- きくち憲之が総選挙へ決意
新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は1月21日夜、神戸市中央区の兵庫県民会館で「2017新春の集い(新春旗開き)」を開き、新しい年の奮闘と前進を誓い合った。来賓や党員ら100人が集まった今年の集いは、来賓の顔ぶれや発言内容から「安倍壊憲暴走政権」に立ち向かう野党共闘の実現をめざす熱気に包まれ、気勢があがった。
粟原委員長は冒頭のあいさつで、「新社会党も野党共闘の一翼を責任をもって担おうと、兵庫県本部は昨年4月、次期総選挙で兵庫9区(明石市、洲本市、南あわじ市、淡路市)にきくち憲之県本部書記長を擁立することを決め、野党統一候補をめざして活動を進めてきた。安倍政治に不安や怒りを持つ市民の声を集め、運動を通じてぜひ野党共闘を実現していこう」と訴え、県本部の決意を示した。
今回初めて新社会党の旗開きに出席した共産党の堀内照文衆議院議員が社民党県連の北上哲仁幹事長につづいてあいさつに立ち、「私がこの場に立っていること自体、歴史的なことだ」と発言すると会場からは大きな拍手が起こった。また、民進党県連代表の井坂信彦衆議院議員からも初めてメッセージが寄せられた。
労働組合でも兵庫労連が初めて参加し、北島隆事務局長は「新社会党の旗開きに兵庫労連が招かれたことも歴史的。野党共闘をともに担おう」と訴えた。
さらに、参院選にひきつづき次期総選挙に向けても市民と野党の共闘を掲げて活動をすすめる「連帯兵庫みなせん」の松本誠代表世話人も、「野党共闘で候補者の一本化を」と呼びかけた。
途中に歓談を交え、労働組合、民主団体、個人から多くの熱い連帯と激励のあいさつがつづき、新社会党への期待と激励はさらに膨らんだ。
こうしたなか、集いの締めくくりには今年選挙を闘う予定のきくち憲之兵庫9区国政対策委員長と、つづき徳昭尼崎市議(市議選は6月4日投票)が登壇し、それぞれ選挙への決意を述べた。
きくち憲之予定候補は「街頭での演説に力を入れてきたが、貧困と格差の解消の訴えなどに街角でも激励をいただくなど手応えを感じている。市民と野党の共闘に希望を感じる。ぜひ実現を」と訴えた。(きくち憲之の政策)
中央本部からはきくち憲之予定候補をはじめ候補の擁立を決意した兵庫県本部を激励しようと、松枝佳宏委員長のほか、加藤晋介副委員長、長南博邦書記長が東京から駆け、顧問の岡崎宏美元衆議院議員が乾杯の発声を行った。
写真:(上)多彩な顔ぶれの来賓から安倍政権を倒す野党共闘の実現をとの訴えが続いた=1月21日、兵庫県民会館 (下)きくち憲之さん