西脇市郷土資料館 (西脇市西脇)
 市役所の南、市内を一望できる童子山公園の一角にある。
 資料館は30年前、図書館との複合施設として開館。同市の歴史と播州織の歩みを展示。年間1〜2回の特別展の開催と郷土史研究紀要『童子山』を毎年発行している。
 先染織物として知られる播州織は、江戸中期の1792(寛政4)年に、比延庄村の宮大工、飛田安兵衛が京都西陣から技術を持ち帰ったことが起源とされる。農家の副業として西脇をはじめ北播地域で発展するが、明治に入ると家内工業から工場生産に移行し、生産力が大幅に上がった。最盛期の昭和初期には業者数270軒、生産量1億平方ヤードに達したという。
 けれども、1965年のドルショックや85年のプラザ合意による急激な円高などを経て、全国的な繊維不況のなかで播州織もまた苦境に立たされ、今日まで再生への努力が続けられている。
 資料館には、播州織の歴史をはじめ、考古、民俗などの資料6,000点が収蔵されている。
★西脇市西脇790―14 電話0795―23―5992。JR加古川線西脇市駅からバス20分、「市民センター前」下車。開館は10時から18時。月曜休館。入館料無料。
写真:資料館には播州織の歴史をはじめ、郷土の考古、民俗に関する約6千点の資料が収蔵されている
2015年2月10日号