- 兵庫9区 きくち憲之さん奮闘及ばず
安倍政権が、森友・加計学園疑惑隠しのため、北朝鮮問題を持ち出し「国難突破解散」などという、ナチスばりのとんでもない表現で衆院を解散、総選挙にうってでた第48回衆議院選挙は10月22日に投開票が行われ、自公の与党で再び3分の2議席以上を確保した。改憲を是とする希望の党、日本維新の会を加えると国会では8割の改憲勢力ができる結果に終わった。こうしたなか、新社会党、共産党、社民党、緑の党の4党の推薦を受け、連帯兵庫みなせん、市民連合あかしなどの市民団体の応援も得て、「市民と野党の統一候補」として兵庫9区でたたかったきくち憲之候補は、懸命の奮闘も及ばず、自民党の牙城を揺るがすことはできなかった。
きくち憲之候補は2万2497票の得票(得票率12・82%)で3位に終わった。投票率は49・17%。
10月22日夜、選挙結果が明らかになり、きくち憲之候補は、台風21号の暴風雨の中を選挙事務所に集まったスタッフらを前にあいさつ。「4党の推薦をはじめ、立憲民主党の立場からも応援もいただき、また、新社会党の全国からの励ましや支援も得てたたかえたことに改めてお礼を申し上げたい」と感謝の言葉から切り出し、「9条改憲を許さないと、安倍政治との対決を訴えたが、有権者に十分に届けることができなかった。力不足をお詫びしたい」と述べた。
告示6日前に希望の党が第2次公認候補を発表、当初想定していた「自民対野党統一候補」の一騎打ちの構図は崩れたが、きくち憲之候補は、選挙の最大の争点は「『安倍9条改憲』を許すのか、否かだ。希望の党では自民に対決しえず、改憲の補完勢力となるだけ。本当の対決軸は、『自民・希望対市民と野党統一候補のきくち』だ」と強調しながら選挙戦をたたかってきた。無名の無所属候補というハンディを負いながらの出発であったが、共産党などの支援も得て、選挙戦での市民の反応は、日に日に手ごたえを強く感じられるほどに良くなっていた。
きくち候補は、「この選挙で野党統一候補としてたたかえたことを土台に、今後もひきつづき安倍改憲を許さない運動をみんなと共に担っていきたい」と、「安倍9条改憲」阻止への決意も表明してあいさつを締めた。
きくち憲之選対も「今回、選挙結果に結びつけることはできなったが、兵庫では衆院選ではじめて野党統一候補を実現できた意義は大きく、『安倍9条改憲』阻止、安倍政権打倒に向け、今後、それぞれが力を強めるとともに、市民と野党の共同、野党共闘をいっそう強めていくことが重要だ。それで展望は開ける」とのコメントを発表した。
今回の総選挙では連帯兵庫みなせんなどの市民の活動もあり、兵庫県内12の小選挙区のうち、9区のほか、3区、6区、7区、8区で立憲野党の共同候補ができ、それぞれの選挙区で、選挙結果は及ばなかったものの、党派を超えて、市民も加わった選挙活動が繰り広げられたことが特徴的だ。写真:(上)きくち憲之さんの第一声でも4野党と市民団体の代表が集まって市民と野党の共闘を強調した=10月10日、明石駅前(下) 右上から時計回りに)雨の中のサンデー行動=10月15日、雨の中での訴え=10月15日、250人が集まった個人演説会=10月18日、最終日も雨の中のラストサタデー総行動=10月21日、