「新社会兵庫」 2016年4月26日号
- 新社会党兵庫県本部が定期大会
参院選 比例区=社民、選挙区=水岡(民進)、金田(共産)両氏を支援 -
新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は4月10日、第22回定期大会を神戸市内で開き、当面する夏の参院選、さらには同日選挙の可能性も想定される総選挙に向けて、安倍政権の明文改憲の野望を許さず、戦争法廃止、立憲主義・民主主義の回復に向けた野党共闘を積極的に進め、自らも主体的に担っていく立場から選挙闘争方針について論議し、決定した。
参院選比例区は、3月に開かれた全国大会決定にのっとり社民党を支援。定数が1増えた参院選兵庫選挙区(改選3)については、改憲派の議席増を阻むため水岡俊一(民進党・現)、金田峰生(共産党・新)両氏の当選をめざし、政策協定の締結をみて推薦していくことを決めた。
さらに、衆院選に向けては兵庫9区(明石市、洲本市、南あわじ市、淡路市)に菊地憲之・県本部書記長を擁立することを決定。今後、野党統一候補、野党共闘の実現のために関係野党との協議を進めていく。
新社会党兵庫県本部が 衆議院選挙に党員の候補者を擁立するのは、第45回総選挙(09年)で兵庫1区に原和美さんを無所属の“護憲共同候補”として擁立して以来で、7年ぶり。
大会では冒頭、粟原委員長があいさつに立ち、「結党20周年の節目の年、私たちは決断した。ダブル選挙も予想される夏の選挙は安倍内閣打倒に向けた闘いの場。新社会党が責任をもって野党共闘に主体的、積極的に関わるために自前の候補者の擁立を決意し、野党統一候補をめざすことにした。菊地書記長の決意に全党員が応えよう」と党員の奮起を促した。
松枝佳宏・党中央本部委員長はあいさつで今日の激動する厳しい情勢に触れ、「困難な時こそ変革のチャンス。反撃の軸となるべき労働運動を立て直すため、改めて仲間とともに学び、闘うという基本から運動を強めていこう」と、労働者の党としての課題を呼びかけた。
来賓の社民党、緑の党の代表からも、選挙での野党共闘をぜひ実現させようと連帯のエールがおくられた。
大会討論は、発言希望者すべてが発言できなくなるほど活発で、18人の代議員からそれぞれの活動に基づいた発言が続いた。最も多かったのは戦争法反対、とりわけ「戦争法廃止2000万統一署名」の取り組みや、新たな地域での「憲法を生かす会」の立ち上げをも含む「憲法を生かす会」運動の報告。参院選に向けた「ミナセン」地域版の結成の動きなど市民の積極的な動きと、そことつながり活動を共にしようとする、市民運動の中での党員の努力などが報告された。
大会の最後には予定候補となった菊地書記長が「この間、自前の候補者を持たないと選挙は闘いにならないと痛感していた。その意味で決断はしていた。任務を力一杯担いたい」と決意表明。大きな拍手がわきおこった。
大会終了後は、会場を別の会館に移して「結党20周年のつどい」が引き続き行われた。
《選出された3役》◎委員長=粟原富夫◎副委員長=上野恵司、加納花枝、永井俊作、鍋島浩一◎書記長=菊地憲之◎書記次長=中村伸夫(全員再)
写真:代議員の活発な発言が続いた第22回県本部大会=4月10日、兵庫県学校厚生会館
菊地憲之(きくち・のりゆきプロフィール)
1956年6月1日、広島県生まれ。59歳。神戸大学理学部物理学科卒。自治労兵庫県本部書記、同執行委員(現業公企部長)などを経て2013年10月から新社会党兵庫県本部専従に。14年4月から同書記長(〜現在)。他に、憲法を生かす会・ひょうごネット運営委員、ひょうご労働安全衛生センター監事、神戸ワーカーズユニオンたるみ支部事務局長など
- 新社会党“結党20周年のつどい”
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結党20周年を迎えた新社会党兵庫県本部は4月10日、第22回定期大会終了後、会場を兵庫県民会館に移し、「結党20周年のつどい」を開いた。県本部の結党大会が開かれたのは1996年3月10日。つどいには来賓、党員あわせて120人が参加、苦節を重ねた20周年を祝うとともに今後の前進を誓い合った。
