「新社会兵庫」 2019年10月22日号
 全国の地域ユニオンが結集するコミュニティ・ユニオン全国ネットワークの「第31回コミュニティ・ユニオン全国交流集会inひょうご姫路」が10月5、6日の両日、姫路市内のホテルで開かれ、過去最高の536人が県内はじめ全国から結集した。兵庫県での開催は、阪神・淡路大震災直後の1996年に第8回が神戸市内で開かれて以来の2回目。兵庫ではその全国交流集会の受け入れを契機に、地域ユニオンの結成が各地に広がり、「ひょうごユニオン」の結成に至った歴史的経過がある。今回の受け入れに当たり、兵庫県パート・ユニオンネットワーク(略称「県ネット」)が中心となって昨年5月に現地実行委員会を立ち上げ、準備を重ねてきた。
 「どこかで誰かが声をあげればみんなで駆けつける闘うネットワークを!」―。今回の交流集会で掲げられたスローガンだ。全体集会の冒頭、現地実行委員会を代表して歓迎と連帯のあいさつに立った上山史代実行委員長(武庫川ユニオン委員長、コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク代表=今総会で退任)はあいさつのなかで、「『県ネット』のこれまでの活動の中から生まれたスローガンでもあり、兵庫の運動の特徴でもあることを全国の仲間にぜひ知ってほしいという願いが込められている」と紹介。
 その後、全国ネットの総会へと移行し、活動方針では、「労働組合に対するあらゆる権利侵害を許さない強固なネットワークの拡大を」や「ユニオン非正規春闘の取り組みを」などが提起された。  議案の採択後、@大阪高裁で完全勝訴をかちとった住友ゴムアスベスト訴訟のたたかい(西山和宏・ひょうご労働安全衛生センター事務局長が報告)、A韓国から14人が参加した韓国非正規職労働団体ネットワーク(韓非ネ)の非正規労働の拡大に対抗するたたかい、Bユニオンみえの、シャープ工場で使い捨てされる外国人労働者の実情とそのたたかいの3つの特別闘争報告が行われた。
 休憩をはさみ、政治・社会を軽妙に風刺する松元ヒロさんのライブが行われ、憲法となにかを分かりやすく訴える『憲法くん』も演じられた。
 さらに、「県ネット」の歩みがまとめられたDVDの上映があり、兵庫の非正規労働者のたたかいの歴史が全国の仲間に紹介された。
 全体集会の終了後も、レセプションまでの待ち時間を利用して別会場では全国の熱い争議の報告集会が開かれた。
 レセプションでは全国からの参加ユニオンが紹介され、最後は韓国労働者のダンス「カジョ」をみんなで踊って盛り上がり(写真下)、インターナショナルの合唱と「団結がんばろう」で締めた。
 2日目は、朝から12の分科会に分かれて熱心に討論・交流し、閉会集会で来年の交流集会は神奈川県横須賀市で9月26日〜27日に開催されることが確認された。
 休憩をはさみ、政治・社会を軽妙に風刺する松元ヒロさんのライブが行われ、憲法となにかを分かりやすく訴える『憲法くん』も演じられた。
 さらに、「県ネット」の歩みがまとめられたDVDの上映があり、兵庫の非正規労働者のたたかいの歴史が全国の仲間に紹介された。
 全体集会の終了後も、レセプションまでの待ち時間を利用して別会場では全国の熱い争議の報告集会が開かれた。
 レセプションでは全国からの参加ユニオンが紹介され、最後は韓国労働者のダンス「カジョ」をみんなで踊って盛り上がり(写真右)、インターナショナルの合唱と「団結がんばろう」で締めた。
2日目は、朝から12の分科会に分かれて熱心に討論・交流し、閉会集会で来年の交流集会は神奈川県横須賀市で9月26日〜27日に開催されることが確認された。
写真:過去最高の結集で会場が満席となる熱気の中全体集会が始まった=10月5日、姫路市
 新社会党中央総支部が主催し、あわはら富夫後援会が後援する「第18回平和in秋まつり」が10月13日、中央区の葺合文化センター・ホールで開かれ、党支持者や後援会員ら約200人が参加した。同ホールが今後なくなるため、同会場での開催は今回が最後となる。
 まつり第1部はDVDの上映。まず、異常気象による自然災害が多発するなか災害への備えを考えようと、昨年にひきつづき、「昭和13年阪神大水害」の記録映像を観た。前日からの台風19号の猛威が東日本の広範囲に甚大な被害をもたらしたばかりのときだけに、水害の脅威がいっそう大きく生々しく伝わった。
 つづいて、ヒロシマ・ナガサキの原爆被害の実相を伝え、核廃絶を願う若者たちの運動などを描いた「地球の風ぐるま―ヒロシマ・ナガサキに学ぶ」を観た。
 あわはら富夫神戸市議による主催者あいさつを間にはさんで、第2部のステージでは歌で平和を訴えようと、秋まつりの常連グループ「フォーコーナーズ」や岩本愛子さん、岩本やすしさんが登場し歌を披露した。
 第2部からは、あわはら後援会によるおでんやお寿司のコーナー、さらにとれたて野菜市も開かれ、交流・懇親の時間を楽しんだ。抽選会ではあちこちから歓声があがり会場が盛り上がった。
