姫路市立美術館 (姫路市本町)
 大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映で賑わう姫路城周辺だが、美術館のある東側は観光客もまばらで閑散としている。
 赤レンガの美術館は、もともとは旧陸軍第10師団の倉庫として1905年に建設された。敗戦後の30年間は市役所として使用され、3年の改修工事を経て、1983年に開館した。2003年に国の登録有形文化財に認定されている。
 芝生を敷き詰めた広い庭園にはアキニレやケヤキの高木が木陰をつくり、ブールデルの「モントーバン」の戦士など13基の彫刻が来館者を美術館へと誘うように配置されている。
 所蔵品は、日本画、油彩、水彩、素描、版画、彫刻、工芸など多岐にわたる。常設展示室では、モネからピサロ、マティスに至る50点の作品を展示しており、近代フランス美術の流れをたどることができる。
 特別展示室では、「官兵衛」にちなんで、「城―つわものどもが夢の跡」をテーマに、城郭を描いた浮世絵や日本画を展示している。
★姫路市本町68―25 電話079―222―2288。JR・山陽電車姫路駅から徒歩20分。開館は10時から17時。観覧料(常設展)200円。特別展は別料金。
写真:赤レンガの美術館はもともとは旧陸軍の倉庫として建てられ、戦後の30年間は市役所として使用された
2014年3月11日号