「新社会兵庫」 2019年12月24日号
 「老朽原発うごかすな!」―。関西電力がすでに40年を超えている高浜原発1、2号機と美浜原発3号機の再稼働を画策していることに対し、11月23日、高浜原発前を出発して関電本店までの約200`を16日間をかけて、再稼働阻止を訴えながら徒歩でつないできたリレーデモが12月8日、大阪市の関電本店前に到着。このリレーデモに呼応して各地でさまざまな行動を起こした人たちも合流して、14時から「老朽原発うごかすな!関電包囲大集会」が開かれた。全国から集まった1100人は、「関西電力、原発やめろ!」「ワイロより廃炉!」などと関電本店に向かってコールし、気勢をあげた。
 10月1日から11月22日を「老朽原発うごかすな!キャンペーン」期間として、関西各地や福井、名古屋等でのリレーデモや集会などの行動を、さらには11月23日に高浜原発前から出発したリレーデモを呼びかけたのは、オール福井反原発連絡会、ふるさとを守る高浜・おおいの会、若狭の原発を考える会などでつくる「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」。かつてない多くの市民団体、労働組合、政党などの賛同と参加が集まった。
 関電包囲大集会は、関電本店に向けた怒りのコールから始まった。「原発マネーの還流許さない!」「ワイロより廃炉!」「老朽原発うごかすな!」などのコールが響き渡る。
 主催者あいさつを皮切りに、キャンペーンに呼応した福井県内リレーデモや兵庫の「姫路→関電本店リレーデモ」のほか、滋賀、京都、大阪北摂、奈良・東大阪の各エリアの行動の報告やアピールが続き、原発の立地地域をはじめ全国各地で反原発運動に取り組む団体からの連帯アピールが次々と行われた。避難者からの訴えもあった。また、フォーラム平和・関西ブロックや全労連近畿ブロックなど労働団体からもあいさつが行われた。
 最後は、「今は老朽原発廃炉、原発全廃に向けて大きく前進する絶好のチャンス」とする集会決議の採択とコールで閉じた。 >
最終日は80人で尼崎を出発して大集会に合流 兵庫リレーデモ
 兵庫では、「本流」のリレーデモに呼応して姫路から関電本店までの94`をデモでつなごうと11月2日にJR姫路駅前を出発したリレーデモ(既報)は、最終の9日目の行程となる12月8日、阪神尼崎駅前で出発集会を行い、約80人が関電本店までの約9`のコースをデモして包囲大集会に合流。集会でその取り組みを報告した。
写真:(上)全国から集まった1100人は関電本店前で「関電に原発を動かす資格はない」「ワイロより廃炉」などのコールで気勢を上げた、(下)集会の中で兵庫の「リレーデモ」の取り組みを報告、12月8日、大阪市北区
 I女性会議ひょうごは12月8日、神戸市長田区の新長田勤労市民センターで「2019平和の集い」として、新聞労連委員長の南彰さんを招いて「ここまで来ている!メディアの危機」と題した講演会を開いた。
 今、マスコミに向けられている目は厳しい。安倍政権に不都合な報道をしないマスコミ。「マスコミはどうなっているんだ」―そう思う人が多いのか、当日は150人を超える人で会場は埋まった。
 南さんの講演は、いま権力に対峙して声をあげだした若手記者たちを励ましたくなるような内容だった。
 SNSが普及し、誰もが一方的に情報を発信できるようになった今、取材先との関係が以前とはずいぶん変わってきたという。総理の記者会見が激減し、一方的な発信が増え、公の取材機会はどんどん狭まっている。フェイクニュースが横行し、メディアに対する不信感が大きくなっている。
 そんな中、市民からの信頼を取り戻そうと声を上げ始めた若手記者たちがいる。新聞労連などが開いた官邸前集会で「質問制限は許せない」「知る権利を守ろう」とマイクを持ち訴え、歩み出した記者たちがいるのだ。
 韓国では市民とメディアが一緒になって闘った。
 韓国に学び、私たち市民もいい記事には「よかったね」とメールを送るなど、メディアとつながっていこう、そしてメディアを強くしよう。そう思った集会だった。
※講演はIWJが収録して https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463398 で見ることができる。
(佐野みさ子)
写真:約150人の参加者の前で講演する南彰さん=12月8日、神戸市
 「生きやすい社会を求めて」をテーマ、大内裕和さん(中京大学教授)の講演会が11月30日、西宮市内で開かれた。
 山口みさえ芦屋市議の司会で始まった講演会の冒頭、主催者を代表して憲法を生かす阪神連絡会代表の上原康夫弁護士があいさつし、英語民間試験導入をめぐる萩生田文科相発言と安倍政権の教育政策を痛烈に批判した。
 大内さんは講演でまず、なぜこれまで奨学金やブラックバイトの問題に取り組んできたのかと、その意味を現代の新自由主義の政治や社会との文脈の中で明らかにし、憲法25条問題の取り組みこそが重要だと問題提起。
 それを基軸に、若者が安倍政権を支持する生活と意識の状況を構造的に分析し、安倍改憲反対派の課題について提起した。若者にとっては「貧困と格差」の是正こそが憲法9条以上に切実な課題になっているとして、その課題に十分取り組めてこなかった戦後の革新運動の弱点にも言及した。
 そして、安倍改憲反対派が多数派を形成するためにとして、9条だけでなく25条を具体的に実現していく政策と取り組みを強調して、@奨学金は給付型奨学金へAブラックバイト、ブラック企業の根絶B最低賃金全国一律1500円C非正規公務員の正規化D公務員定員の増員E家賃補助制度の導入と公的住宅の増設などのハウジングファーストの実現などをあげた。さらに、「消費税5%への減税」と「社会保障財源の明示化」(垂直的再分配による格差と貧困の是正)の野党共闘(25条共闘)の構築を次期衆院選の課題だと力を込めて提起した。
写真:(上)講演する大内裕和さん、(下)「生きやすい社会を求めて」をテーマに憲法を生かす阪神連絡会などで作る実行委員会が主催した=11月30日、西宮市
インフォメーション
阪神淡路大震災から25年 
   震災とアスベストを考えるシンポジウム
  • 日時=2020年1月11日(土)13時30分
  • 場所=神戸市勤労会館・大ホール
  • 内容=記念講演「阪神淡路大震災におけるアスベスト飛散の検証」中地重晴さん(熊本学園大学社会福祉学部教授)など
  • 主催=震災とアスベスト実行委員会 ?078・382・2118
阪神・淡路大震災25年 
第25回1.17追悼・連帯・抗議の集い
  • 日時=2020年1月17日(金)5時30分〜15時(発言と演奏は12時〜15時)
  • 場所=神戸市役所1号館前
新社会党兵庫県本部 2020年新春の集い
  • 日時=2020年1月18日(土)18時30分
  • 場所=兵庫県民会館・11Fパルテホール
  • 参加費=3000円 ※事前に兵庫県本部まで申し込んで下さい
市民デモHYOGO新年交流会
  • 日時=2020年1月19日(日)13時30分
  • 場所=神戸市水道局たちばな職員研修センター(JR神戸駅北・あすてっぷKOBE西隣)
  • 内容=問題提起・分科会など
  • 連絡先=080・5631・7699(西)