冒頭、粟原富夫委員長は、当面する参院選の意義に触れながら、「総選挙も予想されるなか、兵庫9区に菊地憲之書記長を擁立することを決めた。野党統一候補で闘えるよう全力をあげる」と大会決定を報告し、党員の決意を代表して述べた。
その後、途中に乾杯、歓談をはさみながら、松枝佳宏・新社会党委員長、大島淡紅子・社民党兵庫県連副代表(宝塚市議)、山名宗悟神崎町長、大野義政・兵庫県職労委員長をはじめ、労働組合や市民団体などの代表からお祝いと連帯、激励のスピーチがつぎつぎとおくられた。まるまきちまきの歌と演歌でつどいはさらに楽しく盛り上がった。
予定候補となった菊地書記長は「戦争と貧困の安倍政権を倒すために決断した。野党統一候補となって全力で闘いたい」と決意表明。
結党から20年、新たな出発にふさわしい活気溢れるつどいとなった。
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【第22回県本部大会、結党20周年のつどいにご出席いただいた団体・個人(順不同・敬称略)】
《政党関係》新社会党中央本部、同大阪府本部、社民党兵庫県連、緑の党兵庫県本部
《労働組合関係》兵庫県職労、全日建連帯近畿地本、同トラック支部、ひょうごユニオン、武庫川ユニオン、ユニオンあしや、あかし地域ユニオン、姫路ユニオン、尼崎地区労人権平和センター、明石地労協人権平和センター、兵庫労連
《社会運動団体、市民運動団体など》部落解放同盟兵庫県連、I女性会議ひょうご、NPO法人ひょうご労働安全衛生センター、ろっこう医療生活協同組合、兵庫県農業問題懇話会、連帯兵庫みなせん、兵庫県被災者連絡会、西神戸中小企業労務協会、(有)ぴぃぷる
《個人》山名宗悟神河町長、大津留求伊丹市会議員、家正治神戸市外国語大学名誉教授、前川協子
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【大会、結党20周年のつどいにメッセージをいただいた団体・個人(順不同・敬称略)】
《政党関係》新社会党京都府本部、同奈良県本部、同和歌山県本部準備会、同滋賀県本部準備会、同東京都本部、同鳥取県本部
《労働組合関係》全港湾大阪支部、自治労播磨ブロック、高砂市職
《市民団体関係》平和憲法を守る高砂市民の会
《個人》赤松範夫弁護士、森博行弁護士、在間秀和弁護士、飛田雄一・神戸学生青年センター館長、落語家・露の新治
写真上:来賓と党員あわせて120人が参加し、新社会党兵庫県本部の結成20年を祝った=4月10日、兵庫県民会館 写真中:歴代の委員長3人(左から原、岡崎、浜崎各氏)がそろって乾杯の発声 写真下:衆院予定候補の菊地憲之書記長を囲んで「前を向いて歩こう」を合唱
- 清水雅彦・日体大教授が講演
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5月3日の憲法記念日に神戸市の東遊園地で開かれる「戦争させない、9条壊すな!5・3兵庫憲法集会」の成功をめざすプレ集会が4月8日、神戸市勤労会館で開かれ、約350人が参加した。
集会の冒頭、憲法集会を主催する「戦争させない、9条壊すな!5・3総がかり行動実行委員会」を代表して憲法改悪ストップ兵庫県共同センター代表の津川知久さんがあいさつ、「安倍内閣の暴走を止めるため、兵庫でも共同の取り組みを前進させようと5・3憲法集会を共同で開催することが確認でき実行委員会をつくった。歴史的な場となる集会をぜひ成功させよう」と訴えた。
その後、戦争をさせない1000人委員会の事務局長代行として「総がかり行動実行委員会」でも奮闘中の清水雅彦・日本体育大学教授から「憲法を守る力をつくる―戦争法の問題点、総がかり行動の意義と課題」と題する講演を受けた。
清水さんは戦争法制定に至る流れや内容の問題点、さらにはゴールとされる自民党改憲案を批判しながら、改めて日本国憲法の平和主義の意義を強調。まとめに、戦争法案反対運動を振り返りながら、その運動の土台をつくった「総がかり行動実行委員会」に焦点をあて運動の到達点や課題にも言及、戦争法の発動阻止・廃止の展望を語った。
