宝塚市立小浜宿資料館 (宝塚市小浜)
 中国道宝塚インターの南西に隣接する小浜地区。15世紀末(明応年間)に豪摂寺が建立され、北陸から近畿一円につくられた他の浄土真宗寺院と同じく寺内町として発展したが、秀吉による石山本願寺攻略でその使命を失う。江戸期になると宿場として栄えた。
 有馬街道、西宮街道、京伏見街道が、丹波の入口にあたるこの地で交差していたことから、幕府は交通の要衝である小浜を重要視し天領とした。旅籠や木賃宿、馬借などが建ち並び、1851年(嘉永年間)の記録では戸数202戸、人口800人で専業農家はほとんどなかったとされる。当時の町屋や抜け荷の禁止や駄賃を定めた制札(幕府の御定書)、大工道具などが遺されており、資料館は、幾多の変遷の中で伝えられてきた歴史資料を収集・保存、展示している。
 また、資料館周辺は江戸時代の町並みが保存・維持されており、この地の出身力士の谷風岩五郎の墓をはじめ、虫籠窓や格子戸などのたたずまいを見ることができる。
★宝塚市小浜5丁目6-9 電話 0797-81-3655。JR宝塚駅から阪神バスで10分、小浜停留所北すぐ。開館は10時から16時。月曜休館。無料。
写真:資料館の周辺も江戸時代の町並みが保存・維持されている
2011年2月8日号