七種(なぐさ)の滝(神崎郡福崎町)
 中国自動車道・福崎ICを出て北西に七種川沿いに遡上し、七種山(標高683m)の麓の旧金剛城寺山門前で車を置き、整備されたハイキングコースを歩くこと約30分、巨岩を削った階段を登ると、目の前に突然、七種(なぐさ)48滝の主瀑雄滝が現れる。この雄滝は落差72m、幅3m。七種の滝とは、雄滝、雌滝、虹ケ滝など48ある滝の総称らしいが、主瀑である雄滝を七種の滝ということが多いそうだ。すぐそばの七種神社から眺めると観音様に似ているところから観音滝とも言われる。雨季など水量の多い時期には迫力ある滝をみることができる。突き出た岩に何度もぶつかってしぶきを散らし向きを変えながら何段にも分けて落下する様は風情があり、涼味たっぷり。県下八景、県観光百選、近畿観光百景に選ばれている。 この七種神社から小一時間で、「播磨国風土記」に「奈具佐山」の名で記載されている七種山の頂上に達する。山頂の北東に、高さ15m程の岩が根元まで僅かな隙間を作って剥離した「つなぎ岩」がある。薬師峯、七種山、七種槍と縦走するコースは健脚向き。福崎の町中には、日本民俗学の父、柳田國男の生家があり、公開されている。