「新社会兵庫」 2017年8月15日号
脱原発はりまアクションが「まつり」
 2011年3月11日の福島第一原発事故から6年と5か月。安倍政権や「原発マフィア」による原発再稼働の強行で、いま(17年6月6日以降)、川内原発1、2号基、伊方原発3号基、高浜原発3、4号基の5基が稼働中だ。だが、今なお原発事故以来の原子力緊急事態宣言は発令中であり、福島の被災地はほとんど何も改善されていない。こうした中、「脱原発はりまアクション」が関西電力姫路支社に対して行ってきた「原発やめて金曜行動」が7月14日、250回を迎えた。以下は「脱原発はりまショクション」の菅野逸雄さんによる「250回まつり」の報告だ。
【編集部】

 2012年7月13日から始めた脱原発はりまアクションの関西電力姫路支社に対する「原発やめて毎週金曜行動」が7月14日で250回を数えた。この節目に、日頃から友好のある団体に声をかけ「原発やめて毎週金曜行動250回まつり」を同日17時30分から19時30分過ぎまでの2時間余り、関電姫路支社前と姫路駅前で開催した。
 前半の「関電姫路支社前抗議行動」には、遠く滋賀県のさいなら原発びわこネットワークの稲村守さんをはじめ、神戸や明石など各地からも脱原発運動に取り組む人々が駆け付けてくれ、関電に対して次々と原発を止めるよう訴えた。永井俊作明石市議もその一人として訴えた。全員でのコールを最後に関電姫路支社前の抗議行動を約45分で終了し、姫路駅前に移動。
 18時30分から始めた後半の「姫路駅前宣伝行動」では、スピーチやヴァイオリン演奏、ギターの弾き語りなどの音楽が続くなか、タイベックスーツに身を固めたメンバーによる、詩の朗読に合わせたパフォーマンスも登場した。中でも、福島から避難されているOさんのスピーチには、通りがかりの人だけでなく、後方の喫煙コーナーの人々もじっと耳を傾けていた。Oさんは「近くの若狭湾で原発事故があれば、 この姫路も汚染されてしまう。他人事でなく一緒に考えて」などと訴えた。
 はりまアクションのメンバーも「暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も毎週の行動は大変。原発を1日でも早く止めさせて金曜行動を終わらせよう」と訴えたが、この訴えを実現するためにも「毎週金曜行動」は続く。皆さんの参加を待っています。
(菅野逸雄)
写真:(上)姫路駅前でギターやヴァイオリン演奏、スピーチと様々に脱原発をアピール=7月14日(下)関西電力姫路支社前での行動=7月14日
 憲法を生かす阪神連絡会が中心となった実行委員会主催の「松元ヒロひとりライブ」が7月30日、西宮市の夙川公民館で開かれ、会場ほぼ一杯の約200人が参加。松本ヒロさんの熱演で笑いの途切れない熱気あふれる楽しい集会となった。
今回は「どうすれば参加できるの?」などリピーターの方たちからの問い合わせが多くあり、遠くは愛媛から車椅子の友人と一緒に車で参加した人もいた。夫婦や親子連れの姿が目立ったのも特徴的だった。
 ライブに先立ち、上原康夫弁護士の主催者あいさつに続き、市民から3つのアピールが行われた。川元志穂さん(あすわかの弁護士)からは「共謀罪法」廃止へ声を上げ続けようとの訴え、梶田百合子さん(ユニオンあしや)からは「パワハラによる解雇撤回」を求めた裁判闘争の報告、また、芦田憲子さん(高塚町の緑を守る会)からは、居住権や自然を守ろうと、乱開発に反対する地域住民運動の報告が行われた(現在裁判を準備中)。
  その後は、松元ヒロさんの熱のこもったライブ。軽妙な笑いを連発して、安倍政治の驕りを斬りまくった。また、永六輔や立川談志との交友も楽しく紹介し、最後に絵本にもなった一人芝居「憲法くん」を熱演。日本国憲法の理念とその大切さをたいへん分かりやすく訴え、安倍政権による改憲の危機から守ろうと呼びかけた。
(奥山篤)
写真:会場を埋めた参加者は松元ヒロさん(写真下)の熱演と笑いに引き込まれた=7月30日、夙川公民館
