「新社会兵庫」 2017年10月9日号
新社会・共産・社民・緑が推薦
 衆議院は9月28日、首相の所信表明も行われることなく臨時国会冒頭に解散された。10月10日公示、22日投開票で総選挙が行われる。今回、小選挙区が6減の289、比例区が4減の176で計465が定数だ。「大義なき解散」「森友・加計学園問題の追及からの逃避」という批判に対し、安倍首相は、北朝鮮情勢と少子高齢化問題を持ち出して「国難」とし、「国難突破解散」とうそぶいた。だが、これは解散の理由にはあたらない。再び主導権を握って“安倍9条改憲”を推進するため、政権の求心力を取り戻そうと、「今なら勝てる」と読んだ安倍首相の一種の賭けでもあろう。しかし、それは同時に、“安倍暴走政治”を退場に追い込む絶好の機会ともなる。野党が結束し、共闘することが何よりも重要だ。だが、安倍政権批判の受け皿として小池新党「希望の党」が登場し、民進党が解党して新党への合流をはかったことで選挙戦の構図に大きな変化が生まれているが、何よりも安倍暴走政治を止め、「安倍9条改憲」の野望を阻むことが最大の課題だ。その力を結集する軸こそが求められている。
 こうしたなか、兵庫9区では、きくち憲之さん(新社会党兵庫県本部書記長、同・兵庫9区国政対策委員長)が、市民と野党の共闘を体現し、新社会党をはじめ、共産党、社民党、緑の党の4党の推薦を受け、野党共同候補として、安倍首相の側近として政権中枢に座る現職に戦いを挑む。
 衆院解散が行われた9月28日夕、総選挙に向けて新たに明石市で発足した市民の共闘組織「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合・明石(準備会)」が行った明石駅前での宣伝行動に共産党の予定候補者とともに参加し、総選挙への決意を訴えた。
さらに、2日には候補者の一本化に向けて予定候補者を取り下げる英断をした共産党との間でも相互推薦の選挙協定を結び)新社会党は8区の共産党・堀内照文さんを推薦)、いよいよ選挙闘争への態勢が整った。
 連日にわたり、早朝の駅立ちから始まり、昼間の各所での街頭演説で訴え続けるきくち憲之さん。「自民党、それを補完するような希望の党のいずれが勝ってもこの国の政治は変わらない。“安倍改憲”を阻止し、立憲主義を回復させ、民主主義を取り戻していくための市民と野党の共闘が大きく力を伸ばすことが必要だ」と強調、「私は兵庫9区でその先頭に立って戦う」と力強く訴えている。さあ、いよいよ選挙本番の始まりだ。
きくち憲之
1956年6月広島県庄原市生まれ。神戸大学理学部物理学科卒。自治労兵庫県本部で32年間在職。同県本部執行委員などを歴任。2014年4月から新社会党兵庫県本部書記長
きくち憲之選挙事務所
〒番号673−0882 明石市相生町1−2−21 電話078−914−4341
きくち憲之の公式ホームページ
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“アベ暴走政治を止めよう”と訴えるきくち憲之さん=9月286日、明石駅前広場
 ピースフェスタ明石や、明石シネマクラブ、憲法を生かす会明石など多くの団体でつくる実行委員会が主催した「『標的の島 風(かじ)かたか』映画と監督講演」が9月24日、明石市の子午線ホールで開かれ、2回の上映にあわせて約330人が参加した。
 『標的の島 風かたか』は三上智恵監督による沖縄の新基地建設をめぐるドキュメンタリーの3作目。実行委員会としては前作「戦場(いくさば)ぬ止(とぅどぅ)み」につづく2度目の明石上映会の開催となる。
 「風かたか」とは風よけのこと、2度と犠牲者を出さないために自分たちが身体を張って風よけになるという沖縄の人々の思いが込められている。
 映画は、2016年にうるま市で起きた元海兵隊員による女性暴行殺人事件の追悼集会のシーンから始まる。その集会で稲嶺進名護市長が「今回もまた『風かたか』になれなかった」と悔しさと悲しさをにじませた。
 映画は沖縄本島の米軍基地だけでなく、南西諸島で進む自衛隊基地建設の現実やそれをめぐる島民の怒り、苦悩、対立も伝える。沖縄がまたもや日米政府によって米国のために中国からの「風かたか」にされているのだ。
 講演では、三上監督は次の作品への決意も語り、大きな拍手を浴びていた。
写真:講演する三上智恵監督=9月24日、明石
 憲法ひょうごが主催する第19回ピース・セミナーが9月20日、神戸市勤労会館で開かれた。
 今回は、神戸空襲をテーマに、「神戸空襲に思う いま、改めて平和への願いを語る」と題して、自らも神戸空襲で父と姉を失ったフリーアナウンサーの西澤ワ(あきら)さんがその体験を交えながら神戸空襲について語った。
 西澤さんと言えば、長くサンテレビで阪神タイガースの試合の実況中継を担当していたことでお馴染みのアナウンサー。今年83歳で、なお夏の和歌山の高校野球の放送を受け持つなど現役だ。
 西澤さんは国民学校に1年から6年まで在学。1944年の4年生のときから米軍の空襲が始まり、翌年の神戸大空襲のときには自身は信州に疎開していたが、6月5日の大空襲で父と6歳上の姉は焼夷弾が直撃して亡くなった。
 西澤さんは、空襲時の音やラジオの臨時放送の録音を聞かせたり、自分や家族の戦時下の生活にまつわるいろんな資料なども見せながら、神戸空襲のことを多方面から語って生々しく伝えた。