 まつりの最後は、出演者全員とあわはら市議がステージにあがり、参加者全員で「戦争を知らない子どもたち」を歌って閉を閉じた。
写真:祭りの最後は出演者全員がステージに上がり参加者全員で「戦争を知らない子供たち」を合唱=10月13日、神戸市中央区
 新社会党兵庫県本部の女性委員会は9月29日、女性党員交流会を神戸市内で開いた。
 集いでは、神戸市職労のヤミ専従問題批判に始まった組合つぶしの動きが報告され、現在の三宮再開発や敬老パス・福祉パスの改悪問題にもつながる今の市政の進め方について、参加者から疑問の声が上がった。さらに、市税関係の窓口が新長田合同庁舎に集約され、様々な書類は「マイナンバーカード」があればコンビニでもとれるからと、窓口業務を縮小しAIに置き換えようとする動きなども報告された。これらの「改革・変更」が市長のトップダウン方式で行われ、市議会、市民や労働組合を巻き込んでの論議になっていないことが最大の問題点ではないかと議論された。また、チェックオフの廃止が条例化され組合員の減少が危惧されたが、職場懇談会や組合の説明会、新入職員の歓迎会など、これまでの当たり前の組合活動が職場で見えることによって組合員がつながっているとの報告もされた。
 集いではまた、それぞれの活動報告で、周りの仲間、とくに若い仲間とどうつながっていくのか、という努力も話された。沖縄や広島、韓国など私たちの課題につながる場所に一緒に行って話し合おう、そこで学んできたことは学習会や街頭でも返していこうとしてきたという報告だ。SNSを使って若い仲間とつながろう、そのためにも息子や娘の世代の声にもっと耳を傾けようという発言もあった。
 飛び入りで、影山あさこさん(森の映画社)が映画『ドローンの眼』上映会のお知らせで参加するということもあった。「ドローン規制」が私たちの知る権利を脅かすものであることを広げていこうとも話し合った。
(小城)
写真:もっと党の会議にも積極的に出かけ女性党員の奮闘や活動を広げていこうと確認=9月29日、神戸市中央区
 神戸市の「敬老パス」・「福祉パス」制度の見直しをめぐって、「制度改悪は許せない。制度の維持・拡充を」と署名運動に取り組む熟年者ユニオン(山ア貢会長)は、これまでに集めた署名1618筆を、第3回有識者会議(神戸市敬老優待乗車制度・福祉乗車制度のあり方検討に関する有識者会議)を前にした10月11日、神戸市長と神戸市保健福祉局長宛てに要望書を添えて提出した。
 この日の提出は、年金者組合らでつくる各区の「『敬老・福祉パス』制度をよくする会」と合同で、同会が同じ趣旨で別に集めた署名2万2302筆(9区合計)をも合わせ、同時に行われた。対応にあたった神戸市高齢福祉部長に対し、「よくする会」は各区の会ごとに、また熟年者ユニオンも、「高齢者の切実な気持ちが詰まった重い署名」「必ず有識者会議に署名のことを報告するように」など、それぞれに言葉を添えて署名簿を手渡した。
 署名提出後は短い時間ながらも市に対する質問や要望を伝える場となり、「なぜ当事者である高齢者の声を聴く機会を持とうとしないのか」「市民への広報がまともにされていない」「なぜ制度への予算を増やそうとしないのか」など、質問や意見が活発に出された。
 市側はこれらに対し、「制度維持のための見直し」の弁明に終始。10月15日の第3回有識者会議ではこれまでの会議で出た意見をもとにした論点で議論し、?回目の有識者会議で報告の最終素案をまとめる予定とし、その検討をもとにした改定案をパブリックコメントにかけるなどと答えた。
写真:熟年者ユニオンと各区の「敬老・福祉パス制度をよくする会」が一緒に神戸市に対して、約2万4千筆の署名を提出=10月11日、神戸市役所
 労働大学近畿支局は今年も神戸、東播磨、姫路、但馬の4地区で「2019年労働大学講座」を開講し、受講生を募集している。講座は、新社会党兵庫県本部、I女性会議ひょうご、社青同兵庫地区本部が後援している。
 開催要項は次の通り(すでに始まっている講座もある)。問い合わせは労働大学近畿支局へ。電話・ファックス 078・361・5051
《神戸講座》 ▼開講日/講義テーマ/講師(全6回) @10月17日(木)/憲法改悪を許すな/鈴田渉 A10月24日(木)/原発―再稼働と廃炉/米岡忠之 B10月31日(木)/アメリカの社会運動/佐野修吉 C11月7日(木)/年金問題を考える/三木平 D11月14日(木)/労働組合強化に向けて/平田尚 E11月21日(木)/とりまく情勢と課題/津野公男 ▼時間=いずれも午後6時30分〜8時30分 ▼会場=神戸市立婦人会館、神戸市立総合福祉センター(同じ建物内) ▼受講料=4100円(聴講料=1回800円)
《東播磨講座》 ▼開講日/講義テーマ/講師(全3回) @10月23日(水)/安倍政権の右傾化にどう立ち向かうか/今村稔 A10月30日(水)/世界をとりまく情勢と課題/津野公男 B11月13日(水)/労働運動の強化を求めて/有田修 ▼時間=いずれも午後6時30分〜8時30分 ▼会場=加古川市立勤労会館 ▼受講料=2000円(聴講料=1回800円)
