「新社会兵庫」 12月23日号
お話とコンサートで平和のつどい
 12月8日の太平洋戦争開戦の日に因んで、I(アイ)女性会議ひょうごと兵庫県職労でつくる実行委員会が毎年この日の前後に開いてきた「平和のつどい」は12月6日、神戸芸術センター・プロコフィエフホールで開かれた。ホールの132席は満席で、講演と音楽から伝わるものに共感した。

 「勇気・元気・つながろう」のタイトルが掲げられた集会は、“お話とコンサート”の2部構成。
 第1部の“お話”は、「明日の自由を守る若手弁護士の会(略称・あすわか)」兵庫支部事務局長の吉江仁子(きみこ)弁護士の講演。 「あすわか」は13年1月、自民党改憲草案の内容に危機感を覚えた全国の若手弁護士有志で結成され、いま350人以上(兵庫で24人)が参加して全国各地で憲法カフェなど憲法に関する情報の発信活動を行っている。
 吉江さんは、クイズで「憲法とは何か」などと問いかけながら、立憲主義について解説、立憲的憲法の本質は基本的人権の保障であることを強調するとともに、主権者の意味を問い直した。
 また、改憲情勢を読み解く上での基本文書だとして自民党改憲草案に触れ、国民主権、平和主義、「個人」の尊重など憲法の基本原則の点での危うさを指摘した。
 最後には運動の広がりに向けて問題提起。今の政治状況に絶望せず、「小さくてもいい。しつこく、息長く、ローカルに、明日の自由を守るために声を上げ続けていこう」と結んだ。
 第2部は、東京葛飾生まれの在日コリアン2世の歌手、李政美(イ・ジョンミ)さんのコンサート。李さんは清らかで、温かみのある歌声で参加者を魅了、語りかけと歌詞の魅力でも会場に一体感をつくり出した。自作の「京成線」をはじめ、沖縄の歌や3種の「アリラン」などの朝鮮民謡、さらに韓国で広く愛されているフォークソング「朝露」などを披露した。

写真上:満席の会場で講演する吉江仁子弁護士=12月6日、神戸芸術センター
写真下:歌う李政美さん=12月6日、神戸芸術センター
社民党2議席維持
 14日投開票で行われた第47回衆院選は、自民が291議席(2減)、公明が35議席(4増)を獲得、自公で326議席となり、定数の3分の2(317)を超える巨大与党を再び形成した。投票率は戦後最低だった前回をさらに6.66ポイント下回る52.66%と低いものだった。安倍首相の「大義なき、党利党略解散」の策略が当たったといえる選挙結果となった。
 新社会党が比例区で支援した社民党は解散前の2議席は維持したものの、近畿では議席を獲得することができなかった。
 勢いを得た安倍政権は今後、戦争する国づくりをさらに歩を早めて進めるだろう。2016年の参院選を見据えて、いよいよ改憲を許さない共同戦線の構築が緊急の課題として押し出されてくる政治状況となった。
憲法を生かす会ネットが行動
 特定秘密保護法が昨年12月6日に成立して1年。この1年間、全国的にこの悪法に抗議し廃止を求める行動が、法が強行可決された毎月6日に行われてきた。
 兵庫でも「憲法を生かす会・ひょうごネット」の呼びかけで、ほぼ毎月、神戸市三宮の神戸マルイ店前を主な行動場所として、「秘密保護法廃止・ロックアクション」が取り組まれてきたが、施行日を直後に控えた6日も同所で正午から行われ、行動に参加した約20人が通行中の人々にチラシを配布して「秘密保護法は廃止に」と訴えた。
 秘密保護法をめぐっては、内閣法制局が法案の検討段階で「必要性が弱い」と指摘していたことも明らかになっており、施行日の12月10日には日弁連をはじめ秘密保護法対策弁護団など法律家8団体が法律の廃止を求める共同声明を発表するなど、依然としてその危険性は多くのマスコミも指摘しており、10日には施行に抗議し、同法はあくまで廃止に、と訴える宣伝行動が全国的に取り組まれた。神戸でも、「憲法を生かす会・ひょうごネット」の呼びかけで同日夕、神戸マルイ店前で行われた。
(N)
写真:「秘密保護法はあくまで廃止に」と宣伝行動に取り組む憲法を生かす会・ひょうごネットのメンバー=12月10日、神戸市中央区
ひょうご丹波・憲法を生かす会が総会
 ひょうご丹波・憲法を生かす会は、11月28日夜、篠山市内で第8回総会を開いた。総会では、この1年間の活動総括と今後の活動方針について話し合った。
 役員改選の後、総会第2部として、「憲法を生かす会・灘」代表世話人の今村稔さんによる講演「日本は戦争がしたいのか〜集団的自衛権とアベノミクスを考える」が行われた。
 ひょうご丹波・憲法を生かす会は、当面の取り組みとして、@来年1月29日に篠山市民センターで開催される「朝日のあたる家」上映会&はるまきちまきミニライブを成功させるA「ひょうごネット」の活動に積極的に参加し、京丹後・米軍Xバンドレーダー基地や集団的自衛権に反対する運動などに取り組むC「戦争をさせない1000人委員会ひょうご」の活動にも積極的に参加することなどを確認した。
 「朝日のあたる家」上映会&はるまきちまきミニライブの概要は次のとおり。

