姫路城築城を指揮したが、非業の死を遂げた大工の棟梁・桜井源兵衛の墓ではないかと言われたこともあった。
また、「オコリ石」説もある。江戸時代、オコリ(熱病の一種)に罹ると、この石を縄で縛り、病気が治ると縄をほどく習わしがあったと言う。
【メモ】JR姫路駅北のバス停から、姫路城周辺を周回しているレトロ調のボンネット型バス「城周辺観光ループバス」に乗り、「清水橋」で下車すぐ。姫路駅から約10分。
(森山) 写真:姫路城の北西部の清水門跡の近くに立つこの碑の碑文は風化のためか全く読めない
2019年9月10日号
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