「新社会兵庫」 12月8日号
- 総がかり行動明石が結成集会 11.19
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戦争法成立後も「絶対にあきらめない」と同法の廃止をめざして全国で運動が続けられているが、法案強行可決の「9月19日を忘れない」と、毎月19日には全国各地で「19日行動」が取り組まれている。戦争法案反対の共同行動を重ねてきた明石では、戦争法廃止へ引き続き運動を行っていこうと、「安保法制(戦争法)廃止・総がかり行動明石」の結成集会が11月19日、明石市内で開かれ、120人が参加した。
「安保法案を廃案に」と明石でもさまざまな行動が取り組まれてきたが、2つの大きな実行委員会(「戦争法案を今国会で成立させない明石実行委員会」と「戦争する国づくり許さない明石市民実行委員会」)が7月から9月にかけて大集会とパレード、そして各駅での宣伝行動に取り組んできた。法案成立後も毎月19日に行動を起こしていくため、戦争法廃止≠ニいう同じ目的で行動していくのだからひとつの実行委員会としての行動にしようと合意、「安保法制(戦争法)廃止・総がかり行動明石」の結成に至った。
19日当日は、17時過ぎから明石駅で宣伝行動を行い、約70人が署名行動などに参加。18時半からはアスピア明石で結成集会を開いた。この間の経過や今後の活動方針を確認するとともに、「あすわか兵庫」(明日の自由を守る若手弁護士の会兵庫支部)メンバーの坂本知可弁護士の講演にも学んだ。
確認された今後の活動方針は、@毎月19日に明石駅で宣伝行動を行う、A19日が土・日・祝日などの場合は集会やパレード、全駅での行動などを行う、B戦争法廃止に向けた県下の様々な共闘にも参加していく、などだ。
結成集会には、直前の明石駅での宣伝行動で初めて知ったと急遽、参加してくれた市民もいた。
「総がかり行動明石」には、憲法を生かす会・明石、ピースネット明石、永井俊作明石市議も参加、窓口は、明石民商と明石地労協人権平和センターが担う。
(狩)
写真:戦争法廃止に向けた共同行動の取り組みを確認した「総がかり行動明石」の結成集会=11月19日、明石市
- アベ政治を許さない市民デモKOBE
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神戸では、10月の「19日行動」に続き、憲法を生かす会・ひょうごネットを含め34団体が呼びかけ団体となった「アベ政治を許さない市民デモKOBE」が11月19日、「戦争法はゼッタイ廃止!辺野古の海に基地はいらない!」をスローガンに掲げ、集会とデモを行った。
午後5時30分から三宮の花時計前に約130人が集まった集会では、神戸大学で働く女性が、教職員有志でこの間2つの戦争法反対の学習会を開催したことを紹介しながら、今後は戦争法廃止をめざしてこのほど発足した「神戸大学平和フォーラム」を軸に取り組みを進めていくと報告した。この他、神戸こども未来舎、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動、NHK問題を考える会などから発言があった。
集会終了後、「アベ政治は許さない」などとコールしながら元町3丁目までデモ行進を行った。
次回、12月の「19日行動」は、午後1時30分からの「アベ政治を許さない!高浜原発再稼働反対 兵庫県庁包囲行動」に合流する。
(伸)
写真:戦争法廃止と辺野古新基地建設反対をアピールしたデモ行進=11月19日、三宮センター街
- 憲法ひょうご 第9回ピース・セミナー
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憲法ひょうごが主催する第9回ピース・セミナーが「憲法公布69年 憲法講演会」として11月20日、神戸市の兵庫勤労市民センターで高作正博・関西大学法学部教授を講師に開かれた。
「戦争法成立後の憲法闘争の課題」と題する講演で、高作さんはまず、安倍政権によるこの間の改憲の動きは立憲主義の破壊であり、「戦争法」制定は安倍政権によるクーデタで、甚だしい議会軽視・無視だと批判。さらに、民意を無視して強行する沖縄・辺野古新基地建設をめぐっては、手続的問題なども含めて民主主義・法治主義の破壊だと指摘。そして、こうした状況を踏まえた今後の課題について、「覚醒した個人」と民主主義のあり方として「連帯する“私たち”」への発展などが問われるとするとともに、安倍政権をさらに追及しうる可能性にも言及した。
最後には「憲法秩序の回復のために」として、決意と実践の必要性、より踏み込んだ議論の重要性を説きながら、「非暴力行動198の方法」(ジーン・シャープ)を援用してその方法論的なヒントをも示して締めくくった。
写真:高作正博教授が講演=11月20日、神戸市
- 灘区平和マップを歩く会
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「灘区平和マップを歩く会」の4回目となる戦跡ウォークが11月14日に行われた。
小雨の降るあいにくの天候だったが、小中学生を含む22人が参加し、「平和マップ」作成者の小城智子さんの説明を聞きながら、阪急王子公園駅西口を出発して神戸文学館、神戸市文書館、連合国軍捕虜病院跡、東福寺など灘区西部と中央区北東部を歩いた。
