「新社会兵庫」 2019年9月24日号
福山真劫(平和フォーラム共同代表)が講演
 戦後2番目に低い投票率だった7月の参院選でただ過半数を確保したということをもって「国民から力強い信任を得た」として改憲への強い意欲を示し続ける安倍改憲策動と向き合い、私たちの課題を考えようと、「戦争をさせない1000人委員会・ひょうご」は9月8日、神戸市中央区の兵庫県教育会館で、福山真劫さん(「フォーラム平和・人権・環境」共同代表)を講師に招き、学習会を開いた。学習会には約70人が参加した。
 今回の学習会は、「1000人委員会・ひょうご」が継続して取り組んでいる「毎月19日行動」の9月期の活動として企画されたもの。
 「平和フォーラム」のほか、「戦争をさせない1000人委員会」と「戦争させない、9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の共同代表も合わせ務める福山さんは、「総がかり行動を含めた中央情勢」と題して講演。「戦争する国づくり」を推進してきた安倍政治、安倍改憲策動との対抗の必要性から「1000人委員会」、さらには、共産党系団体をも含む共闘組織の「総がかり行動実行委員会」へと発展してきた共闘の枠組みの広がりについて、平和フォーラムでの17年間の自身の活動をも交えて報告。さらに、たんに大衆運動だけでは安倍政治に勝てないと、2015年10月の市民連合の立ち上げとその連携の上に野党共闘を組み立ててきた経緯などについても述べた。
 そのうえで、先の参院選の得票結果などを踏まえた次期総選挙の展望について、野党共闘をきっちり実現しさえすれば過半数の獲得も可能だと指摘。その成否のポイントは、会派を統一した立憲民主党と国民民主党の動向と、何よりも連合の野党共闘への参加だとして、安倍政治打倒のためにはもうひと回り大きな野党共闘、総がかり行動こそが必要だと提起した。
 また、当面の運動課題として、改憲問題、軍備増強への対抗、沖縄のたたかいへの連帯、東アジアの平和問題などについても、それらをめぐる情勢に触れつつ、その重要な意義が提起された。
 なお、「1000人委員会・ひょうご」の年内の「毎月19日行動」(街頭宣伝行動)は以下の通り。
●10月18日(金)JR元町駅東口南側 ●11月19日(火)JR明石駅・山陽明石駅東側高架下 ●12月19日(木)JR西宮駅南口西側
※時間はいずれも17時30分〜18時30分
写真:(上)「毎月19日行動」の9月期の行動として企画された学習会で70人が学んだ、(下)講演する福山真劫さん=9月8日、神戸市中央区
  「フクシマ・8年間の記録と記憶―フォトジャーナリスト・豊田直巳写真展」が、憲法を生かす北区の会などでつくる実行委員会の主催で9月6日から10日までの5日間、神戸市北区の神戸電鉄鈴蘭台駅がはいる商業施設3階のすずらん広場で開催された。
 東日本大震災以降、主に原発事故被害の取材を続けている豊田直巳さんが2012年から17年の間に福島県で撮った写真のパネル40点が会場に展示され、原発事故後の住民らの日常や被災地の実相の一端が紹介された。農業を再開した住民、積み上げられた汚染土を詰め込んだ黒のフレコンバッグ、甲状腺検査を受ける子ども……。
 期間中、延べ約500人の来場者があり、会場に置かれたアンケート用紙には70人近くの人たちから以下のような感想が寄せられた。「写真から被曝した人や動物たちの声が聞こえてくるように感じた。それにしても国、東電はどこまで責任逃れをするのか」「今も苦しみ続けている人がたくさんいて、小さな子ども達が甲状腺の病気にさらされている。その中で、なおも原発が推進されるような世の中とは」。
 憲法を生かす北区の会では、毎年秋頃に写真展を開催しているが(昨年は「石川文洋写真展 辺野古と高江―沖縄の現実―」)、実行委員長の山ア貢さんは「見終わって泣いている高齢の女性もいた。写真の力は大きいと思った。『写真を見て初めて福島のことを知った』という小学6年生の感想もあった。来年もぜひこの会場でやりたい」と述べている。
写真:写真展では被災地の実相を伝える40点の写真パネルが説明付きで展示されていた=9月10日、神戸市北区
