「新社会兵庫」 7月14日号
- 兵庫弁護士会が呼びかけ 6.21
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集団的自衛権の行使を可能にするための「安保法制」を何が何でも今国会で成立させようと突き進む安倍政権の暴走に抗し、「憲法違反の“戦争法案”は廃案に」と、全国各地で反対運動が高まるなか、兵庫県では6月21日、神戸市中央区の東遊園地で、兵庫県弁護士会が呼びかけた「『集団的自衛権行使容認』&『特定秘密法保護法』反対!兵庫大集会」とパレードが開催され、約9千人が参加した。
集会ではまず主催者を代表して兵庫県弁護士会の幸寺覚会長が、「安保関連法案は憲法のあらゆる根本原理に反する。一致団結して廃案に向けてがんばろう」とあいさつ。
続いて日弁連憲法問題対策本部副本部長の伊藤真弁護士が訴えた。伊藤氏はまず、「全国すべての弁護士会が、基本的人権を擁護し社会正義を実現することを使命とする弁護士法にもとづいて、集団的自衛権行使容認反対でがんばっている」と報告。さらに「安保法制で海外で武力行使ができるようになると憲法がなくなってしまう。憲法の番人は最高裁だと言う人がいるが、憲法の番人は国民だ。だからわれわれが声を上げていかねばならない。この運動は長く続くが、最後まであきらめず声を出し続けることが大事だ」と熱のこもったアピール。
続いて3人の弁護士によるリレートークが行われ、その中で後藤玲子弁護士は「沖縄の新基地建設は集団的自衛権行使と同じ。“オール沖縄”の闘いのように、今日の集会が“オール兵庫”の第一歩になればいい」と訴え、津久井進弁護士は「災害支援をダシにして国家緊急権を入れる明文改憲が狙われている。被災地・兵庫から反対の声をあげよう」と訴えた。
集会後、参加者はメッセージ・ボードなどを掲げながら、三宮と元町の2コースに別れてパレードを行なった。
(N)
写真上:安倍政権の暴走に強い危機感を持つ9千人の人々で東遊園地は埋まった=6月21日、神戸市中央区 写真下:さあ、パレードに出発=6月21日、東遊園地
- 憲法を生かす会・ひょうごネット JR元町駅前
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県内各地で運動する16の「憲法を生かす会」等の運動組織のネットワーク「憲法を生かす会・ひょうごネット」は、憲法違反の安倍政権の“戦争法案”の成立を許さず廃案に、と訴える宣伝行動を、6月18日を皮切りに毎週木曜日の夕刻の1時間、神戸市中央区のJR元町駅前で続けている。国会周辺では毎週木曜日に座り込み行動が続けられていることに呼応しようというもので、各地区での行動に加えて毎週木曜日には「ひょうごネット」として集まろうと取り組んでいる。
マイクで訴える人、チラシを配る人、ボードを持ってスタンディングでアピールする人など様々な行動形態だが、回を重ねるたびに大きな横断幕にも注目が集まり、激励の声かけも増えてきた。
当面、7月30日までの毎週木曜日に続ける。
写真:大きな横断幕を掲げて戦争法反対を訴える毎週木曜日夕方の行動=7月2日、JR元町駅前
- 県下100ヵ所でいっせい街宣行動 7.24に
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“憲法違反の戦争法案を廃案に”の訴えをさらに広げようと、兵庫県弁護士9条の会などを中心に、護憲の運動団体などが呼びかける党派や潮流を超えた県下一斉の宣伝行動が7月24日(金)午後6時〜7時を基本に、主要ターミナル・駅前など100か所を目標に取り組まれる。
集団的自衛権行使容認の閣議決定に抗議・反対して昨年10月6日に県下56か所で行われた行動につづくもので、今回は実施場所をさらに増やして行われる。
詳細は調整中。具体的な決定事項は電話078-361-3655まで。
- 戦争をさせない1000人委員会関西集会
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戦争をさせない1000人委員会の関西集会が6月20日、奈良市の奈良県文化会館で開かれ、近畿2府4県から約1200人が参加した。