神戸市文書館ではちょうど開催中だった企画展「都市と戦争」を見た。敗戦の翌年に米軍によって撮影された映像が文書館によって編集・ビデオ化され、神戸の惨状を生々しく伝えていた。
東福寺には、神戸空襲後、引き取り手のない朝鮮人の遺骨約50体が持ち込まれ、今もほかの日本人無縁仏とともに供養されている。雨の降る静かな境内に建つ仏舎利塔から犠牲者の無念さが強く伝わってきた。
(築)
写真:阪急王子公園を出発=11月14日
- 11.22 灘
「灘区平和マップを歩く会」は11月22日、「空襲体験を聞く会」を六甲道勤労市民センターで開き、1945年の姫路空襲で妹を失った体験をもとにした絵本「よしこがもえた」の作者、たかとう匡子(まさこ)さん(日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本現代詩人会会員)のお話しを聞いた。
聞く会ではまず、1945年6月5日、中学1年生のときに灘区で神戸空襲に遭った大杉英雄さん(灘区下河原通在住)の生々しい空襲体験談を聞いた。
続いて絵本「よしこがもえた」の朗読がなされたのち、たかとうさんが語った。たかとうさんは小学1年生のときの自身の空襲体験にもふれながら、「戦後70年をどう考えるか」を語り、「量で人の命は表現できない。生と死は紙一重。言いたいことは、一人一人の命を大切にするということ」と強調。また、「戦後70年は原体験者が戦争体験を語れるぎりぎりの年。次の80年には語れる人がいなくなる」として追体験の大切さとその方法を訴え、「追体験者は自分の生き方の中にそれを取り入れて生きてこそ追体験者だ」などと述べた。
写真:「一人の命を大切に」と語るたかとう匡子さん=11月22日、神戸市
- ひょうご地域労働運動連絡会が総会
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県下7つの地区労など15の労組・団体で構成するひょうご地域労働運動連絡会(酒井浩二議長)は11月14日、神戸市内で第12回総会を開いた。
冒頭、酒井議長(尼崎地区労)は「長い間沈滞してきた大衆運動が安保法制反対闘争のなかでこれまでと形を変えて登場してきた。しかし、ここに労働運動の姿を見ることができない。労働運動も活動しつづけなければその存在意味はない。問われているのは自分たち自身だ。“民主主義って何だ?”の答えを出すのは自分たちだ。本気で安倍政権の打倒に向けてがんばろう」と訴えた。
議案採択の後、議案の補強として、芦屋地労協、宍粟地区労、明石市職労、神戸地区労、全港湾神戸支部姫路伊藤分会、武庫川ユニオンの6つの労組からの報告があった。戦争法案反対運動で地労協が軸となり共同行動をつくった成果、学校調理場の民間委託に反対して執行部が提案したストライキが否決された現実とその総括、労働法制改悪反対の街頭行動の取り組み、7年目に入る不当解雇撤回闘争の現況と支援要請など、それぞれの奮闘を物語る発言だった。
記念講演は「ポスト安倍政権に向けた歴史的胎動―戦後史的転換のなかの日本」と題して、二宮厚美・神戸大学名誉教授が行った。
二宮さんは、戦争法案をめぐる大衆運動の画期的・歴史的な高揚を高く評価し、「成功物語が失敗物語に転化するしかないのが安倍政権の運命」と切り出し、立憲主義・平和主義・民主主義への背反や反知性主義の特性をあげ、これらが安倍政権崩壊の根拠だと指摘した。
しかし、内閣支持率が回復している点などにふれ、日本社会に伝統的な「いま・ここ主義」(現在・部分中心主義)を戒め、今が戦後憲法民主主義の真価が問われているときだと奮起を促した。
写真:「今こそ戦後憲法民主主義の真価が問われる」と訴えた二宮厚美・神戸大学名誉教授の記念講演=11月14日、神戸市勤労会館
- 新社会党兵庫県本部労働運動委員会が2015年総会を開く
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新社会党兵庫県本部労働運動委員会は11月22日、神戸市内で2015年総会を開き、党徳島県本部の党建設の取り組みに学ぶとともに、労働運動の再生・強化の課題や機関紙・党員拡大など党建設の取り組み方針を確認した。自治体、郵政、JR、NTT、ユニオン関係の党員が参加した。
総会では党徳島県本部の細田博樹執行委員が「三好市職労連のたたかいと党建設」をテーマに問題提起。6町村の合併からの市職労連のたたかいを通じて市長選に勝利、3人の組織内市会議員の当選を勝ち取る政治闘争の教訓や力強い党員拡大について報告した。各種の学習会が組織されているが、市職労青年部の毎週昼休み学習会による青年層の成長の場を大切にしていると強調した。
議案討議では、ユニオン関係党員から自治労臨職評議会とユニオンとが協力して行った公契約条例制定の自治体申入れ行動、芦屋地労協による労基法改悪などの慎重審議を求める自治体請願の取り組み、JRでの5年間雇用の契約社員の処遇改善と国労加入の努力、さらには労働者ОBも地域ユニオンを通じて労働運動に参加していることなど、それぞれの取り組みの現状や課題が報告され、交流を深めた。
総会は、最後に三好市職労連の学習会づくりに学び、労働者の心を揺さぶるたたかいや党建設に全力をあげることを確認して閉会した。
(憲)
写真:党徳島県本部の三好市での党建設の経験報告を受けた=11月20日、兵庫県民会館
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