- 赤とんぼ歌碑(たつの市)
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連日40度を超える猛暑が続いた今年の夏もようやく過ぎ去り、虫の音が聞こえるようになった。
秋といえば誰もが口をついて出てくる歌のひとつが「赤とんぼ」だろう。
「赤とんぼ」は、たつの市出身の三木露風が作詞し、山田耕筰が曲をつけて誕生した。露風が33歳の時で、今から90年以上も前のことだ。
露風の両親は、露風が6歳の時に離婚。祖父に預けられるが、そこで母親代わりとなって育ててくれたのが子守の姐(ねえ)やだったと言われている。龍野高等小学校の時の作句にすでに「赤蜻蛉(とんぼ)とまっているよ竿の先」があり、文学者としての片鱗を覗かせている。
「赤とんぼ歌碑」は龍野公園の一角にあり、レンガ造りの壁面に、露風のレリーフと歌詞、五線紙に書かれた音符がはめ込まれ、近づくと「赤とんぼ」のメロディーが流れてくる。
歌碑の近くには露風の立像や無料の動物園、国民宿舎・赤とんぼ荘などがあり、少し足を伸ばせば、龍野城祉の前に露風の生家も残っている。
空襲に遭わなかったために古い建物が残り、小京都と呼ばれる龍野の町並みを、この秋、散策されてはいかがだろうか。
【メモ】JR姫新線・本龍野駅から西へ約1・5q徒歩25分。車では山陽自動車道・龍野ICから約10分。
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