「新社会兵庫」 11月10日号
- 戦争法廃止 安倍内閣退陣
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憲法違反の戦争法の採決強行からひと月となる10月19日、「戦争法廃止・安倍内閣退陣」を求める行動が全国各地で行われた。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催した国会正門前の集会には9500人が参加し、「私たちはあきらめない。安倍政権を倒し、立憲主義、民主主義を取り戻そう」と気勢を上げた。同実行委員会は毎月『19日行動』を呼びかけており、この日、神戸や明石などでも市民団体が街頭宣伝行動を取り組み、「戦争法は廃止を!」と訴えた。
神戸では35の市民団体が呼びかけ団体となって9月12日の3度目のデモは1千人規模にまで広がった「アベ政治を許さない市民デモKOBE」(略称・ABEKOBEデモ)に結集する団体、個人のメンバーら約50人が10月19日、午後5時30分から三宮のマルイ前で戦争法廃止に向けた宣伝行動に取り組み、「19日行動」を開始した。
今後も毎月『19日行動』の実施を確認しており、11、12月はデモを行う。
写真上:戦争法の廃止を訴える宣伝行動=10月10日、神戸市 写真下:戦争法の廃止を訴える宣伝行動=10月10日、明石市
- 神戸で10.21兵庫県集会
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労働組合や市民団体でつくる「平和憲法を守る兵庫県連絡会」は10月21日夜、「10・21国際反戦デー兵庫県集会」を神戸市中央区のひょうご共済会館で開いた。
大野義政・自治労県本部副委員長の主催者あいさつののち、八木和也弁護士による講演を受けた。同氏は兵庫県弁護士会憲法問題委員会副委員長で、同会が安保関連法案に反対して6月21日に主催した9千人規模の集会の成功にも尽力した弁護士。
「民主主義って何だ?」と題した講演では、この間の法案反対運動に触れ、シールズやママの会、あすわか(若手弁護士の会)など若い世代に運動の新たな担い手が登場していることを指摘。弁護士会が安保法案を「法的な問題」と位置づけ、反対運動に大きな力を注いできた経緯なども紹介した。さらに、安保法案を通じて安倍首相の行ったことは、「法の支配」の破壊であり、クーデターであるとして、立憲主義・国民主権を否定したことを強く批判した。また、今後の運動の展望についても述べ、戦争法、辺野古、原発、TPPとすべてが米国絡みであることを指摘、日米安保条約の見直しを真剣に考えなければならないとも訴えた。
写真:兵庫県弁護士会憲法問題委員会副委員長の八木和也弁護士が講演=10月21日、神戸市
- 芦屋で200人が集会・デモ
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「10・21国際反戦デー芦屋地区連帯集会」が10月21日、芦屋市役所前で開かれ、200人以上が参加した。JR芦屋駅までデモ行進を行い、解散地点の駅前広場でリレートークを行った
主催したのは、芦屋地労協と3つの市民団体による同集会実行委員会。
今年7月と9月に、この4団体で戦争法案反対の集会とデモを行ったが、法成立後の10・21集会は、改めて戦争法廃止への決意を固めあう集会となった。
集会での4団体からの代表あいさつでは、違憲の戦争法によって歯止めなしに米軍との一体化による海外での戦争に日本が巻き込まれていく危険性や、自衛隊勧誘のために高校3年生の住民票閲覧が日常化していることなどが述べられ、立憲主義、民主主義の回復のための新たな闘いの始まりを確認しあった。
また、リレートークでは戦争体験者を含む5人が発言。72年前の10・21は学徒出陣の日であったとの紹介も行われた。
今回、公務員2単組から100人の若い労働者が参加したことが特徴的だった。
(大)
写真:市役所前からJR芦屋駅までデモ行進=10月21日、芦屋市
- 戦争法反対運動と参院選を課題に 10.17〜18
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新社会党近畿ブロック協議会(議長・山下けいき茨木市議)は10月17、18日の2日間、秋季恒例のブロック党学校を奈良市月ヶ瀬で開いた。
1日目の全体会議では「『非立憲』政治とクーデタ―『戦争法』を批判する―」と題する高作正博・関西大学教授の講演に学んだ。高作さんは、戦争法制を法的な視点からも厳しく批判し、その反対運動の中から今後の民主主義への希望も示した。
さらに、党中央本部の石河康国副書記長からは参議院選挙をめぐる情勢報告と問題提起を受け、戦争法廃止運動の強化と護憲の共同の実現に果たすべき新社会党の努力の重要性を確認した。
全体会議には、9月27日投票の東大阪市議選で見事に議席復活を果たした松平要・党大阪府本部副委員長もかけつけ、当選をみんなで喜び合った。
