大木戸森右衛門顕彰碑(神戸市東灘区)
 芦屋市出身の貴景勝らの活躍で、オジサンたちの居酒屋トークが盛り上がる。博識のおっちゃんの「神戸出身の横綱がおったん知らんやろ」のウンチクに皆が集中する。
 1876(明治9)年生まれの大木戸森右衛門(本名:内田光蔵)の生家は、代々続く莵原郡魚崎村の酒樽製造業。家業を手伝いながら相撲に熱中、子ども相撲の大関として活躍した。日清戦争の従軍中に大阪の力士と知り合ったことが、大阪相撲に入るきっかけになった。20歳で入門。前捌きのよさと突き押しの強さで10回優勝し、1912(大正元)年12月に第23代横綱を免許された。10回のうち3回は連続の全勝優勝で、双葉山(5回)、白鵬(4回)に次ぐ大記録だ。ただ、東京相撲との確執があったため横綱昇進が遅れ、その後の活躍を見ることはできなかった。
 碑は1993年に地元有志によって、灘五郷の一つ魚崎郷の東側の入り口にあたる五百地公園内に建立された。ここから浜の方に向かうと浜福鶴や櫻正宗の蔵がある。 蔵めぐりのついでに立ち寄ってみては。
【メモ】神戸市東灘区魚崎南町3丁目19 国道43号線・覚浄寺交差点南東すぐ。阪神魚崎駅から南東へ徒歩6分。