柏原歴史民俗資料館・田捨女記念館 (丹波市柏原町)
 国指定史跡の柏原藩陣屋跡の向かいに民俗資料館がある。展示の中心は柏原藩陣屋の復元模型や藩主であった織田家の資料などだ。
 柏原藩の起こりは、織田信長の弟・信包が1598(慶長3)年に伊勢から柏原3万6千石に移封されたことによる。3代続くが嗣子がなく断絶した。45年間の天領の時代を挟んで後期の柏原藩が復活、以後10代にわたり織田家の治世が続き明治に至る。その間、藩財政の窮迫による重税などで、元禄9年には百姓一揆(1696年)が起こり、天保年間には打ち壊し騒動(1833年)が起こった。
 この柏原藩の庄屋で代官もつとめた田季繁の娘として1634年に誕生したのが捨女で、6歳のときに詠んだとされる「雪の朝 二の字二の字の 下駄の跡」の俳句はあまりのも有名だ。ほかに「水鏡 見てやまゆかく 川柳」「ぬれ色や あめのしたてる 姫つつじ」などがある。
 かつての社会党に籍を置いた元参議院議員の田英夫は子孫にあたる。
★丹波市柏原町柏原672 電話0795-73-0177。JR福知山線柏原駅から徒歩10分。開館は9時〜17時。月曜休館。入館料=一般200円。
写真:国指定史跡の柏原藩陣屋跡の向かいに民俗資料館があり田捨女記念館が併設されている
2013年8月13日号