- 日本を「戦争する国」にするな
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安倍政権の”壊憲暴走”はいよいよ来るところまできた。詭弁を重ねて国民を欺きながら、当初は慎重姿勢を見せていた公明党を与党協議で抱き込み、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を7月1日に強行した。安倍政権による解釈改憲の”憲法クーデター“は断じて許せない。憲法9条を蔑ろにする、かつてない歴史的な暴挙を糾弾する。憲法闘争はまさに正念場となる。
安倍政権の暴走で閣議決定が迫る緊迫した状況のなか、各地で「集団的自衛権行使容認を許すな」「日本を戦争する国にするな」と、自発的な街頭行動なども起こった。神戸市灘区では、女性たちが数人でもいいから街頭に出て訴えようと、ビラも自分たちで自主的につくり、6月中旬の4日間、連続的に駅頭でのビラ配布の行動に取り組んだ。
一方、イラク戦争時から毎月第4土曜日に元町・大丸前で街頭宣伝行動を続けている、I(アイ)女性会議ひょうごらでつくる「戦争への道を許さない兵庫おんなたちのネットワーク」は6月21日、「戦争をさせない1000人委員会」が呼びかけている「戦争をさせない全国署名」を集めながら、集団的自衛権行使容認の閣議決定をさせるな、と宣伝行動を行った。
安倍政権の暴走に対する危機感の高まりを反映してビラの受け取りもよく、行動に手ごたえを感じたという声も多く聞かれた。写真:「戦争をさせない全国署名」を集めながら街頭宣伝をする「おんなたちのネットワーク」=6月21日、神戸市









「何が何でも」の解釈改憲の暴走とならんで、労働法制の根本的な規制緩和もまた安倍政権の暴走のひとつだ。その皮切りとして通常国会に上程された労働者派遣法改悪案は、審議にも入らないまま、結果的には廃案となったが、他に目論まれている労働時間規制の緩和、解雇の自由化などとあわせて、労働者のまともな働き方を根底から崩していくものだ。このような労働法制の総破壊は許さないと、ひょうご地域労働運動連絡会など5つの労働関係団体が呼びかけた「労働法制総破壊に反対する兵庫県共同アクション実行委員会(労働法制ひょうごアクション)」は6月19日、通常国会終盤に合わせ神戸市の花時計前を出発点に緊急抗議デモを行った。
任期満了に伴う加古川市議選(定数31)が6月22日投開票で行われ、新社会党公認の松崎雅彦さん(現・61歳)が2525票を獲得、26位で当選し、7選を果たした。31の定数に対して33人が立候補する少数激戦だった(投票率52・48%。当日有権者数214010人)。
ピースネット明石(明石地労協人権平和センターが窓口)が主催する明石市民平和講座の第30回例会が6月20日、アスピア明石で開かれた。
第32回アジア労働者交流集会in神戸(神戸学生青年センター、兵庫社会労働センター、自立労連神戸支部でつくる実行委員会主催)が6月18日、神戸市勤労会館で開かれた。
ひょうご労働安全衛生センター(神田雅之代表)は第9回定期総会を6月14日、神戸市勤労会館で開いた。
姫路ユニオン(森山容光委員長)は6月22日、姫路労働会館で第17回定期大会を開催した。