「監視社会」「密告社会」をつくるとして強い反対の声が上がっていた共謀罪法案を安倍自公政権は6月15日午前7時46分、参議院本会議で強行可決した。日本維新の会もこれに加わった。数の暴力でこれまでも強行採決を繰り返してきた安倍政権が今回、参議院でとった方法は異例中の異例の”奇策“。参議院法務委員会での審議を一方的に打ち切り、採決を省略した「中間報告」で本会議での採決という暴挙に出た。まさに民主主義を圧殺する蛮行だ。安倍政権は、法案への強い批判に応えず、多くの疑問点や問題点にもまともに答弁することもなく、早々に国会を閉じることで自らの関与の疑惑が一段と深まる森友学園問題、加計学園問題の早期幕引きを図った。
共謀罪法案が強行可決されたことに抗議する行動が各地で行われた。憲法を生かす会・ひょうごネットは15日夕、約30人が集まってJR元町駅前でビラを配布しながら抗議の宣伝行動を行った。毎週木曜日に続けていた「共謀罪を許さない木曜行動」が、この日は成立への抗議行動となった。
また、共謀罪法案をめぐっては国会審議の山場で、強行採決を許さずあくまで廃案に、と訴える行動もさまざまに取り組まれた。6月8日には兵庫県弁護士会が主催する、5回目の「いわゆる共謀罪に反対する街頭パレード」が行われ、約700人が三宮・東遊園地に集まった。集会では2人の憲法学者ら
が共謀罪法案の危険性を訴え、反対運動の闘争を呼びかけた。集会後は、「共謀罪ダメ!」などのメッセージボードを掲げながら、三宮センター街を通るデモ行進を行った。
また、45団体でつくる「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」も11日の夕刻、神戸市勤労会館前の中庭を出発点にした緊急のデモを呼びかけ、約150人が参加した。(伸)写真:(上)憲法を生かす会・ひょうごネットは参議院本会議での強行可決に抗議して宣伝行動=6月15日、神戸市(中)市民デモHYOGOが緊急のデモ=6月11日、神戸市中央区(下2枚)兵庫県弁護士会の5回目の反対集会とパレード=6月8日、神戸市