事務局からの提起として、実行委員会の結成に至る経過の報告や今後の取り組みの提起が、羽柴修弁護士(弁護士9条の会、9条の心ネットワーク)によって行われたのち、参加者からは各地域での「戦争法廃止2000万統一署名」の活動や改憲阻止のための諸活動を報告する発言が続いた。
最後に、戦争をさせない1000人委員会・ひょうごの森蔭守・自治労兵庫県本部委員長の閉会あいさつと団結ガンバローで、5.3兵庫憲法集会の成功へのいっそうの努力を誓い合った。
写真:戦争をさせない1000人委員会の事務局長代行を務める清水雅彦さんがそうがかり行動実行委員会の成果などについて語った=4月8日、神戸市
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5・3兵庫憲法集会の成功に向けた行動の一環として、「戦争させない、9条壊すな!5・3総がかり行動兵庫県実行委員会」は4月12日、県下一斉の街頭宣伝行動に取り組んだ。約60カ所のスポットを実行委員会を構成する4団体が責任団体として受け持ち、統一のチラシを配布した。憲法を生かす会・ひょうごネットも10カ所の責任団体となり統一行動を担った。
写真:明石駅前=4月12日
- 6.3に「高作正博さん講演会」
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「みんなで選挙に関わろう篠山・丹波」(通称「ミナセン篠山・丹波」)は、1月の憲法カフェ、2月の座間宮ガレイ選挙講座に集まった市民が中心になって準備を進め、3月28日に正式に発足した。
丹波市内で行われた設立総会では、代表世話人、世話人などの役員を選出するとともに、安保関連法廃止をめざす野党への選挙協力の働きかけや、野党の議席獲得のための広報・啓発、改憲反対のための活動等に取り組むことを確認した。
「ミナセン篠山・丹波」は、夏の参院選(あるいは衆参同時選挙)で民意を反映した議席を獲得するために、予定候補者や政党関係者との意見交換など、様々な活動を予定しているが、その一つとして、「高作正博さん講演会」を6月3日に丹波市内で開く。
講演会のテーマは、「憲法が危ない〜安保法制、国家緊急権を考える」。関西大学教授の高作正博さんを講師に招いて、私たちが選挙の争点としなければならない安保法制、緊急事態条項(国家緊急権)などについて理解を広げることにしている。講演会の開催要領は、次のとおり。
<高作正博さん講演会>
●とき/6月3日(金)午後7時〜●ところ/丹波の森公苑・多目的ホール(丹波市柏原町)●講師/高作正博さん●参加費/800円●主催/ミナセン・篠山・丹波
写真:参院選の予定候補者や政党関係者との意見交換を進めることを確認=3月28日、篠山市
- 4.9講演会に300人
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「立憲主義と平和を守る西宮の会」のスタート講演会が4月9日、西宮勤労会館で開かれ約300人が集った。市内在住の弁護士や大学教員、連合や全労連などの労働組合関係者、さらには「憲法を生かす会」や「9条の会」などの市民運動団体の関係者約70人が呼びかけた。
集会は川元志穂弁護士の司会で行われ、『憲法に緊急事態条項は必要か』(岩波ブックレット)の著者である永井幸寿弁護士が講演した。同氏は、近代憲法と国家緊急権の関わりなどにふれたあと、今回の自民党案は、「ナチスと同様の『授権法』(全権委任法)であり、極めて危険。制定それ自体がクーデター」であると強調し、参院選などで安倍政治にストップをかけようと訴えた。
集会ではこの講演を受けて、「私たち一人ひとりの尊厳と子どもの未来を守りましょう」との市民へのアピールを採択した。
今後、アピールへの賛同人を募っていくほか、6月4日に2回目の集会・デモを行うことにしている。(浩)
写真:300人が集まって緊急事態条項の危険性についての講演に学んだ=4月9日、西宮市
- 総がかり行動明石が講演会
