- 船越山瑠璃寺 (佐用町船越)
-
中国道・山崎ICを出てすぐに西北に千種方面へ30分ほど走ると「西の高野山」と呼ばれる真言宗の名刹、船越山瑠璃寺(るりじ)がある。千種川沿いの国道の案内表示で折れ入るとすぐに仁王門があるが、そのまま車で杉木立の参道を登っていける。1キロほどの参道の途中に高さ3mほどの大きな絵馬が3枚ほど立っていてその先に駐車場がある。4年前の台風による豪雨で大きな被害を被った朱塗りの橋も修復がなり、渡って石段を登るとそこが本坊。そこから右へ清流を渡り、杉の古木の茂る山を上っていくと、中腹に千手観世音菩薩を祀っている本堂、傍らに鐘楼がある。
瑠璃寺の縁起によれば、僧行基が室津の港に留まっていた際、北の方角に怪光を認め、その正体を見定めようとこの山の麓まで来た時、一人の老人が現れ、瑠璃光を発しながら千手観音に変身したという。そこに瑠璃寺が建てられ、以後、修験道の行場として、西の山岳信仰の中心として栄えた。この瑠璃寺の奥には「船越山モンキーパーク」があり、250匹ほどの野猿が餌付けされている。紅葉を愛でながら川沿いをのんびりと歩くと気分爽快。(嶋谷)2013年10月22日号