孫文記念館(移情閣)(神戸市垂水区東舞子町)
 中国の革命家であり政治家、思想家であった孫文を顕彰する国内唯一の記念館。孫文と神戸との関わりを中心とした資料を展示し、日中友好の懸け橋の役割を果たしてきた。
 大正モダンの情緒あふれる八角三層の楼閣「移情閣」は、孫文の支援者で、神戸で活躍した華僑、呉錦堂が1915年に建てた日本最古の木骨コンクリートブロック建築で国の重要文化財に指定されている。八方の窓から移り変わる景色を楽しんだことから移情閣と呼ばれる。明石海峡大橋を背景にした優美な外観もそうだが、贅を凝らした内装も必見。 館内には、共和制国家へとつながるきっかけとなった辛亥革命を指導するなど、その一生を革命にささげた孫文の生涯と、その孫文の活動を支援した日本人や華僑との関わりなど、日本および神戸の人びとと孫文の交流が詳しく紹介されている。孫文自筆の貴重な書も展示されている。
 今年は孫文生誕150年にあたり、特別展「フォトアーカイブ展『朝日新聞歴史写真アーカイブ』に見る孫文図像」が開催されている。
★神戸市垂水区東舞子町2051 電話078・783・7172。JR舞子駅、山陽・舞子公園駅から5分。開館は10時から17時。月曜休館。入館料=一般300円。

写真:孫文を顕彰する国内唯一の記念館で日中友好の架け橋の役割を果たしてきた
2016年11月22日号