- ダイセル異人館(姫路市網干区)
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山陽電鉄網干駅から南へ徒歩15分のダイセル網干工場の正門前の一角に、姫路市から「都市景観重要建築物」に指定され、県の「住宅百選」にも選ばれた「ダイセル異人館」がある。明治41年に日本セルロイド人造絹糸(現・ダイセル)の網干工場が設立され、セルロイドの技術指導のために英、独、スイスから招いた5名の技術者の宿舎として建てられたもので、2棟が現存している。通天閣や神戸の聚楽館を手掛けた設計者によるもので、一つは白い壁に赤い屋根の洋館で今は迎賓館として使用。スケッチしたもう一つの方はライトグリーンの板張りの外壁にスレート葺きの屋根を持つ洗練されたデザインの米国のコロニカルスタイルの洋館で、現在資料館として内部が一般に公開されている。工場が操業している平日のみ無料で公開されていて、正門受付で申し込めば開けてもらえる。中に入ると製造に使われた器具などと共に昔なつかしいセルロイド製品がずらりと展示してあって見入ってしまう。キューピー人形やおもちゃ、櫛やかんざし、眼鏡フレーム、筆箱、弁当箱、それにパチンコ台やアコーデオンなど。今はプラスチックに多くが替わってしまっているが、ピンポン球はこれでないとだめらしい。
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