ひょうごユニオンとNPO法人ひょうご労働安全衛生センターは、9月10日の世界自殺予防デーにあわせて9、10日の2日間、「職場のいじめパワハラほっとライン」を開設したところ、2日間で64件の相談が寄せられた。
同ホットラインは前日や当日に新聞3紙に掲載されたことや当日、テレビ3局の昼のニュースで流されたことなどの影響もあって、1日目は37件、2日目も開始予定の10時前から電話が鳴り始め、19時までに27件の相談があった。
取り組んだスタッフによると、相談の特徴の1つは、1件の相談時間が長いということだった。長い期間にわたっていじめやパワハラを受けてきた人の精神的なダメージの大きさがうかがえる。
2つには、「深夜の1時や2時に上司から『態度がなっていない』などのメールが毎日送られてくる」や「仮眠室に監視カメラをつけられた」という事案などのように、異常に長い勤務時間とともに、異常な働かせ方が広がっていることだ。企業の“ブラック化”が広がっているといえよう。
3つには、同僚からのパワハラも目立つという点である。職場での競争が激しくなるなかで立場の弱い人が同僚らからのストレスのはけ口になっている傾向があり、職場環境の改善が求められている。が、そのためには労働組合の存在はなんとしても必要でこれからも大きな課題だ。
ひょうご労働安全センターでは、今回の相談に取り組むにあたり、9月5日に相談員向けの「相談スタッフ養成講座」を開催し、理事長の小西達也医師や西山和宏事務局長らが講義を行ってホットラインに臨んだ。
写真:ひょうごユニオンのメンバーらも相談スタッフを担い2日間で64件の相談の対応にあたった=9月9日、神戸市中央区