天滝(てんだき) (養父市大屋町)
 節電が求められる今年の夏、森林浴を兼ねて名瀑のマイナスイオンを浴びて暑気払いするのも一興では。「日本の滝百選」に県下で布引の滝(神戸市、落差43m)、猿尾滝(香美町、60m)、原不動滝(宍粟市、88m)とこの天滝の4つが選ばれている。
 国道9号線の道の駅・但馬楽座付近から国道6号線を西に進み、大屋町筏地区で看板に従い天滝公園方面に右折する。林道を奥まで進むと駐車場がある。渓流天滝川に沿って整備された登山道を登っていくと、しのび滝、岩間の滝、糸滝、連理の滝、久遠の滝、夫婦滝、鼓ケ滝とそれぞれに趣のある滝が次々と続き、最後に鉄の階段を登ると目の前に落差98mの天滝が現われる。その名の通り天から降り注ぐかのような荘厳さ。兵庫県の最高峰氷ノ山(1510m)を源とする天滝川がここで豪快に落下する県下一の名漠である。
 駐車場からおよそ50分、「森林浴の森百選」にも選ばれている天滝渓谷の緑のシャワーの中をゆっくりと気軽に歩いて行ける。紅葉の頃もいいし、冬季の氷漠も見もののようだ。滝はその時の水量によって趣きが大きく左右されるので、ぜひ雨後に。
(嶋谷)
2011年7月26日号