「新社会兵庫」 2018年10月23日号
 新社会党灘総支部などでつくる実行委員会(小林るみ子実行委員長)は10月6日、灘区民ホールで「平和まつりinなだ2018」を開催。老若男女約350人が参加し、メイン企画である全日本おばちゃん党の谷口真由美さんの講演会など14の多彩な企画を満喫した。この「平和まつり」は昨年初めて開催し、「こんなに楽しく学べるイベントは毎年やってほしい」という参加者の声を受けて今年6月から準備を進めてきたもの。参加者アンケートでは「すばらしい企画に出会えた」などの感想が多数寄せられた。
 新社会党灘総支部では、この企画を来年春の統一自治体選挙にむけた前半の節目と位置づけ、党が事務局を担いつつ、党員だけではなく、広く支持者や友誼団体にも運営への参画・協力を呼びかけた。
 7月12日に実行委員会を立ち上げ、小林るみ子神戸市議が実行委員長に就任。企画内容の検討や実務準備、チケット販売をみんなで分担して取り組んできた。
開催日当日は台風の余波もなんとかクリアし、約350人が来場した。
 11時開場の1階では、「原爆と人間」写真展、「平和マップを歩く会」の平和マップの展示をはじめとして協賛の各団体によるさまざまな課題の展示、そば打ち名人によるそば打ちの実演・即売、コーヒー販売、沖縄のたたかいの記録DVD『戦場ぬ止み』の上映会が昼過ぎまで行われた。
 午後は5階ホールで地元の障がい福祉作業所ボレロの大正琴の演奏、玉川侑香さんの詩の朗読、神戸朝鮮高級学校吹奏楽部のミニコンサートと、盛りだくさんのステージがあり、いずれも会場の感動を呼んだ。
 メインの「誰もが自分らしく生きられる社会へ向けて〜おばちゃん目線で〜」と題した谷口真由美さんの講演は、私たちが主権者として何をなすべきか、ユーモアと迫力のあふれるお話で、会場全体が沸き、そして真剣に学ぶ場となった。「むつかしいことをわかりやすく語っていただけて勉強になりましたし、面白かったです」(40代、女)との声も。 新社会党灘総支部ではこの成功を力にして、次は来春の選挙勝利に向けて走る。   
(金丸)
写真:(上)ユーモアと迫力あふれる谷口真由美さんの講演を始め14の多彩な企画を満喫=10月6日、神戸市灘区(下)1階のギャラリーではにぎやかに展示物
 新社会党中央総支部とあわはら富夫後援会が主催する「第17回平和in秋まつり」が10月7日、神戸市中央区の葺合文化センターで開かれた。心配された台風も過ぎ、参加者は約250人で会場は満杯に。
 今回は、昭和13年(1938年)の阪神大水害の記録映像と、朝鮮戦争時に神戸港が平和憲法下で米軍に戦争協力をさせられた現実を描いたドキュメンタリーの2本の映像を上映。2本ともその中心は中央区ということもあって、当時の映像に懐かしさを感じた参加者も多かったようだ。しかし、災害にも戦争にも無縁な神戸市民でありたいとの想いを新たにした。合わせて1時間近くの上映だったが、時間が短く感じられるすばらしい映像だった。
 それらを受けて、あわはら富夫神戸市議が豪雨や台風による神戸での土砂災害の危険性について解説。また、朝鮮戦争やベトナム戦争時代の神戸港には米艦船が溢れ、武器弾薬の荷役やベトナムで戦死した米兵の遺体を冷蔵倉庫に移送するのを港湾労働者が担わされたという現実も、当時の労働者から聞いたとして港湾労働者から報告された。
 その後は、あわはら後援会によるおでんやお寿司、野菜市なども開店し、交流・懇親の時間に。若手のフォーコーナーズ、岩本愛子さんのギター弾き語り、中央区在住のはるまきちまきさんの演奏も会場を盛り上げた。
 最後には、春間げんさんのピアノ伴奏で、あわはら富夫市議が音頭をとり、参加者全員で「戦争を知らない子どもたち」を歌って終了した。
(富)
写真:阪神大水害の記録映像の上映や防災についての解説の後は音楽演奏を楽しんだ=神戸市中央区
 憲法を生かす会・東灘は9月24日〜27日、有志6人で「反戦平和・沖縄行動」として沖縄に行った。これまで学習会、映画会、報告会などで沖縄の基地問題にも取り組んできたなかで、実際に現地に足を運んで沖縄の現状を見、交流し、さらには知事選での玉城デニーさんの支援にも参加しようとなり、知事選の期間中に実現したもの。
 2日目の25日は辺野古へ。20年も続く「テント村」側からは、雨の中でも大浦湾の護岸埋め立て工事の状況がはっきり見え、海が荒らされていることが分かった。現地のスタッフから新基地建設をめぐって丁寧な説明を受け、「20年以上経っても反対闘争によって工事は2割弱しか進んでいない。今なら元に戻せる」との言葉を聞いた。
 その後、嘉手納基地、普天間基地が一望できる嘉数高台公園、沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落跡地も訪問した。