 新社会党中央青年学生委員会は7月15、16日、姫路市内で第14回全国交流会を開いた。毎年、開催地を持ち回りして開いているが、今年は7年ぶりの兵庫県での開催となった。
 交流会の大きなテーマは憲法。1日目の全体集会でのメインとして、「兵庫連帯みなせん」の運動などを通じて兵庫での野党共闘をめざす運動で活躍されている川元志穂弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会・兵庫支部)に、憲法や市民運動にかける思いを話していただいた。
続く特別報告では、郵政職場、自治体の生活保護ケースワーカー、高校教員、大手外食チェーンでの労災認定のたたかいなど多様な現場からそれぞれの奮闘が報告された。また、今年11月に改選を迎えるみずま雪絵・葛飾区議も選挙に向けての決意を表明した。
 2日目は3グループに分かれての分散会。各自の職場の状況や活動の近況などを報告し合った。
 受け入れ元の兵庫では交流会にあたり、党員でない人や参加者の関心が様々な中で、自分たちを取り巻く社会の状況(=憲法が生かされていない状況)をまず共有したいと準備を進めてきたが、この2日間の交流で、同じようにがんばっている近い世代の存在を知り、新たな刺激を受け、心のガソリンとすることができた。     
(彩)
写真:2日目は3つの分散会で日頃の活動などを報告・交流し合った=7月16日、姫路市
「なぜ、原発再稼働を急いでいるのか」中嶌哲演さんが講演
「反核・平和の火リレー」運動の一環として長年、宍粟地区労が主催してきた「反核・平和の夕べ」が、今年は「宍粟における平和を守るための一行動」と位置付けられ、初めて九条の会・宍粟など市民団体との共催で7月19日、宍粟市の山崎文化会館で開かれた。約70人が参加した。
 集会では、「福井から原発を止める裁判の会」代表の中嶌哲演さんが講演し、「なぜ、原発再稼働を急いでいるのか」をテーマに、若狭でのたたかいなどを交え、分かりやすく提起された。「核武装への野望をいだく安倍一強支配のもと、物言えぬ状況に“先祖返り”してきているが、『フクシマ』を繰り返させないため、あらゆる手法を駆使し運動を継続する」と力強い決意が述べられ、若者中心の参加者は最後まで熱心に聴き入っていた。
   また、中嶌さんが「労働組合と市民運動がお互いに刺激し合い、有機的に結合させることが重要だ」と強調されたことを受け、「宍粟での連携をさらに進めるため、建設的な議論を続けていきたい」と主催者はまとめた。
(圭)
写真:若者中心の約70人の参加者は中嶌哲演さんの講演に熱心に聴き入った=7月19日、宍粟市
 有事法制に反対するネットワーク東播磨の第14回総会と記念事業が7月17日、県加古川総合庁舎「かこむ」講座研修室で開かれた。
 総会では、「あすわか」の弁護士たちでつくる「あすわか劇団」の共謀罪をテーマにした劇のDVDを上映。初めて見た人も多く、「長く難しいセリフをしっかり覚え演じられている姿に感動した」などの感想が寄せられ、共謀罪の廃止に向け、まだまだ広めていく必要を感じた。
 記念事業では高作正博さん(関西大学法学部教授)による記念講演が行われた。講演では、政府がマスコミに「中立であれ」と制限をかけるが誰が得をするのか、「批判することがなくなると民主主義が死んでしまう。問題点が浮かんでこない」などと指摘された。
 会場からは、「マスコミを少しでも味方につけるにはどうしたらよいか」などの質問が出され、「いい意見が出された時にはほめることが大事。一番いけないのは『どうせ言っても無駄』と何も言わないことで、変えようとしないことだ」との回答があった。
参加者からは「安倍政権のねらいがよく理解できた。安保法制や共謀罪などの危険性をもっとアピールしていく『不断の努力』が大事だと思った」などの意見も出て、全体を通じて、緊張感のある総会と記念講演会になった。
(彰)
写真:「憲法70年の政治を考える」と題して高作正博さんが記念講演=7月17日、加古川市