集会では、評論家の佐高信さんが「安倍政権の強権政治と戦争を止めよう」と題した特別講演を行った。佐高さんは、どこまでも”暴君”安倍を支え続ける公明党を与党から離脱させるよう迫ることが必要だ、との訴えからはじめ、過去の日本の戦争を振り返りながら、今の戦争法案の危うさを徹底的に批判。戦争法案に対しては条文で議論するのでなく、歴史的に軍隊は国民を守らないことをもっと国会で追及すべきだなどと訴えた。
さらに、戦争をさせない1000人委員会の呼びかけ人、福山真劫さんが「今ほど民主主義の危機を感じるときはない。時代の曲がり角だ。潮目は確実に変わった。戦争法案の廃案は可能だという確信をもって闘い抜こう」と訴え、東京での「総がかり行動実行委員会」の行動などを紹介して行動への結集を呼びかけた。
集会の最後には、「戦争をせない」「戦争法案NO」のボードを参加者が一斉に掲げるアクションをして気勢をあげた。
集会後、参加者は奈良市内を約2qにわたってパレードした。
写真上:「戦争法案NO」のボードを一斉に掲げて戦争法案廃案への決意を示した=6月20日、奈良市 写真下:集会後は奈良市内をパレード=6月20日
- 長田区
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憲法を生かす会・長田は6月14日、今年3回目となる憲法カフェを長田区内で開いた。集まった25人のうち、3分の1は、憲法を考える場に初めて参加した人も含めた若い人たち。ネットで知ったと高知からわざわざ駆けつけた人もいた。また、ネットや新聞で見たという中高年の方も数人いて店のイスが足らなくなる状況となった。
講師は「あすわか」(あすの自由を守る若手弁護士の会)の小谷成美さん。まずは憲法クイズで参加者と対話を始め、次に「パソコン紙芝居」で立憲主義をわかりやすく説明。その後は3つのグループに分かれて、集団的自衛権のメリット、デメリットというテーマで討論するという形式。「デメリットは分かるがメリットといわれても」と戸惑う人がいる一方で、意外と若い人からはメリット面も出された。最後は、憲法12条「国民の不断の努力」のまとめで終了。
講演を一方的に聞くのでなく、全員参加のユニークな進行だったと好評だった。「憲法が何のためにあるのか勉強になった」「憲法って、意外と身近なものなんだと思った」「仲間に知ってほしい」などが、若い人たちの感想だった。
(伊)
写真:小谷成美弁護士のお話で進められた長田区での憲法カフェ=6月14日
- 篠山市
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「たんば憲法カフェ」が6月13日午後、篠山市民センターのクリエイティブカフェで行われ、募集定員を上回る26人が参加した。主催は、「憲法たんば」と「ひょうご丹波・憲法を生かす会」。
講師は「あすわか」の小谷成美弁護士。他己紹介やグループに分かれての相互討論、そして○×クイズ、紙芝居などもあり、打ち解けた雰囲気のなか、たいへん楽しく憲法を学ぶことができた。
当日は朝日新聞と神戸新聞の取材も入り、翌日の両紙にレポート記事が掲載された。
参加者からは「イラストもあり、とても親しみをもって話が聴けた。内容も分かりやすく、頭に入りやすくてとても良かった」「改めて憲法を考えることができた。年令を問わず、様々な意見が聞けて考える機会になった」「若い方の参加が多かったので良かった」などの感想が寄せられた。
8月6日には東京新聞の半田滋さんを講師に招き、篠山市内で「戦争をさせない丹波地区集会」が計画されている。
(川)
写真:篠山市でも小谷弁護士が講師=6月13日
- 新社会党兵庫県本部が大会
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新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は6月21日、神戸市内で第21回定期大会を開催し、戦争法案廃案や来夏の参議院選挙に向けた方針などを決めた。
冒頭、粟原委員長は「統一自治体選挙では全党員の奮闘でひとり次点はあったが議席をほぼ維持できた。戦争法案の国会審議は潮目が変わりつつある。指示待ちではなく、自ら大衆運動を強め、参議院選挙へは主体的に自前の候補者づくりをめざしながら、共同化へ関わっていこう」とあいさつ。
