「新社会兵庫」 2019年7月23日号
ひょうごユニオンが定期総会開く
 県内の7つの地域ユニオンなどで構成されるひょうごユニオン(岡崎進委員長)が6月29日、明石市内で第22回定期総会を開き、この1年の諸活動を振りかえり組織拡大など新年度の活動の強化を確認するとともに、今年10月5日、6日の両日、姫路市で開催されるコミュニティ・ユニオン全国ネットワークの第31回全国交流集会を、地元から250人の結集をめざすことを含めて400人の結集を目標に必ず成功させようと誓い合った。
 総会の冒頭、あいさつに立った岡崎委員長は、委員長に就任してからのこの1年間について「激動のなか、ひょうごユニオンは昨年で結成20周年を迎えた。いま、格差と貧困、社会の分断が進み、その矛盾が音を立てて噴き出している。賃金水準は過去20年で9%減り、非正規労働者は300万人増えた」とし、ユニオンの現状について「確かに労働運動は後退し、ひょうごユニオンも組合員数では減退しているが、それでも7つの地域ユニオンで手弁当での奮闘が続いている」と述べ、最後に「3つのお願いをしたい。組織の拡大・強化、全国交流集会の成功、参院選の取り組みを」と訴えて締めた。
 つづいて、全国コミュニティ・ユニオンの岡本哲文事務局長を皮切りに明石地労協、新社会党兵庫県本部、4月に初当選した吉田秀夫明石市議から来賓あいさつが行なわれた。
 運営委員会から活動報告や議案提案を受けての質疑・討論では、各地域ユニオンや直轄の分会から、裁判闘争を含めいま闘っている闘争や交渉などの報告がつづいた。
 また、昨年立ち上げた「NPO法人働く人の相談室」の活動の報告などもあった。
 総会では、これらの活動の集約の場として、10月の姫路での全国交流集会の意義が強調され、その成功への取り組みの強化を再確認し合った。
 新たに選出された主な役員は以下の通り。▽委員長=岡ア進(再)▽副委員長=旭茂雄(再)、石上敬三(再)▽事務局長=小西純一郎(新)
 総会終了後は、警察権力による全日建連帯労組関西地区生コン支部への異常なまでの不当な大弾圧について、その攻撃と闘っている全日建連帯労組近畿地本の柿沼陽輔委員長から特別報告を受け、支援を確認しあった。
写真:県内の7つの地域ユニオンの活動の報告も行われ今後のいっそうの奮闘を誓い合った=6月29日、明石市
 「辺野古の今を知り、沖縄の闘いに学ぶ」と題した学習交流会が6月29日、県加古川総合庁舎内で開かれ、会場いっぱいの85人が参加した。主催したのは「辺野古新基地に反対する兵庫・播磨の会」で、憲法を生かす加古川・稲美・播磨の会と平和憲法を守る高砂市民の会が賛同した。
 集会の冒頭、「沖縄の文化と闘いの歌に触れよう」と、沖縄の歌を参加者も一緒に歌ったのち、「沖縄ドローンプロジェクトの活動」として、辺野古の現状をドローンで撮影したDVDを観た。
 メインは、沖縄県読谷村在住の平和ボランティアガイド、富樫守さんによる「辺野古の今と沖縄の苦痛」と題した講演。パワーポイントで、今では想像できない米軍キャンプシュワブが増設される以前の辺野古崎の松の大木の写真などが紹介された。のどかな浜辺が映し出され、辺野古浜の破壊の巨大さ、深刻な現状を改めて突きつけられた。座り込み行動で機動隊が市民を取り囲み、「拘束」している画像も映され、「沖縄の苦痛を本土のみなさんも受け止めてほしい」と富樫さんは訴えた。
 さらに、富樫さんは「工事の進行は、政府が県民にあきらめ感を生み出そうとしているに過ぎない」とし、「全国に基地建設反対の世論をさらに広めることが重要だ」と訴えた。また、現場での抗議行動が、政治や世論に訴える民主主義的な手段としてたいへん重要だとも主張した。
 集会では「第26回被戦地オキナワ青年の旅」に播磨から参加した青年の行動報告も行われた。
 その後、「質問・意見交換会」が行われ、会場からは活発な質問や発言が続いた。「沖縄でも10代、20代で自民党支持者が過半数に達している原因に、若者の貧困があるのではないか」「また逆に、県民投票を主導したのは青年たちだった」という意見などが出て、反響の大きな集会となった。
 最後は、7月8日〜10日に辺野古の土砂埋め立て反対座りこみ行動に参加するメンバーが決意を述べて集会を閉じた。
(菅野順子)
写真:(上)会場満席の85人が平和ボランティアガイドの富樫守さんの講演などを聴いた(下)富樫守さん=6月29日、加古川市
  
 憲法を生かす会・長田とI女性会議・長田が主催する憲法カフェ19が7月7日、神戸市長田区の新長田勤労市民センターで開かれ、23人が参加した。
