扁妙の滝 (神崎郡神河町)
 例年よりかなり早い梅雨入りとなったが、水量が豊かになるこの時期は、滝の豪快さが味わえる時期でもある。滝のマイナスイオンを浴び、森林浴を兼ねて夏の暑気払いに滝を巡るのも一興かも。県下には滝と名がつくものが496もあるという。
 国道312号を福崎から北上し神崎町で越知川沿いに東進して、神崎いこいの村「グリーンエコー笠形」を過ぎてすぐ奥のコテージの駐車場に。ここは笠形山(939m)への西の登山口。ここから杉林に入っていくと、30分ほどでオウネン滝の先に扁妙の滝が現れる。傾斜のきつい斜面を流れ落ちる二段滝で、県下では天滝、原不動滝、七種の滝に次ぐ落差を誇り、65m。滝のすぐ下まで近づけるので、頭上から降り注ぐ滝のしぶきを浴びれば爽快。江戸時代に扁妙という僧がこの滝に打たれて修行したことから名付けられたという。滝の左手の傾斜のきつい登山道を登って行くと10分ほどで、正面からこの滝を見下ろせる滝見台に着く。そこから見ると、滝が2段となって落ちていっているのがよくわかる。扁妙の滝は厳冬期の氷瀑がとりわけ有名。滝全体が氷結した氷のオブジェを一度は見てみたい。
(嶋谷)
2013年6月25日号