 26日はチビチリガマやひめゆりの塔、平和祈念公園など南部戦跡に行ったあと、知事選の玉城デニーさんの応援にも参加した。
 那覇市の東側郊外交差点での街頭演説会では約250人の聴衆を前に、玉城さんは「翁長前知事の遺志を引き継ぎ、辺野古新基地は造らせない」「一人の県民も置き去りにしない」「観光経済を発展させる」など、やわらかな口調ながら力強く演説していた。
 今後予想される辺野古の土砂投入反対の座り込みにも、1人でも多く参加したいと思うとともに、安倍政治を終わらせるため、来春の統一自治体選挙、夏の参院選に全力で取り組む必要性を強く感じた。
(東灘・戸田)
写真:(上沖縄知事選の玉城デニーさんの街頭演説会にも参加=9月26日、那覇市
 憲法を生かす北区の会は10月1〜7日の7日間、神戸市北区のより処「いっぷく」で「石川文洋写真展 辺野古と高江―沖縄の現実―」を開いた。沖縄出身の報道写真家の石川文洋さんが辺野古と高江の反基地闘争のなかで撮影した写真のパネル30数枚が展示された。同会による沖縄をテーマにした写真展は昨年にひきつづき2回目。
 ちょうど展示初日の前夜に、沖縄県知事選で辺野古新基地建設阻止を前面に掲げた玉城デニーさんが大勝した結果が伝わっただけに、最初の入場者は「勝ってよかったね」と喜びを声に出しながら、会場に足を踏み入れた。アンケートにも「デニーさんの勝利に大きな勇気をもらった」「デニーさんの勝利、良かった。沖縄県民の気持が今度の選挙に表現されたのをこの写真展で見られた」など、県知事選の勝利の喜びを共有する声や、改めて辺野古新基地建設を許さないという声が多く書かれていた。
 写真展には全期間を通じて、約200人の入場者があった。
 ちなみに、石川文洋さんはいま、7月9日に北海道宗谷岬を出発して最終目的地の故郷、那覇をめざし、約3500`の行程を徒歩で撮影を続けながら日本縦断の旅を続けている最中だ。那覇到着は来年4月の予定。
写真:沖縄県知事選での玉城デニーさんの大勝の喜びが写真展にも持ち込まれた=10月4日、神戸市北区
 コミュニティユニオン第30回全国交流会が10月6、7日の両日、岩手県盛岡市で開催され、兵庫から26人が参加した。
来賓として登壇した日本労働弁護団幹事長の棗一郎弁護士は、「改憲発動を許さず、アベ政権を退陣に追い込もう」と力強くあいさつされた。
記念講演では、労働政策研究・研修機構の呉学殊主幹研究員から「コミュニティユニオン(CU)に期待すること」をテーマに講演を受けた。呉研究員は、CU、連合、全労連、全労協を対象に行った調査結果をもとに、CUの紛争解決力の高さを強調するとともに、紛争解決合意書に再発防止の内容を盛り込むことで使用者に労働法の遵守意識や労務管理の高度化を図ることを促していると指摘。高い紛争解決力と予防力の「源泉」として、指導部の経験に基づく専門性の高さと熱意、並びに広いネットワークによる情報交換の充実等を挙げた。
2日目に参加した「働き方改革」に関する分科会では、中野麻美弁護士から「安倍政権がめざす『働き方改革』は企業にとって都合の良い働き手を作り出そうとするもの。労働者は人間としての尊厳を守り、労働組合活動のための自由な時間を確保すべきだ」との問題提起を受けた。参加者からは、超過勤務をする前提で三六協定を締結している実態や、要員確保がされない職場の実体が報告された。
集約集会の最後には、兵庫の代表から来年は姫路で開催される全国交流会の成功に向けた決意を述べ、すべての日程を終えた。
(姫路ユニオン・細川雅弘)
写真:来年は姫路市での開催を確認したコミュニティユニオン第30回全国交流会=10月6日、盛岡市
 マルクス生誕200周年の年にマルクスに立ち返り社会主義の多様な可能性を考えようと、「2018社会主義ゼミナールin近畿」が10月14日、大阪市北区の国労大阪会館で開かれ、会場満席の132人が参加した。
 講師は昨年に引き続き、世界的なマルクス経済学者の伊藤誠さん(東京大学名誉教授)。「新自由主義の克服と21世紀型社会主義」と題した講演を行った。
 伊藤さんは、21世紀型社会主義の理論的可能性を、理論的な次元と現代生じている社会主義諸国の体制改革の進展の2つから考察。社会主義への道は1つではないことを認め合い、それぞれの社会の歴史的、現実的な条件にもとづき、働く人々の民主的な決定によって進路選択の余地を広く考慮してゆくことが必要だと提起した。
