東山古墳群(多可郡多可町)
 西脇から北西に国道427号で加美町へ入る手前、妙見富士と親しまれる秀峰妙見山(693m)の麓、多可高校の隣に東山古墳群がある。
 7世紀、大化の改新の頃に約200基にのぼる古墳が築かれ、そのうちの16基が残っている。直径が15〜30mの饅頭形の円墳が16基密集して在り、段丘をもつものもある。多可・西脇地域を治めた豪族層によって造られたものと推定されている。最も大きな1号墳は直径30mで、長さ12・5mの横穴式石室があり、入口からの羨道の奥に遺体を収めた玄室があるのだが、入口には鉄柵が施されていて事前の予約なしでは中には入れない。床面には平たい石が敷き詰められ、側壁は大小の石が組み築かれ、天井には大きな岩が渡されている。玄室には陶棺、木棺、石棺が収められ、土器などが副葬されていたそうだ。
 この古墳群を中心に公園として整備されていて、そこの那珂ふれあい館に縄文時代から古代に及ぶ発掘資料が多数展示されている。ここのすぐ東には北播磨余暇村公園があって、長いローラー滑り台や各種遊具、芝生広場、川遊びなどで子ども連れで楽しめる。
(嶋谷)
2015年5月26日号