《姫路講座》 ▼開講日/講義テーマ/講師(全6回) @10月16日(水)/韓国の労働運動の現状/細川雅弘 A10月23日(水)/憲法改悪―国民投票の問題点/鈴田渉 B10月30日(水)/安心できる年金政策とは/福田義幸 C11月6日(水)/職場のハラスメントに立ち向かう/西山和弘 D11月13日(水)/政府はなぜ原発を推進するのか/米岡史之 E11月20日(水)/私たちをとりまく情勢と課題/今村稔 ▼時間=いずれも午後6時30分〜8時30分 ▼会場=花の北市民広場 ▼受講料=4100円(聴講料=1回800円)
《但馬講座》 ▼開講日/講義テーマ/講師(全3回) @11月1日(金)/職場のたたかい/但馬ユニオン A11月8日(金)/労働組合強化に向けて/菊地憲之 B11月14日(木)/憲法改悪を許すな/鈴田渉 ▼時間=いずれも午後6時30分〜8時00分 ▼会場=豊岡市民会館 ▼受講料=2000円(聴講料=1回800円)  
インフォメーション
ソウルの市民社会運動に学ぶ
     10・30講演と討論の会
  • 日時=10月30日(水)14時〜17時
  • 場所=神戸市勤労会館405・406
  • 講演=「日本の政治を変えるためにソウル(朴元淳市長)の市民社会運動に何を学ぶか」白石孝さん(『ソウルの市民社会主義』編著者、官製ワーキングプア研究会主宰)
  • 参加費=500円(学生・生徒、生活困窮者はフリー)
  • 主催=安保関連法廃止!市民の集い(080・5631・7699西)、憲法を生かす会・西神戸連絡会(090・2289・6481小谷)
「憲法を生かす会・ひょうごネット」
      第3回総会&交流会
  • 日時=11月3日(日)13時30分
  • 場所=神戸市勤労会館405
  • 内容=●第1部 DVD「ドローンの眼」上映(ドローンで見る沖縄の基地)●第2部 総会と交流会 ◎講演「安倍改憲の今後の動向と私たちの課題」鈴田渉さん◎活動報告・討論・交流など
第23回働く女性の交流集会
  • 日時=11月4日(月・祝日)13時30分〜16時30分
  • 場所ひょうご共済会館
  • 内容=講演「怒りを力に変えて―コミュニティユニオンの活動」寺山早苗さん(連合福岡ユニオン書記長)や職場報告など
  • 参加費=1,000円(お茶・資料代)学生無料
  • 主催=集会実行委員会(連絡先=078・360・4674)
シンポジウム
  「高等教育の無償化へ 今、何が必要か」
  • 日時=11月9日(土)13時30分
  • 場所=神戸市勤労会館
  • 内容=◎講演「なぜ、高等教育の無償化か」渡部昭男神戸大学教授 ◎報告「大学生の実態と提案」中野典氏ほか ◎パネルディスカッション
  • 資料代=500円、学生無料
  • 主催=> 奨学金問題と学費を考える兵庫の会、奨学金問題全国対策会議
米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2019
  • 日時=11月10日(日)11時15分:基地見学会/13時20分:集会/15時20分:デモ
  • 場所=京丹後市・丹後文化会館
  • 主催=米軍基地建設を憂う宇川有志の会、米軍基地反対丹後連絡会/協賛=米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会、米軍基地いらない京都府民の会
  • 参加申し込み=憲法を生かす会・ひょうごネット(078・361・3655)まで(8時、JR神戸駅集合、車で出発)
熟年者ユニオン結成20周年記念
    藤田孝典さん講演会「絆を切るな」
  • 日時=11月17日(日)14時〜16時30分
  • 場所=神戸市勤労会館2階多目的ホール
  • 参加協力金=800円(35歳以下400円)
  • 連絡先=熟年者ユニオン078・382・2116
総がかり行動兵庫11・27憲法集会
  • 日時=11月27日(水)18時30分
  • 場所=神戸市勤労会館7F大ホール
  • 講演=「危ない日本の憲法診断―立憲か壊憲か」水島朝穂さん(早稲田大学法学学術院教授)
  • 協力費=500円
  • 主催戦争をさせない、9条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会
大内裕和さん講演会
  • 日時=11月30日(土)14時
  • 場所=西宮市勤労会館4階
  • 講演=「生きやすい社会をもとめ 奨学金改革でつかめ、未来を!」大内裕和さん(中京大教授、奨学金問題対策全国会議共同代表)
  • 参加費=500円(大学生以下無料)
  • 主催=同講演会実行委員会〈連絡先=憲法を生かす阪神連絡会(090・4560・5020奥山)〉