- 芦屋市立美術博物館 (芦屋市伊勢町)
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小出楢重、田中敦子、吉原治良など芦屋市ゆかりの作家や中山岩太ら芦屋カメラクラブの作品・資料などをはじめ、市民から寄託された歴史資料など約1200点を収蔵、順次展示している。前庭には小出楢重のアトリエが復元され常時公開されているほか、巨石のオブジェが点在する。
同館では、収蔵作品を中心に年数回の特別展を行うほか、市民対象のアートバザールや古文書講座などに取り組んでいる。7月5日からは、吉原治良指導のもと、海外での展覧会や海外作家の招聘などに取り組んだ前衛美術グループ「具体美術協会」の足跡を紹介する「GUTAI×INTERNATIONAL〜具体、海を渡る」がはじまる。
ところで、この美術博物館。2003年に市の財政難を理由にした大幅な予算削減と民託化が打ち出され、貴重な文化財の散逸を懸念する市民や学芸員の批判を浴びるなど社会問題化したことがある。市の文化財や美術館運営に対する意識性の乏しさを露呈するものだったが、今日でも問題の根本解決にはいたっていない。
★芦屋市伊勢町12―25 電話0797‐38‐5432。阪神芦屋駅から南へ徒歩15分。開館は10時から17時。月曜休館。入館料300円。
写真:約1200点の歴史資料などを収蔵する美術博物館の前庭には巨石のオブジェが点在する
2014年6月24日号
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