▼とき=1月29日(木)(昼の部)ミニライブ・午後2時〜、映画上映・午後2時半〜 (夜の部)ミニライブ・午後6時半〜、映画上映・午後7時〜
▼ところ=篠山市民センター(昼の部)催事場、(夜の部)多目的ホール
▼ゲスト=はるまきちまき
▼前売券=1000円(当日1500円)、中・高校生500円(当日のみ)、小学生以下無料
▼主催=丹波篠山で「朝日のあたる家」を観る会
▼後援=篠山市、篠山市教育委員会、神戸新聞社、丹波新聞社
▼協賛=憲法たんば(平和憲法を守る丹波地区連絡会)、ひょうご丹波・憲法を生かす会ほか
▼問い合わせ=TEL0795-73-3869
(川)
写真:「朝日のあたる家」ポスター
第33回アジア労働者交流集会in神戸
 第33回を迎えたアジア労働者交流集会in神戸が12月2日夜、神戸市勤労会館で開かれた。兵庫社労センター、神戸学生青年センター、自立労連神戸支部でつくる実行委員会の主催。
 ゲストは、前回6月に引き続き韓国からで、今回は全羅北道群山からピョントンサ(平和と統一をひらく人びと)共同代表のキム・ヨンテさん。ピョントンサは韓国の反戦・反基地をたたかう市民団体。群山にも在韓米軍基地が配置されており、キム・ヨンテさんたちは射爆場や米軍基地拡張に反対するたたかいを続けてきた。
 集会では、安倍内閣による集団的自衛権行使容認の閣議決定という状況のなかで、韓国でもアメリカのミサイル・ディフェンスに韓国政府が全面的に参加していることなどを報告し、沖縄・岩国―韓国の群山・ピョンテクなどの反基地闘争、東南アジアでの民衆連帯の必要性を強調した。
 キム・ヨンテさんたちはこの集会に先立ち同日午後、新社会党神戸市会議員団を訪問し、粟原富夫市議や中村伸夫憲法を生かす会・ひょうごネット事務局長から、来年3月に市会決議から40年を迎える非核神戸方式のしくみや決議以降は米艦船の神戸港入港が皆無であることについて説明を受け、強い関心を示していた。
(M)
写真:ゲストは韓国の「平和と統一をひらく人びと」共同代表のキム・ヨンテさん=12月2日、神戸市勤労会館
新社会党が徳島県で開催
 新社会党の第6回西日本大衆運動交流集会が12月6、7日の2日間、徳島県三好市で開かれた。現地は、前日の5日から大雪に見舞われ、集会のなかでも「大雪による倒木で道路が寸断され、孤立集落が出ている」と報告された。1日違っていれば集会も開催は不可能であったが、西日本各地から参加者が会場に無事到着し、集会は予定どおり開催された。兵庫からは3人が参加した。
 集会での講演は、中央本部の宮川敏一執行委員による「未来のエネルギー体制確立と石炭火力発電」。脱原発の過渡的なエネルギーとして石炭による火力発電を考えるという問題提起であり、今後党内でもさらに研究・討論が深められよう。
 講演後、2日間にわたって特別報告と各県からの報告が行われた。特別報告は「三好市政刷新と音楽ホール反対闘争」(徳島)、「オスプレイ防災訓練参加阻止闘争」(高知)、「川内原発再稼働阻止闘争」(鹿児島)の3本。
 2日目の討論では、兵庫からは「憲法を生かす会・ひょうごネット」結成や「標的の村」上映運動などの活動報告と、芦屋における防災訓練への米軍参加反対運動について報告した。
 四国で大雪という想定外の悪天候の中ではあったが、有意義な交流集会となった。
(K)
写真:折からの大雪の中、西日本各地から集まってそれぞれが取り組んでいる大衆運動を交流した=12月6日、徳島県三好市
