- 民意無視の工事再会強行糾弾!
安倍政権の辺野古新基地建設強行に命を削りながら抗い、志半ばで逝った翁長前知事の遺志を引き継いだ玉城デニーさんが8万票の大差で圧勝し、新基地建設NO!の民意を力強く示した沖縄県知事選。だが、安倍政権はこの沖縄の民意にまったく向き合おうとすることなく、埋め立て承認撤回に対しては、防衛省が国交省に不服審査請求と撤回の効力を止める執行停止を申し立てるという理不尽極まる対応で応えた。そして10月30日、国交省は効力停止を決定、11月1日からは問答無用で工事の再開を強行した。こうした中、沖縄と
の連帯をさらに強めようと、「辺野古新基地建設NO! 沖縄連帯の集いin西宮」が10月20日、西宮市立勤労会館で開かれ、約250人が集まった。
主催したのは、安倍9条改憲NO!西宮芦屋市民アクション、西宮中小商工協会、憲法を生かす阪神連絡会、革新芦屋の会、西宮革新懇でつくる実行委員会。当初は9月28日に沖縄県知事選の支援集会として企画されていたものが、翁長知事の急逝で知事選が早まり、選挙最終盤と重なったために日程が変更された。
集会は武庫川ユニオンの仲間の三線演奏で幕を開け、冨田宏治・関西学院大学副学長が開会あいさつ。沖縄県知事選の勝利を心から喜びながら沖縄の人々に感謝し、「この勝利に応える道はただひとつ。全力をあげて安倍政権を追い詰め、追い落とすことだ」と訴えた。 つづいて集会に賛同する県議や西宮、芦屋市議の紹介などがあったのち、満場の大きな拍手に迎えられて山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)が登壇、沖縄県知事選のたたかいを熱く語った。
山城さんは知事選勝利のお礼を述べたあと、「いったい沖縄が日本に甘えているのか、それとも日本が沖縄に甘えているのか」など、翁長さんが残した、“沖縄の魂”から発せられたような言葉の数々を紹介しながら翁長さんを偲んだ。そして、7月27日に翁長さんが埋め立て承認撤回を表明して以降、わずか12日後の翁長さんの逝去、さらにその3日後の7万人が参加した雨中の県民大集会、8月31日の埋め立て承認の撤回、そして9月30日の知事選開票までの“怒涛のような”流れを報告し、選挙戦の実情などを明らかにした。
今回、基礎票でも優位に立ちながら、政権側が選挙戦で見せた企業や組織に対する異常なまでの締め付けや介入。基地問題にはまったく口を閉ざした上でのデマ攻撃。これらの異常さが有権者の間にも浮かびあがり、翁長さんの“魂”と築かれた絆を継いだ玉城さんに支持が大きく流れて圧勝となった。基地NO!の沖縄の民意は明確だった。
だが、問題は今からだ。民意を無視し、工事再開を強行、土砂投入を図る政権の暴挙に対し、問われているのはまさに日本の民主主義だと結んだ。写真:50人の参加者を前に「沖縄からの報告」を行う山城博治さん(上)=10月20日、西宮市勤労会館