「加古川・稲美・播磨」と高砂の2つの市民団体が集会を共催
 沖縄・読谷村在住の富樫守さんのお話しを聞く会が7月23日、高砂市内であり、約40人が参加した。共謀罪法案反対の街宣行動を共同で取り組んだ「憲法を生かす加古川・稲美・播磨の会」と「平和憲法を守る高砂市民の会」の2つの団体が合同で企画した催しだ。
 ギターユニット「奏音」の演奏、辺野古の座り込みから帰ったばかりでそれをネタにした「あんこうず」の漫才に続き、「風かたか〜沖縄子守唄の世界と辺野古」と題して富樫守さんが語った。三上智恵監督の映画「標的の島 風かたか」のタイトルにも使われた「風かたか」とは「風よけ・防波堤」のことで、大人たちが風よけとなって子どもなど弱い者を守るという精神が沖縄子守唄の世界にもよく表れており、年配の人が辺野古で頑張れるのもこの精神が土壌になっていると語る。話の後半では、自身もカヌー隊で海の闘いに、また、ゲート前では座り込みと連日反対闘争を続けている住民の目から見た高江や辺野古の現状を紹介し、本土から応援に駆けつけてくれる人々の存在が、現地で闘う県民を勇気づけてくれると感謝を述べ、今後も変らぬ支援と理解を願うと話を結ばれた。
 最後は、当地から辺野古の座り込みに参加してきた一行による報告を受け、会を閉じた。
(嶋谷)
写真:沖縄現地からの話や辺野古の座り込み参加者の報告などを聞いて沖縄のたたかいに連帯した=7月23日、高砂市
 神戸ワーカーズユニオン(西直子委員長)は7月16日、神戸市勤労会館で第31回定期大会を開いた。
 掲げられた大会スローガンは「逃げない、負けない、あきらめない 仲間とともに突き進む」―。ここに示されるように、この1年の同ユニオンの活動は、昨年の大会直後の第1波ストを皮切りに6波にわたるストライキを打ち抜いて不誠実極まる経営者と闘ってきた権田工業分会の闘争とそれを支援する活動が中心を占めた。
 冒頭、西委員長もその闘争にふれ、「6波のストをやり抜いたことはすごいこと。それでも会社は要求を受け入れず、彼らの生活の困窮度はたいへんになっているが、分会の団結力はどこにも負けていない。自分にとってもそれは大きな刺激になって自身の闘いでも頑張れた。権田工業分会のパワーを受けてみんなで頑張ろう」とあいさつ。
 大会には神戸地区労やコミュニティ・ユニオン全国ネットワーク、ひょうごユニオンとそこに結集する各地域ユニオン、上原康夫弁護士らが来賓として出席し、連帯のエールをおくった。
 その後、権田工業分会の闘いを記録したDVDを鑑賞して1年の闘いを振り返った。 議案提案後の質疑討論では各分会や各支部から近況報告などが行われ、兵庫・長田支部が新たに結成されたことや、ろっこう医療生協分会で看護師9人が新加入したことなども報告された。
写真:「権田工業分会のパワーを共有しみんなで前進しよう」とあいさつする西直子委員長=7月16日、神戸市勤労会館
インフォメーション
憲法を生かす会・長田 憲法カフェ12
   「憲法9条を考えよう!」
  • 8月26日(土)14時
  • 新長田勤労市民センター
  • お話し・川元志穂弁護士(あすわか)
  • 参加費500円(学生は無料)
「憲法を活かす1万人意見広告運動」
           の成功に向けた決起集会
  • 8月31日(木)18時30分
  • 神戸市勤労会館7階・大ホール
  • 憲法情勢と意見広告運動の提起など
「標的の島 風かたか」映画と三上智恵監督講演
  • 9月24日(日)@午前10:00〜12:30 A13:30〜16:30
  • 子午線ホール(アスピア明石北館9階)
  • 映画と監督講演(講演は午前・12:00〜、午後・15:30〜)
  • 前売り券 1,000円(当日1,200円、60歳以上1,100円)、学生・障がい者500円、中学生以下無料
  • 主催:『標的の島〜風かたか』上映 明石実行委員会(窓口:明石地労協人権平和センター) (078) 912-2797