党中央本部、社民党兵庫県連、部落解放同盟兵庫県連をはじめとする来賓あいさつと議案提案ののち、自治体選挙や党建設、憲法闘争、労働運動などについて、19人の代議員が発言した。「ユニオンには30代の仲間が何人か加入し、団体交渉や学習会を積み上げている」「JRの契約社員の悔しい思いをつかみ、国労加入につなげた」「地域の女性たちとともに自主的に戦争法案反対のプラカードを持ち、駅頭に立つ取り組みを始めた」「危機感を共有した神戸市議選の勝利から党員や機関紙の拡大を決意している」など、若者との運動づくりや自発的な憲法闘争など元気ある発言が相次いだ。
新しく選出された4役は次の通り。委員長=粟原富夫▽副委員長=上野恵司、加納花枝、永井俊作、鍋島浩一、書記長=菊地憲之、書記次長=中村伸夫(全員再)
写真:第21回定期大会=2015年6月21日、神戸市内
- ひょうごユニオンが定期総会
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ひょうごユニオン(西山和宏委員長)は6月20日、神戸市兵庫区の兵庫勤労市民センターで第18回定期総会を開いた。
冒頭、西山委員長が「安倍内閣と大企業の横暴を許さないために、私たちユニオンは周囲の労働者に向かって、一緒に立ち上がろう、と激を飛ばすことが求められている」とあいさつ。総会にはコミュニティ・ユニオン全国ネットワークの岡本事務局長や松枝・新社会党中央本部委員長らも駆けつけ、「兵庫のユニオン運動に期待している」と激励した。
議案提案後の討論では、時代錯誤のセクハラ幹部と闘う親和福祉会分会や組合つぶしと闘う重里学園分会(ともに武庫川ユニオン)、職場の暴力に労災認定を勝ち取ったマツヤデンキの仲間(ひょうごユニオン)、金田組の不当な解雇と闘う仲間(姫路ユニオン)など、当事者である組合員からたたかいの報告が行われた。また、エステ関連を組織したデコルテクリニックの闘い(ユニオンあしや)、グリーンコープのパワハラ労災闘争(あかし地域ユニオン)、相談者が新たな相談者を連れてくる支部活動(神戸ワーカーズユニオン)など、各地域ユニオンからも特徴的な報告が行われた。
提案したすべての議案は賛成多数で承認され、西山委員長が「ストライキが打てる労働組合を目指そう」と最後を締めくくった。
(T)
写真:各地域ユニオンから活発な活動報告がつづいた総会=6月20日、神戸市兵庫区
- ひょうご労働安全衛生センターが総会
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NPO法人ひょうご労働安全衛生センターの第10回通常総会が6月13日、神戸市勤労会館で開かれた。
冒頭、神田雅之代表が「アスベスト、過労死、メンタルヘルスの3つの課題を重点的に取り組んできた。引き続き、被災者の支援に全力で取り組んでいく」とあいさつ。
西山和宏事務局長から労災をめぐる情勢や活動の報告と新年度の活動方針の提案が行われた。スタッフの増員や新たな事業の展開などが示され、活動に勢いを感じさせる総会となった。
役員体制では、理事の増員も行ったほか、長年にわたって理事長を務めてきた神田雅之氏(全港湾神戸支部)が退任し、新たに小西達也氏(ろっこう医療生協)が理事長に就任した。
総会の第2部では、東京労働安全衛生センターの飯田勝泰事務局長から「被ばく労働をめぐる状況と課題」と題する記念講演が行われた。東電福島第一原発の収束作業現場を視察した飯田氏は、同原発で働く作業員の被ばくの現状や課題について資料やデータに基づいて説明。7千人にも及ぶ作業員の身分と雇用の安定がなければ、必要となるマンパワーの確保が困難になること、すべての作業員に対する長期間にわたる健康管理制度の確立、放射線による健康障害への補償や救済・援護の仕組みづくりが必要なことなど、多くの課題について問題提起を行った。
(N)
写真:ひきつづきアスベスト、過労死、メンタルヘルスの3つの重点課題に取り組んでいくことを確認した総会=6月13日、神戸市勤労会館
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