モリ・カケ問題をめぐる公文書の隠蔽・改ざん、虚偽発言や自衛隊日報の隠蔽をはじめ、まるで底が抜けたかのような不祥事の相次ぐ発覚で政・官の信頼は大きく失墜、安倍政権は揺らぎを見せている。こんな政権に改憲を語る資格などはないはずだが、安倍首相は変わることなく改憲への執念を燃やし続けている。安倍9条改憲を阻止しようと、各地の3000万署名にも拍車がかかる。揺らぐ安倍政権をさらに追い詰め、3000万署名の高まりで改憲発議を断念させる気運をつくろう。そんな決意を込めた集会が各地で開かれている。
- 安倍9条改憲NO!3000万署名
篠山・丹波で集会 高田健氏が講演
「憲法を生かす3000万人署名・市民アクション篠山・丹波のつどい」(実行委員会主催)が4月10日夜、丹波市内で開かれ、会場いっぱいの130人が参加した。
「つどい」では、「総がかり行動実行委員会」共同代表の高田健さんが「憲法をめぐる情勢と私達の活動・展望」と題して講演した。
高田さんは、「安倍9条改憲は『自衛権』一般の行使の宣言であり、2015年に強行した安保法制の枠組みを越え、国連憲章51条にいう『集団的自衛権』の行使、いわゆるフルスペックの集団的自衛権の行使が可能となる」「『必要最小限度の実力組織』の規定を外すことで、自衛隊は憲法上の制約なく、海外で戦争できることになる」と指摘。「シビリアンコントロールが効かない自衛隊の暴走が明白になるとともに、行政を私物化する首相官邸疑惑・側近政治が次々と明らかになる中で、とても憲法を変える国会発議を2〜3か月でやり遂げるのは巨大与党でも無理」「3000万人署名運動などで改憲反対の世論が盛り上がれば、年内発議を阻止できる可能性は高まる」「国民投票法では、有料のコマーシャルが無制限であり、最低投票率の規定もなく、改憲派に有利な内容になっている。国民投票にまで持って行かせないたたかいが重要だ。国会発議しても国民投票で通りそうにない状況をつくりだそう」と訴えた。
参加者からは、「安倍首相が追い詰められていることがよく分かった」「発議させない可能性があると聞いて元気が出た」「署名をがんばろうという気持ちになった」などの感想が寄せられ、高田さんの講演は大好評であった。
なお、実行委員会が7日に篠山市内の「さくらまつり」の会場で行った統一署名行動では1時間で72筆の署名が集まり、4月21日にも統一行動が予定されている。
(川崎)
写真:(上)満席の130人が参加した集会で高田健さんが3000万人署名などの世論の高まり具合で年内の改憲発議は阻止できると訴える=4月10日、丹波市(下)講演する高田健さん
- 5.3兵庫憲法集会の成功へ
県下57所で一斉駅頭宣伝
憲法記念日の5月3日に1万人規模の「5・3兵庫憲法集会」を神戸市中央区の東遊園地で開く「戦争させない、9条壊すな!5・3総がかり行動兵庫県実行委員会」(連絡先・中神戸法律事務所)は4月9日、統一ビラを配布しながら集会参加を呼びかけるターミナル宣伝行動を午後6時〜7時の時間帯で県下57カ所で一斉に行った。
行動では同時に「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万署名)」にも取り組み、安倍首相が主張する、自衛隊を9条に明記するという「9条加憲論」は、集団的自衛権の全面的な行使を可能にし、自衛隊がいつでも海外の戦争に参加できる道を開くものだと、その危険性を訴えた。
公文書の改ざんや隠ぺい問題が次々と明らかになる中、安倍内閣の総辞職を求める訴えも響いた。
行動の規模は各地で違ったが、参加者が50人を超える地域もあった。
写真:3000万署名も同時に取り組まれた、5.3集会呼びかけのターミナル行動=4月9日、JR六甲道駅前