2日目は分散会でこの間の各自の活動を報告し合いながら、党活動の強化に向けた今後の課題などについて話し合った。
写真:高作正博・関西大学教授の講演などに学んだ党学校=10月17日、奈良市
- 兵庫県本部からも代表参加 神奈川県三浦市 10.17〜18
新社会党全国女性党員交流会が10月17日〜18日、神奈川県三浦市で開かれ、兵庫県本部からは3人が参加した。
交流会では原発問題、横須賀原子力空母と基地問題、介護保険制度改正の3つのテーマで講演を受けた。
川内原発の再稼働が強行されたが、福島原発事故は問題解決の道は遠い。告訴団の武藤類子さんによる映像とお話に問題の大きさを再確認した。下請けの過酷な被曝労働、排気塔の破損、漏れ続ける汚染水、除染物の入ったフレコンバックの破損や流出、アセス無しの減容化施設、甲状腺ガン。分断されないように運動を続けるとの決意だった。
また、地元の課題である横須賀港の原子力空母は市民の知らない間にJ・ワシントンからR・レーガンに交代。空母は動く原子炉であることや市民アンケート、住民投票運動などについて呉東正彦弁護士が熱く語られた。翌日、参加者は軍港に行ったが観艦式で空母、自衛艦はともに外海へ。30回になる「ピースフェスティバル」に参加した。
吉竹輝子さんの娘さんである宮子あずささんからは介護保険制度の改正による問題についての講演を受けた。
(加)
写真:横須賀ピースフェスティバルにも参加=10月18日、神奈川県横須賀市
- 第19回働く女性の交流集会
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第19回働く女性の交流集会が10月18日、神戸市中央区のひょうご共済会館で開かれ、約80人が参加した。
集会では、尼崎学校臨時職員労働組合(尼学臨)、社保労連、兵庫公共ユニオン、明石市職労、芦屋市臨時・嘱託共闘から5人の職場報告が行われた。
尼学臨は、市による「安上がりの給食」をねらう民営化移行と調理師の労働条件の切り下げ、使い捨てに怒って結成された労働組合。社保労連からは、「正規も非正規も組合加入を」と有期雇用労働者の無期化の要求の取り組みを続け、ようやく2400人の無期化を勝ち取ったことが報告された。明石からは、保育現場の改善のためにも正規化と欠員補充の要求の声をあげ続ける取り組みの報告。芦屋からは、臨時職員と嘱託職員に格差を広げる当局の回答に、「格差の拡大は許せない」と一時金受け取り拒否をも決意して交渉に臨んだ報告がされた。
つづいて、東京東部労組の須田光照書記長から、非正規職への差別をなくせと闘っている東京メトロのメトロコマース支部の闘いを中心に「あきらめず 団結して 職場を 社会を 変えよう!」と題した講演を受けた。
須田さんは、「臆病も伝染するが、勇気も伝染する」と、東京東部労組ではいまストライキの思想が広がっていることや、「労働者は傷つくことで強くなる」が、そのためにも、労組役員の代行主義やボス交主義に陥ってはならないなどと指摘。「人は闘いの中で変わる。搾取・抑圧と差別がある限り労働者は必ず立ち上がる」と提起した。
自分たちの運動に自信と元気をもらえる集会となった。
(小)
写真:東京東部労組の須田光照書記長が元気の出る講演=10月18日、神戸市
- 講演と市民アピールで再確認
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「第5回さようなら原発1000人集会」(阪神間の団体・個人を中心にした集会実行委員会主催)が10月23日、伊丹市のいたみホールで開かれ、約700人が集まった。
「原発も戦争もない未来を」のスローガンを掲げた集会では、まず映画「日本と原発」(30分の特別短縮版)を観たのち、弁護士の武村二三男さんが「原子力発電の安全性」と題して報告。主に「2012年新審査基準」に焦点をあて、耐震性の基準についてはなんら変更がない問題点を批判した。
さらにジャーナリストとして活動している元NHKアナの堀潤さんが講演し、自らの取材の中で感じたことを基に問題提起を行った。俳優の加藤武氏の「『戦争を知らない世代』というのはウソ。見ていないだけだよ」という言葉を引き、「世界中で争いが続いている。当事者性をもってこうした問題に関われるかだ」とし、それを広げるためにと問題を提起。世界のパワーバランスの変化の中で、問題解決のためにはみんなが集まって話し合いの場を持つこと、そして、意見ではなく事実をベースにした議論をすることが重要だ、などと述べた。
最後に、市民アピールとして、SEALDs KANSAIや安保関連法に反対するママ・パパ・有志の会など4つの運動団体から原発再稼働阻止、辺野古新基地建設阻止、戦争法廃止などの訴えと呼びかけが行われた。
写真:ジャーナリストの堀潤さんらが講演=10月23日、伊丹市
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