「新社会兵庫」 2018年02月13日号
西宮芦屋市民アクションがスタート
 安倍9条改憲NO!全国市民アクションが呼びかけている「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」(=3000万人署名)運動が全国各地で展開されている。何としても“安倍9条改憲”は阻止しよう、そのために3,000万人の署名を集めようと、兵庫でも地域によってはこれまでの枠組みを超えてより広範なかたちの運動体(「○○市民アクション」や連絡会など)の結成が進み、共同の取り組みも広がっている。
 西宮市、芦屋市では昨年の総選挙での兵庫7区の「野党と市民の共同行動」の成果を継承しながら「3000万人署名」運動もひきつづき取り組もうと、憲法を生かす阪神連絡会や9条の会、ママの会など市民グループが議論を重ね、「安倍9条改憲NO!西宮芦屋市民アクション」の結成に至った。
 1月13日に西宮市立勤労会館で開かれた結成総会には厳しい寒さのなか、会場一杯の130人が参加。安倍9条改憲に反対する野党5党(立憲民主党、共産党、社民党、新社会党、緑の党)をはじめ、西宮、芦屋地域の9条の会、みなせん@西宮・芦屋などの市民団体や労働組合の多彩な顔ぶれがそろったほか、山中健芦屋市長や内田樹・神戸女学院大学名誉教授からのメッセージも寄せられた。
 総会では川元志穂弁護士(あすわか兵庫)が「安倍9条改憲NO!3000万人署名の取り組み方」と題して講演し、「9条が改憲されて何が変わる?」「何が問題?」などについて、「日本が海外で戦争することを止められなくなる」などとわかりやすく提起した。
 講演の後、参加者間で交流をしようと、すでに署名運動に取り組んでいる人たちから報告が行われたが、そのなかでは、これまで戸別訪問に取り組み、110筆を集めた人から「できるだけ多くの方に『考える機会、署名ができる機会』を提供することが重要で、署名をするかどうかは相手が決めること」との印象的な提起もあった。
 総会後は約60人が参加して「西宮芦屋市民アクション」としての最初のアピール行動をJR西宮駅前で取り組んだ。両市の市会議員やママの会のメンバーらがリレートークで署名を呼びかけ、にぎやかに市民にアピールを行った。 
(奥山)
写真:(上)結成総会には“安倍9条改憲”に反対する野党5党や市民団体、労働組合などから多彩な顔ぶれ130人が集結した=1月13日、西宮市立勤労会館(下)結成総会終了後は駅前でアピールしながら署名行動=1月13日、JR西宮駅
憲法を生かす会・ひょうごネット
 憲法を生かす会・ひょうごネットは1月18日、定例の「9条改憲NO!木曜行動」を午後5時からJR元町駅前で行い、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」(=3000万人署名)行動に取り組んだ。
 行動後、第23回運営委員会を開き、各地での「3000万人署名」運動の取り組み状況を報告し合うとともに、今後の運動強化に向けた情報・意見交換を行った。
 そのなかでは、目下のところ街頭での反応は決していいとは言えない状況だが、各地区の会では定例の街頭行動の設定、会員への返信用封筒つきの署名用紙の郵送などが行われており、さらに一定の地域に返信用封筒つきの署名用紙の戸別配布やチラシ配布後の戸別訪問などが計画されていることが確認できた。
 また今回、共同の広がりとして、地域でより幅広い運動主体の結成が進んでいることが特徴的だ。垂水区、須磨区、東灘区、西宮・芦屋市、明石市などでの連絡会や市民アクションの結成がみられる。
 こうしたなか、憲法を生かす会・ひょうごネットとしても署名運動をさらに強めるため、3月17日に神戸市勤労会館で「3000万人署名運動交流会」を開き、最新の憲法情勢を学ぶとともに、各地区の取り組み状況や教訓をつきあわせることを決めた。
写真:恒例の「9条改憲NO!木曜行動」で「3000万人署名」集め=1月18日、JR元町駅
市民と野党の共闘の発展を
 新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は1月20日、神戸市中央区の兵庫県民会館で2018年新春の集い(新年旗開き)を開き、来賓や党員、支持者ら約100人が参加した。
 来賓として昨年の総選挙を野党共闘で闘った共産党県委員会(松田隆彦委員長、堀内照文前衆議院議員)、社民党県連(大島淡紅子副代表・宝塚市議)、緑の党県本部(丸尾牧協議委員・兵庫県議)の代表らが顔をそろえ、民進党県連、立憲民主党の立場を表明している水岡俊一前参議院議員からメッセージが寄せられた。
