「すべての原発再稼働に反対!」「原発災害から住民のいのちを守る施策を第一に!」「安倍政権の原発推進をやめさせよう!」―これらを、政府の原発推進を容認する姿勢の兵庫県政に求めていこうと3月19日、4つの団体が共同して主催する集会とデモが神戸市中央区で行われた。主催したのは「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」「さよなら原発神戸アクション」「憲法改悪ストップ兵庫県共同センター」「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の4団体。
「兵庫県も原発に反対してよ!いのちとくらしを守るデモ」と名付けられたこの日の行動は、デモに先立って東遊園地で開かれた集会から始まった。約500人が参加した集会では主催者あいさつののち、ゲストスピーチとして中嶌哲演さん(明通寺住職、原発設置反対小浜市民の会事務局長)から訴えが行われた。
中嶌さんは、若狭の住民が原発再稼働に反対する根本的な理由として、処理方法さえまだ定まっていない「死の灰」を、全国ではすでに広島型原爆の120万発分がつくられている上にさらに新たにつくり出し、巨大なツケを後世に残してしまうことになることなどをあげながら、3点にわたって述べた。また、原発が集中立地し、関西の全電力消費量の53%を担っている若狭の差別的構造自体にも大きな目を向けてほしいとも訴えた。
集会では南相馬市から自主避難している母子の切実な訴えもあった。
集会後は、参加者は花時計前から大丸前を通って県庁前までデモ行進し、「原発いらない」「再稼働反対」などとコールを繰り返しながら脱原発を市民に訴えた。
写真:デモ前の集会では中嶌哲演さんが若狭から脱原発をアピール=3月19日、神戸市・東遊園地