- 神子畑鋳鉄橋(朝来市)
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播但連絡道・朝来ICを下り、国道429号で神子畑(みこばた)川沿いに上流へと車を走らせるとほどなく神子畑鋳鉄橋(みこばたちゅうてっきょう)が道沿いに現れる。明延鉱山―神子畑選鉱所―生野を結ぶ約16qの鉱石運搬道路の建設の一環として手引車や牛車などのために架けられた鉄橋群の一つで長さは16m、鋳物で作られたものとしては日本最古のものという。横須賀の製鉄所で作られ、海路飾磨に運ばれてきて、フランス人鉱山技師の指導で作られた。近代の橋梁としては初めて国の重要文化財に指定され、老朽化がすすんだため永久保存を目的に修繕され、近代化産業遺産にも認定された。4個所あった鋳鉄橋だが現存するのは下流の羽渕とここの2つだけ。遊歩道があって歩いて渡れる。ここをさらに上流へと萌木色の渓谷を進んで行くと、突然コンクリートの土台がひな壇状に山の斜面を覆う廃墟跡が現れる。養父市大屋町の明延鉱山で採掘された鉱石が鉱山列車「明神電車」(鉱石や鉱夫の他に乗客も運賃1円で運んだことで「1円電車」として有名)でここに運ばれてきてスズ、銅、亜鉛などに選別されていた神子畑選鉱所の跡で、ムーセ旧居もここに移築されてある。
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