 昨年8月に病気のために70歳で亡くなった塩谷明さん(前はりまユニオン書記長、元加古川市職労書記長)を偲ぶ会が9月1日、高砂市内で開かれた。塩谷さんが活動してきたひょうごユニオン、はりまユニオン、新社会党加古川総支部の代表の呼びかけで、加古川市職労も含む関係者43人が集まり、塩谷さんの人となり、活動の中でのさまざまなエピソードなどが紹介され、塩谷さんを偲んだ。
 黙とうのあと、呼びかけ人を代表してひょうごユニオンの岡崎進委員長が「兵庫のユニオン運動に欠かせない人を失った。遺志を継いで頑張っていくしかない」とあいさつ。その後、ユニオン運動で関わりの深かった上原康夫弁護士(ひょうご労働法律センター代表)と小西純一郎さん(ひょうごユニオン元委員長)の2人が塩谷さんとの思い出を語った。
 献杯を挟み、生前の塩谷さんの活動を伝える写真が映し出されたのち、出席者全員から塩谷さんを偲ぶスピーチがあった。口をそろえて語られたのは、労働者へのやさしさ、とくにユニオン運動の中で見せた弱い立場の人へのやさしい接し方とフットワークの軽さ。市職労運動やユニオン運動のなかで「塩谷さんにたいへんお世話になった。ありがとう」という感謝の言葉も続いた。
 また、時間があればいつも本を読んでいたという大の読書家であり、絵が好きだったことや料理がたいへん上手だったというエピソードも紹介され、当日、会場に飾られた風景画のすばらしさに称賛の声が集まった。
写真:塩谷明さんが活動してきたひょうごユニオン、はりまユニオン、加古川市職労、新社会党の関係者が集まって塩谷さんを偲んだ=9月1日、高砂市
インフォメーション
消費税引き上げNO!
     いのちとくらしを守ろう集会&デモ
  • 日時=9月28日(土)14:30〜
  • 場所=東遊園地・北端の女性像の前(神戸市役所南隣)
    ※集会15時〜16時、デモ・三宮センター街〜元町3丁目
  • 主催=こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO
  • 連絡先=080・5630・7699(西)
第5回東灘憲法カフェ
  • 日時:9月28日(土)13時30分〜15時
  • 場所:神戸市東灘区・うはらハウス1階・地域住民交流室(甲南本通り商店街)
  • テーマ=「これからどうなるの?私たちの年金」講師:菊地憲之さん(安心と笑顔の社会保障ネットワーク代表)
  • 参加費=200円(茶菓子・資料代)
  • 主催=憲法を生かす会・東灘、ろっこう医療生活協同組合
  • 連絡先=080・5711・9595(中西)
第18回平和in秋まつり
  • 日時=10月13日(日)11時〜14時
  • 場所=神戸市葺合文化センター・大ホール
  • 内容=映画〜平和と災害を考える〜「昭和13年阪神大水害の記録映像」「地球の風車」〜ヒロシマ・ナガサキから学ぶ〜/歌/その他、とれたて野菜市、抽選会など
  • 主催=新社会党中央総支部、あわはら富夫後援会
  • 連絡先=078・251・4778(新社会党中央総支部)
安心と笑顔の社会保障ネットワーク(略称・安心ネット) 講演(公開)&第4回総会
  • 日時=10月14日(月・祝日)14時〜16時30分
  • 場所=神戸市勤労会館403号
  • 内容=第1部・総会/第2部・講演「『成年後見制度』知っていますか?〜制度の現状と課題について〜」川元志穂弁護士
  • 参加費=500円
  • 主催=安心ネット
  • 連絡先=078・361・3655
第7回新治さかぐら寄席@太陽
  • 日時=10月19日(土)14時開場、14時半開演
  • 場所=明石市・太陽酒造(山陽電鉄・江井ヶ島駅南へ徒歩4分)
  • 出演=露の新幸、三遊亭絵馬、豊来家玉之助、露の新治
  • 参加費=落語会・2千円、試飲会・千円
  • 申し込み・問合せ=090・2110・8542(岡崎)
「年金問題を考える」
  〜憲法を生かす会・明石 19秋季学習会〜
  • 日時=10月24日(木)18時半
  • 場所=明石市勤労福祉会館 2階 第一講習室
  • 講演=「年金制度の過去・現在・未来」、講師:福田義幸さん(年金問題研究家)
  • 参加費=200円
  • 主催=憲法を生かす会・明石 078・914・4341