- 旧和田家住宅(宝塚市立歴史民俗資料館) (宝塚市米谷1丁目)
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旧摂津国川辺郡米谷村の庄屋・旧和田家には約4千点の古文書が残されている。もっとも古いのが太閤検地の米谷村域の写しである「文禄検地帳」(1594年)で、ほかに田畑譲り状や名寄帳、訴状控類など庄屋にかかわる膨大な古文書がある。また、「寺社改帳」や「売布社石碑之覚」、明治以降の「兵庫県布達」(1872年から5年間)などが残っており、当時の村の状況を知る上で貴重であり、市史編纂にとっても欠くことのできない史料とされる。
ところで、和田家住宅は小浜宿の北門に接し、かつ旧有馬街道に面している。有馬街道のほか西宮街道、京伏見街道が交わる小浜宿は、交通の要衝故に城塞都市化されており、隣接する米谷地区とは日常的にかなりの緊張関係にあったとされる。
米谷と小浜地区を隔てる大堀川を渡ると小浜地区になる。格子戸の町並みがつづき、酒づくりの発祥とされる「茶太跡」やこの地の出身力士・谷風岩五郎の墓、代官所跡などが保存されている。米谷から小浜への歴史散歩はお勧めコースだ。
★宝塚市米谷1丁目8―25 電話0797―86―2752。阪急電車・売布神社駅から10分。10時〜16時。月曜休館。無料。
写真:庄屋だった旧和田家には約4千点にのぼる膨大な古文書などの資料が残されている
2016年3月8日号
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