 集いの冒頭、あいさつに立った粟原委員長が「今年は憲法闘争にとって正念場の年。昨年の総選挙では市民と野党の共闘を経験でき、こうして同じテーブルで談笑ができるほど信頼関係もできてきた。市民と野党の共闘をさらに発展させていこう」と訴えた。つづいて菊地憲之書記長からも総選挙・兵庫9区での支援へのお礼が述べられた。その後、出席の3党と連帯兵庫みなせん、上野英一県議(神崎郡選出)からのあいさつのほか、ひょうごユニオン、兵庫労連、全日建近畿地本の労働組合からも連帯のエールがおくられた。
 歓談と音楽の演奏のあと、長田総支部の仲間による安倍政治を風刺するオッペケペー節が披露され、場を盛り上げた。最後は、「3000万人署名」に全力をあげると、憲法を生かす会・ひょうごネットの奥山篤共同代表の決意で締めくくり、団結ガンバローを三唱して閉会した。
写真:集いには来賓、党員、支持者ら約100人が出席して“安倍改憲”阻止の運動強化などを誓い合った=1月20日、兵庫県民会館
市民デモHYOGOが新年交流会
 2016年9月に結成され、現在44団体と44人の個人が参加して、毎月の「19日行動」などに取り組んでいる「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」は1月20日、2回目の「新年交流会」を神戸市勤労会館で開いた。
 交流会では、16年8月の「市民デモ交流会」以降の取り組みの概括を確認するとともに、兵庫県弁護士9条の会の羽柴修弁護士から今後の憲法運動のすすめ方について問題提起を受けた。
 また、「3000万人署名」運動の交流や、沖縄米軍基地建設反対運動、貧困問題の取り組みなどについての提案と討議も行われた。
 「3000万人署名」運動の交流では、改憲で9条に自衛隊を明記することによって「自衛隊を軍隊と位置づけ、戦死できる自衛隊」に変質することをもっと訴えなければならないことや、署名には戸別訪問などの創意工夫が必要であることなどが強調された。
 さらに、沖縄問題では現地への派遣体制を強めていくことも確認されたり、“安倍改憲”阻止にどう取り組むかについての活発な意見交換も行われた。出席者全員から自己紹介と意見表明があった。
(中村)
写真:出席者全員が自己紹介を行い、憲法闘争の今後の進め方などについて意見交換を行った=1月20日、神戸市勤労会館
第23回1.17追悼・連帯・抗議の集い
 阪神・淡路大震災から23年の1月17日、兵庫県被災者連絡会などでつくる実行委員会が主催する「第23回追悼・連帯・抗議の集い」が神戸市役所1号館前で開かれた。  だが、今年はこれまでの集いとは異なった光景となった。ステージやパネル展示がなく、いつもなら長い列ができたぜんざいのふるまいもない。
 震災直後から集い開催の中心を担い、被災者にずっと寄り添いながら被災者支援の取り組みを続けてきた河村宗治郎さん(兵庫県被災者連絡会会長)が、ガンと闘いながらもなんとか今年の集いまでは責任をもって開きたいとがんばってきたにもかかわらず、集い直前の1月8日に力尽き、亡くなったからだ。
 それでも、集い開始時からのスローガン「一人の被災者も取り残さない」に象徴されるような河村さんの遺志を受け継ぎ、市役所前にはテントが張られ、祭壇も設けられた。そして、午後からはこれまでと同様、賛同団体、賛同者によるリレートークが行われた。
 新社会党も神戸市議団の粟原富夫、小林るみ子両市議らが参加し、借り上げ復興住宅の追い出し問題や震災アスベスト対策など、まだ大きな課題として残る震災復興の問題を訴えた。
 トークでは、河村さんゆかりの人々が生前のエピソードなども語り、集いは河村さんを偲び、追悼する場ともなった 。
写真:リレートークでは新社会党神戸市議団のあわはら富夫市議が神戸市による借り上げ復興住宅の追い出し問題を批判し糾弾した=1月17日、神戸市役所前
インフォメーション
神戸空港開港12年抗議集会
  • 2月16日(金)12時15分〜13時
  • 神戸市役所1号館玄関前
  • 参加団体によるリレートークなど
5.3兵庫憲法集会プレ集会
  • 3月1日(木)18時30分〜20時
  • 神戸市勤労会館7F・大ホール
  • 講演「憲法を守る力をつくる」内田 樹さん(神戸女学院名誉教授
戦争をさせない、9条壊すな!5.3兵庫憲法集会
  • 5月3日(木・祝)14時〜15時
  • 東遊園地(神戸市中央区)
  • メインスピーカー 神田香織さん(講談師)
  • ※集会終了後パレード
春闘期の学習会に 「データブック2018〜働く者の「いま」と「これから」〜
  • 労働問題研究委員会編
  • A5判68頁/定価500円(税込み)
  • 内容 働く人々の現状/グローバル化と日本経済/富を勤労国民とその家族へ取り戻そう地方自治/こどもの貧困と教育/農林業とTPP今こそ非武装中立の日本を
  • 申し込みは新社会党兵庫県本部へ(078・361・3613)