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安保法制(戦争法)廃止・総がかり行動明石が呼びかけた「今、声を上げ行動するとき」と題する講演会が4月2日、明石市の産業交流センターで開かれ、180人の市民が参加した。講演に先だち、塩屋の作業所の音楽グループ「コスモス」による演奏が行われ、平和への祈りを込めた澄み切ったハンドベルの音が、参加者の心を清浄な気持ちで満たした。
続く、二宮厚美神戸大名誉教授の講演は一転、会場を高揚させた。二宮氏は「安倍政権は、戦争法の強行によって自ら墓堀人を育てあげ、シールズやママの会、学者など安保闘争を上回る国民的運動によって追いつめられた。それを回避する起死回生策として、消費税増税の先送りと野党分断のためのダブル選挙を企てている。『戦争法廃止・立憲主義の回復』と『辺野古』や『原発』などを加えた総がかり運動の発展こそ夏の『関ヶ原』の鍵だ」と訴えた。
永井俊作明石市議(新社会党)も安倍政権打倒のための野党共闘を、と決意を述べた。
(義)
写真:「総がかり運動の発展こそ鍵だ」と熱く語る二宮厚美神戸大学名誉教授=4月2日、明石市
- 市民シンポジウム開く 4.9 大阪市く
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昨年12月のスペインの国会選挙で、国民党、社会労働党という2大政党の間隙を縫って新しい政党ポデモスが69議席(定数350)を獲得、第3党に躍り出て注目を集めている。過半数の議席を得た政党はなく連立協議が始まったが、未だに協議不調のまま政権は発足しておらず再選挙の可能性が高まっている。
そのポデモスとは?「路上から議会へ―ポデモスから学ぶ市民シンポジウム」が4月9日、大阪市内で開かれ、主催者の予想を超える180人が参加した。
シンポではまず、バレンシア大学で研究中の廣田裕之さんからキンセ・エメと呼ばれる2011年の「5月15日運動」などポデモス登場の歴史的背景についての解説と、ポデモス・バレンシア事務局長のハイメ・パウリーノさんからポデモスの運動がDVDで紹介された。その後、シンポは大阪とバレンシアをスカイプで結び、会場の若者と廣田、ハイメ両氏が参加して議論が行われた。
2008年、バブルの崩壊後、若者に限れば50%の高失業状態のなかで、フランコ独裁政権崩壊後のスペインでは、78年憲法が保障する妥当な労働、妥当な生活、妥当な住宅を要求する若者たちのデモが始まる。「政治が、多数である市民のためには運営されていない」という議論は全国の路上(広場)の占拠に発展し、その運動が「今すぐ本当の民主主義を!」求めるポデモスの議会進出につながっていった。
反緊縮、新自由主義に反対する運動は世界の大きな流れになっている。
(秀)
写真:大阪市とスペイン・バレンシアをスカイプで結びポデモスの役員の話を聞いた=4月9日、大阪市
- 県内10会場で 5.9〜6.8く
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労働大学まなぶ友の会兵庫県協議会(寺下幸男会長)は、「人間らしく働き続け、生き続けるために」をテーマに、5月9日から6月8日までの期間、「第48次まなぶ講演会」を県内10会場で開く。新社会党兵庫県本部、I(アイ)女性会議ひょうご、社青同兵庫地区本部が後援している。
開催要項は次の通り。
■開催日・開催地区/会場/講師(敬称略)の順。時間はいずれも18時30分〜20時30分(ただし神崎と姫路は18時から)。参加費は800円。
■5月9日(月)=神戸・兵庫/兵庫勤労市民センター/小林るみ子
■10日(火)=神戸・垂水/垂水レバンテ/鈴田渉
■11日(水)=東播磨/加古川勤労会館/酒井浩二
■12日(木)=東神戸/六甲道勤労市民センター/酒井浩二
■13日(金)=神戸・北/北区民センター/津野公男
■18日(水)=淡路/洲本市文化体育館/川越俊己
■24日(火)=神崎/市川町就業改善センター/粟原富夫
■25日(水)=姫路/花の北市民広場/平田尚
■26(木)=神戸・長田/新長田勤労市民センター/永井俊作
■6月8日(水)=但馬/豊岡市民会館/川越俊己
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