 最後には、新自由主義的な資本主義諸国のなかに生じている、新たな社会主義の可能性につうずる社会改革への興味ある潮流として、ベーシックインカム、グリーンリカバリー戦略、地域通貨、労働者協同組合を含む広義の労働者組合運動の4つを指摘。これらの新たな潮流を通じて、先進資本主義諸国にも資本主義をのりこえる21世紀型社会主義が探られつつあるとした。さらに、それはよりグラスルーツの分権的で参加型の社会組織や運動に多くの期待をする傾向があるともした。
 そして、先進諸国では21世紀型社会主義は、21世紀型の社会民主主義によって新自由主義を乗り越えることから新たな展望を開くステップを踏んでゆくのではと提起し、日本の野党連合にその方向での期待を寄せた。
写真:昨年に引き続き今年も会場がいっぱいになる132人が集まった社会主義ゼミナールin近畿=10月14日、大阪市
インフォメーション
政治理念・政策から考える
我々に未来はあるか徹底討論会
  • 10月27日(土)13時30分
  • 難波市民学習センター(JR難波駅・オーキャット4階)
  • 「市民の政治行動と東京・ソウルから教訓」
  • 主催:連帯強制・近畿
米軍基地いらんちゃフェスタ2018
  • 11月4日(日)11時〜11時30分基地視察会
           13時フェスタ/京丹後市峰山町・京丹後文化会館
           15時30分デモ出発
  • ※神戸から車で参加します。7時30分にJR神戸駅南出発。憲法を生かす会ひょうごネットに申し込みを。078/361/3655
  • 主催=米軍基地建設を憂う宇川有志の会/米軍基地建設反対丹後連絡会
今伝えたい真実〜望月衣塑子さん講演会
  • 11月17日(土)13時30分ミニライブ 14時講演
  • 四季の森生涯学習センター(篠山市)
  • 前売り券800円(当日1000円、大学生500円)
写真で伝える、世界の子どもたち!
            安田菜津紀講演会
  • 11月18日(日)14時
  • 西宮市勤労会館
  • 参加費 一般1000円(学生以下無料)
  • 連絡先:憲法を生かす阪神連絡会
2018平和のつどい
前川喜平さんに聞く朝鮮学校無償化問題
  • 11月24日(土)14時〜
  • 兵庫県私学会館
  • 参加費1000円(学生・障がい者500円)
  • 連絡先:I女性会議ひょうご
2018労働大学講座が開講
 神戸・東播磨・姫路・但馬の4地区で

 労働大学近畿支局は今年も神戸、東播磨、姫路、但馬の4地区で「2018労働大学講座」を開講する。新社会党兵庫県本部、I女性会議ひょうご、社青同兵庫地区本部が後援している。  開催要項は次の通り。問い合わせは労働大学近畿支局へ。電話・ファックス 078・361・5051
  • 《神戸講座》
    ▼開講日/時間=@10月19日(木)A26日(木)B11月2日(火)C9日(木)D16日(木)E22日(水)の全6回/午後6時30分〜8時30分
    ▼会場=神戸市立婦人会館、神戸市立総合福祉センター内(同じビル内)
    ▼講義テーマ/講師=@平和憲法(自民党改憲草案との対比)/鈴田渉 A安倍政権の「働き方改革」批判/塚原久雄 B原発再稼働反対/米岡史之 C貧困と格差問題を考える/佐野修吉 D安心の社会保障(年金・介護)/小林るみ子 Eとりまく情勢と課題/津野公男
    ▼受講料=4100円(聴講料=1回800円)
  • 《東播磨講座》
    ▼開講日/講義テーマ/講師(全3回) @10月26日(金)/働き方改革のネライ/今村稔 A11月2日(金)/とりまく情勢と課題―世界と日本―/佐野修吉 B11月9日(金)/私と労働運動/長谷川公英
    ▼時間=いずれも午後6時30分〜8時30分
    ▼会場=加古川市立勤労会館
    ▼受講料=2000円(聴講1回800円)
  • 《姫路講座》
    ▼開講日/講義テーマ/講師(全6回) @10月17日(水)/職場のハラスメントとの闘い/西山和宏 A10月24日(水)/沖縄問題を考える/森哲二 B10月31日(水)/アメリカの労働運動は今/佐野修吉 C11月7日(水)/憲法改悪―自衛隊を明記したらどうなる/鈴田渉 D11月14日(水)/原発―放射性廃棄物の行方/米岡忠之 E11月21日(水)/私たちをとりまく情勢と課題/津野公男
    ▼時間=いずれも午後6時30分〜8時30分
    ▼会場=花の北市民広場
    ▼受講料=4100円(聴講は1回800円)
  • 《但馬講座》
    ▼開講日/講義テーマ/講師(全3回) @11月14日(水)/働き方改革/塚原久雄 A11月21日(水)/平和憲法/鈴田渉 B11月28日(水)/ユニオンのたたかい/但馬ユニオン
    ■時間=いずれも午後6時30分〜8時00分
    ▼会場=豊岡市民会館
    ▼受講料=2000円(聴講1回800円)