新社会党兵庫県本部
 新社会党兵庫県本部は12月7日、今年の機関紙拡大運動をはじめとする党勢拡大や党組織強化のための取り組みを交流しあおうと、党建設交流集会を神戸市内で開いた。
 同交流集会は、ここ数年、2月前後に合宿形式で開かれていたが、来春の統一自治体選挙を考慮して今年度は時期を早め、1日だけで行われた。
 集会基調の提起ののち、津野公男・尼崎総支部委員長から今日の政治的現状と私たちの課題についての問題提起を受けた。
 その後、2つの分散会に分かれて活動経験や問題意識を交流。最後に事務局から、「厳しい政治状況に立ち向かう共同戦線を広げるためにも党の力の拡大は不可欠。各地で大衆運動や各種の交流会、学習会を組織し、そのなかから仲間、支持者をつくり、つながることが問われている。当面は統一自治体選の勝利に向けて全力をあげ、活動家、支援者を増やそう」との集約が行われ、閉会した。
地労協運動を支える役割も強調
 阪神・淡路大震災から2年後の1997年12月に結成されたユニオンあしや(佐治雅子委員長)は第17回定期大会を11月30日、芦屋市内で開いた。
 大会では、旭茂雄副委員長のあいさつののち、県内の各地域ユニオンや市内の労働組合の代表らから来賓あいさつが行われた。たった1回30分の遅刻を理由に不当なスキル評価を受け大幅な時給切り下げを受けて裁判で争い、勝利的和解をかちとった福本慶一・日本郵便非正規ユニオン委員長も参加、裁判闘争への支援のお礼を述べた。
 森口知子書記長らから議案の提案が行われたのち、参加した組合員がそれぞれ近況を報告しあいながら活動の取り組みについての討論を進め、新年度の方針では、これまでと同様、毎月第1土曜日の電話労働相談やその宣伝のためのターミナル行動、ポスティング行動なども引き続き行うことなどを確認した。
 また、今夏の防災訓練への米軍参加に抗議する取り組みの中心を担った芦屋地労協を支えるユニオンの役割の重要性についても再確認した。
 大会終了後は、懇親会で膝を交えて交流を深め、今後の1年間の奮闘を誓いあった。
(M)
写真:大会後に記念撮影=11月30日、芦屋市民センター
 来年の1月17日で阪神・淡路大震災からまる20年。被災者はさまざまな思いで大震災と向き合い、それぞれの復興に取り組んできた。震災から20年という節目に当たり、改めて震災を考えるイベントが取り組まれる。
電話震災とアスベストリスクを考えるシンポジウム
阪神・淡路大震災から20年 教訓を次世代へ
●2015年1月12日(月・祝)午後1時〜4時
●神戸市勤労会館・7階大ホール
●基調講演「アスベスト―永遠なるものの棘」広瀬弘忠・東京女子大学名誉教授
●基調報告やパネルディスカッションほか
●主催 震災アスベスト研究会
●連絡先 NPO法人兵庫労働安全衛生センター内 TEL 078‐382‐2118

阪神淡路大震災20年のつどい
〜忘れない・語り継ぐ・これからも〜
●2015年1月17日(土)午後2時~4時
●灘区民ホール・5階大ホール
●震災の記憶(スライド上映)、発言、モダンダンス、東北からの報告など
●主催 ろっこう医療生活協同組合ほか
●連絡先 TEL 078‐802‐3424
インフォメーション

新社会党兵庫県本部 新春のつどい

  • 2015年1月24日(土)18時30分〜
  • 兵庫県民会館11F パンテホール
  • 参加費 3,000円(県本部まで申込みを)