 今回のテーマは、「消費税10%なんてとんでもない!」。安倍政権の経済政策に対抗できる政策をと、「反緊縮」の経済政策を掲げる「薔薇マークキャンペーン」に関わっている大石あきこさん(音くらしデザイン研究所)を講師に消費税の問題についてのお話を聴いた。
 大石さんは消費税減税こそが庶民が豊かになる道と強調。社会保障充実のための財源として消費税増税と言われながら、消費税の逆進性という問題とともに、実際の使われ方が管理できていないことが問題だと指摘。今後、どんな社会にしていくかを議論していくことが大切だと述べた。
 また、逆進性批判への対応として、政府はカード支払いによる還元金や中小零細企業のレジスター導入などへの助成金支給などを宣伝しているが、実際には機械導入の費用の負担で中小企業には生き残りがかかる危機になっているとも指摘。
 理解を深めるためにと、斎藤貴男、湖東京至著『税が悪魔になるとき』などを紹介した。
 さらに、松尾匡立命館大学教授らが進める「薔薇マークキャンペーン」(反緊縮、人々のための経済政策)についても紹介し、財源は国債発行で賄う消費税減税こそが必要だと訴えた。
写真:参議院選挙の争点の一つである消費税増税問題を考えた憲法カフェ=7月7日、神戸市長田区
 憲法あしやの会(代表=上原康夫弁護士)は7月5日、芦屋市内で「2019年総会」を開いた。
 総会では、昨年初めから続けてきた「安倍9条改憲NO!3000万人署名」活動や憲法学習会の総括、会員拡大の現状などについて報告・提案がされ、それらについての討論が行われた。
 署名活動では署名の呼びかけを通じて市民との対話が進んだことや、学習会の中で強調された「平易な言葉で話しかける大切さ」などが改めて確認された。
 新年度においても引き続き、毎月の街頭宣伝や節々の憲法学習会の開催、会員拡大に取り組んでいくことが確認され、上原弁護士を代表とした事務局体制も承認された。
 また、総会は参議院選挙公示直後であったこともあり、選挙のビラ配布などで有権者の反応をつかむことや、今回の選挙の意義をしっかり踏まえて、安倍改憲を許さない議席確保の重要性とそのための取り組みの強化が参加者のあいだで改めて確認された。
 さらに、市議会議員選挙後の動きとして、議会に「辺野古移設を推進する陳情書」提出が行なわれたり、自民党会派の議員が過去からの経緯を無視し、芦屋地労協の事務所が市庁舎内にあるのは行政財産の使用目的から逸脱するとした質疑が本会議で行われるなどのことが総会のなかで明らかにされた。
 こうした国に追随する動きや労働組合・労働運動を「敵視」する策動がある中で、職場や地域から憲法を生かす広範な取り組みの強化が求められていることの認識を共有し合い総会を終えた。
(前田)
写真:毎月の街頭宣伝や憲法学習会の開催、さらに会員拡大に取り組んでいくことを確認した総会=7月5日、芦屋市
インフォメーション
「原爆と人間」写真展 入場無料
  • 日時:8月1日(木)〜6日(火)11時〜19時(ただし6日は18時まで)
  • 場所:JR神戸駅南地下街デュオギャラリー
  • 主催:神戸市原爆被害者の会
  • 後援:神戸市、神戸市教育委員会
第15回ピースフェスタ明石
     〜平和・いのち・子ども〜

 「平和・いのち・子ども」をメインテーマに、明石地労協人権平和センターなどでつくる実行委員会の主催で毎年夏に開催されてきた「ピースフェスタ明石」は今年で15回目を数える。今年は、8月7日から11日の5日間、明石市立勤労福祉会館を会場に多彩な企画内容で開かれる。
 最終日の11日にはTBSテレビ「サンデーモーニング」にコメンテーターとして出演中のフォトジャーナリスト安田菜津紀さんの記念講演がある。
 開催要綱は以下の通り。
  • 【ギャラリー展示】1F
    ☆8月7日(水)〜11日(日)10時〜17時(最終日11日は16時まで)
  • 【戦争体験の集い】2F・第1講習室
    ☆8月10日(土)13時30分〜15時30分
  • 【メイン行事】8月11日(日)2F・全フロアー
    (13時まで無料。13時から有料)
    《入場料》前売り1000円、当日券1500円(障がい者、大学生など半額、高校生以下無料)
    ☆13時〜13時20分
     憲法寸劇〜変えたい!ブラザーズの9条クッキング〜
      出演:あすわか兵庫(明日の自由を守る若手弁護士の会兵庫)  
    ☆13時30分〜15時
     安田菜津紀さん記念講演〜世界と日本の子どもたち〜
      『写真で伝える仕事―子どもたちと向き合って』