原不動滝 (宍粟市波賀町)
 山崎から鳥取に抜ける国道29号の途中の県境の町が波賀町で、「道の駅はが」を過ぎて直ぐの「原」で西に折れ入り少し進むと楓香荘があり、駐車場がある。そこから渓流に沿って歩いていくと滝見用のつり橋「奥かえで橋」が架かっていて、そこから原不動滝(落差88m)が眺められる。そこへの途中に、この滝の名の由来である不動堂がある。
 原不動滝は日本の滝100選に選ばれた氷ノ山後山那岐山国定公園を代表する名瀑で、揖保川水系引原川支流の八丈川を水系として、落差88mを3段に分かれて落下する男滝と、その最下段部の滝壺で左側から合流する女滝とからなる。寄り添うように一つの滝壺に流れ落ちることから「幸福の滝」「恋愛成就の滝」とも呼ばれ、カップルに人気があるとか。県下で天滝(98m)に次いで2番目の落差を誇り、岩肌を滑り落ちる姿はとても美しく、国定公園シリーズ切手の図案に採用されている。滝の周囲は原不動滝森林公園としてひょうごの森100選に定められ、ナラ、ブナ、カエデなどの広葉樹が多く、秋は紅葉の名所である。近くに赤西渓谷や音水渓谷もあり、渓谷美を満喫できる。

(嶋谷)
2016年8月9日号