和田山郷土歴史館 (朝来市和田山町寺内)
 和田山から豊岡につながる円山川の右岸一帯には大小さまざまな古墳が残る。巨大古墳からは副葬品が発掘されたが、この地の権力者の墓であることが確認され、今日もなお古代遺跡の発掘と研究がつづいている。
 「池田古墳」がその古墳だが、郷土館にはこれを十分の一に縮小し併設している。館内に入ると、県の無形文化財に指定されている「ざんざか踊り」の等身大人形が出迎えてくれる。同館には古墳時代からの出土品や民俗資料などが所狭しと展示されている。
 「生産とくらし」のコーナーでは、この地で盛んだった養蚕や畜産関連の道具類などがあり、なぜか懐かしい思いに駆られる。江戸期のコーナーには、キリスト教関係者の密告をすすめる「キリシタン禁制札」の現物がある。1682(天和2)年の高札で、「信者を見つけ届け出たら銀500枚を与える」とある。
 但馬守護大名の山名祐豊によって、807年に開鉱されたという生野鉱山のたどった歴史にも触れることができる。
★朝来市和田山町寺内123 電話079‐675‐2928。JR和田山駅から車で10分。開館は9時から16時30分。月曜休館。入館料=一般200円。
写真:池田古墳をはじめ古墳時代からの出土品や民俗資料などが所狭しと展示されている
2011年4月26日号