 そして、「かつては自分が空襲の話をするとは思っていなかったが、キナ臭い時代になっている今、後世に残さないといけないとの思いから今は空襲の語り部のようになっている」と話した。さらに最後には、「正直、戦争になってしまうとどうのこうの言っていられない。私たちが油断していると、何が起きるかわからない。それほど今の政治は危ないと思っている」と憂い、警鐘を発した。
写真:神戸空襲について語る西澤ワさん=9月20日、神戸市中央区
 憲法を生かす須磨区の会は9月16日、小林るみ子神戸市会議員を講師に招き、「介護」問題で学習会を開催した。
 須磨区の高齢化率の高さにまず驚き、介護保険料や最初の窓口である「あんしんすこやかセンター」の場所など基本的なことの自覚を問われる。
 2000年に介護保険制度がスタートしてから、保険料のアップと利用の制限がくり返され、曖昧な介護認定、ヘルパーの劣悪な低賃金などは改善されず、介護保険制度はもはや破たんしていると言えよう。
 自民党の改憲草案では憲法24条(個人の尊厳と男女平等)の改悪で、より家族へ介護の責任を押しつけようとしているが、家族間の事件が後を絶たず、社会保障としての介護が必須である。「たかが介護」と女性が担わされ、ヘルパーは低賃金でもいいという考え方はおかしい、と小林さんは強調した。
 現在、老々介護を実体験されている男性2人からも発言があり、「永年連れ添った妻のこと、できるだけ自宅で看てやりたい」などのお話に心を打たれ、豊かな老後にするために、勉強し行動する必要性を再認識して学習会は終了した。 
(花)
写真:「介護保険制度はもはや破綻している」と指摘する小林るみ子神戸市議=9月16日、神戸市須磨区
インフォメーション
安心と笑顔の社会保障ネットワーク
(略称:安心ネット)第2回総会・講演会
  • 10月22日(日)13時30分
  • 神戸市勤労会館
  • 講演「STOP!医療・介護の切り捨て みんなで怒ろう 声を上げよう」本田宏さん
  • 参加費 500円
第21回働く女性の交流会
  • 10月28日(土)13:30〜
  • ひょうご共済会館
  • 講演「働き方改革で何が変わるのか?」佐々木亮さん 日本労働弁護団)&職場報告
  • 参加費 1,000円
奨学金問題と学費を考える兵庫の会
(兵庫・奨学金の会)第5回総会・講演会
  • 10月28日(土)13:30〜
  • 神戸市総合福祉センター
  • 講演「なぜ教育費は無償にすべきか」佐野修吉さん(同会事務局長)
  • 参加費 500円(学生無料)
2017兵庫社会主義ゼミナール
  • 10月29日(日)13:30〜
  • 神戸市立婦人会館4階もくれん
  • 講演「ウルグァイ・拡大戦線の経験を聞く」萩一昌さん(朝日新聞記者)
  • 資料代 500円
2017労働大学講座が開講
 神戸・東播磨・姫路・但馬の4地区で

 労働大学近畿支局は今年も神戸、東播磨、姫路、但馬の4地区で「2017労働大学講座」を開講する。新社会党兵庫県本部、アイ女性会議ひょうご、社青同兵庫地区本部が後援している。
 開催要項は次の通り。問い合わせは労働大学近畿支局へ。電話・ファックス=078・361・5051
  • 《神戸講座》
    ▼開講日/時間=@10月19日(木)A26日(木)B11月2日(火)C9日(木)D16日(木)E22日(水)の全6回/午後6時30分〜8時30分
    ▼会場=神戸市立婦人会館、神戸市立総合福祉センター内(同じビル内)
    ▼講義テーマ/講師=@平和憲法(自民党改憲草案との対比)/鈴田渉 A安倍政権の「働き方改革」批判/塚原久雄 B原発再稼働反対/米岡史之 C貧困と格差問題を考える/佐野修吉 D安心の社会保障(年金・介護)/小林るみ子 Eとりまく情勢と課題/津野公男
    ▼受講料=4100円(聴講料=1回800円)
  • 《東播磨講座》
    ▼開講日/時間=@10月25日(水)A11月1日(水)B8日(水)の全3回/午後6時30分〜8時30分
    ▼会場=加古川市立勤労会館
    ▼講義テーマ/講師=@安倍政権の「働き方改革」のネライは何か/菊地憲之 Aこの先、経済・政治はどう動いていくのか/津野公男 B今、社会はどうなっている―貧困・若者は―/佐野修吉
    ▼受講料=2000円(聴講料=1回800円)
  • 《姫路講座》
    ▼開講日/時間=@10月11日(水)A18日(水)B25日(水)C11月1日(水)D8日(水)E15日(水)の全6回/午後6時30分〜8時30分
    ▼会場=花の北市民広場
    ▼講義テーマ/講師=@憲法改悪を許さない/鈴田渉 A労働法制の全面改悪に立ち向かう/塚原久雄 B沖縄の現状と我々の課題/森哲二 C原発―再稼働問題と廃炉問題/米岡史之 D老後の社会保障/小林るみ子 Eとりまく情勢と課題/今村稔
    ▼受講料=4100円(聴講は1回800円)
  • 《但馬講座》
    ▼開講日/時間=@11月15日(水)A22日(水)B29日(水)の全3回/午後6時30分〜8時00分
    ▼会場=豊岡市民会館
    ▼講義テーマ/講師=@残業代ゼロ法案(労基法改悪)/塚原久雄 A平和憲法(自民党改憲草案との対比)/川元志穂 Bユニオンの闘い/但馬ユニン
    ▼受講料=2000円(聴講料=1回800円)