「新社会兵庫」 2月25日号
- 「憲法改正問題に関する懇談会」が呼びかけ
-
安倍政権の壊憲暴走≠ノ抗して憲法闘争を強めようと、各地の「9条の会」や「憲法を生かす会」などの運動団体が集まり、それぞれの活動経験や運動上の課題などを交流する集会が9日、神戸市内で開かれた。交流会を呼びかけたのは「憲法改正問題に関する懇談会」。2006年11月にワールド記念ホールで7千人を超える憲法集会(「はばたけ!9条の心」)を主催した5団体が、憲法9条をめぐる状況が危うくなるなかで情報や意見交換の場をと、一昨年から10数回懇談を重ねてきた集まりである。
約70人が参加した交流集会ではまず、羽柴修弁護士(兵庫県弁護士9条の会)が、憲法をめぐる動きについて解説。「安倍壊憲≠フ三本の矢」とされる、@国家安全保障基本法A国家安全保障会議(日本版NSC)設置法B秘密保護法の制定のことに触れ、「戦争する国づくり」へのいわば立法クーデターだと指摘した。憲法9条「改正」を許さない「本番並み」の取り組みが求められていると、強い危機感からの問題提起を行ない、この3年間、国政選挙がないなかでは地道な学習活動とあわせて国会包囲も含めた直接行動の強化の必要性を強調した。
つづいて、今回の交流のテーマとして、第1に憲法運動を次世代に承継していくために若者にどう働きかけるのか、第2に会の活動、憲法運動を活性化させるためにどういう工夫が必要かという課題などをあげ、討論を促した。さらに、運動の中でも似た考えの人や同じ職場の人ばかりと付き合う傾向は強くないかと問いかけ、もっと横につながろうと訴えた。
その後、参加団体を代表して6つの団体から活動報告が行なわれ、神戸YWCA(平和活動部)、子どもと守る9条の会、西鈴蘭台9条の会、西神ニュータウン9条の会、兵庫憲法会議(憲法改悪阻止兵庫県各界連絡会議)、憲法ひょうご(ひょうご憲法集会実行委員会)が発言した。神戸YWCAからは、憲法を若者に身近に感じてもらおうと大学や高校に出かける「憲法出前授業」の具体的な取り組み内容が報告された。外部への働きかけとして憲法問題に関する印刷物を各戸配布している地域の「9条の会」の取り組みも紹介された。
それらの報告を受けたあと自由討論が行なわれ、課題の共有化が図られた。憲法を生かす会・ひょうごネット準備会からはいま進めているネットづくりの取り組みなどが報告された。
写真:地域の「9条の会」や「憲法を生かす会」などから活動報告がつづき憲法闘争の強化を誓った=2月9日、神戸市
- 大内裕和・中京大学教授を講師に
-
憲法たんば(平和憲法を守る丹波地区連絡会)とひょうご丹波・憲法を生かす会は、「憲法をめぐる情勢と格差・貧困問題」をテーマに1月30日、篠山市・四季の森生涯学習センターで「2014憲法講演会」を開いた。講演会には地元を中心に80人が参加。遠くは神戸、豊岡、姫路などからも参加があった。
講師の大内裕和・中京大学教授は、詳細なレジュメと多くの資料を用意して講演。参加者にはたいへん分かりやすい講演と大好評であった。
講演は、@改憲派・「極右」が多数を占める国会、A自民党「日本国憲法改正草案」、B2006教育基本法・教育再生実行会議の政治的意味、C2013参議院選挙前後からそれ以降の情勢、D運動の課題という点について行われた。
参加者から寄せられた感想は、次のとおり。
「わかりやすく、興味深く聴かせてもらった。改憲反対の全国的な組織づくりが大事だと思った」「資料と並行して話しをして下さったので、聞き取りやすかった」「鋭い分析をされており、分かりやすい講演だった」「若年層が政治に関心が低いと言われているが、生活が保障されない中で、考えることも難しくなっていることが講演で理解できた」「奨学金問題を今日初めて知った。身近な問題で、社会に大きな責任があると思う。若い子供達の未来を明るくしてほしい。奨学金に利息を付けるのはやめてほしい」「若年層の貧困化がこれほどとは思っていなかった。我が子らが結婚しても先々が危ぶまれるので、もっと関心をもって自分にできることを考えたい」
(K)
写真:参加者からはたいへん分かりやすかったと大好評だった大内裕和さんの講演=1月30日、篠山市
- 兵庫でも『6の日行動』(ロックアクション)
-
「12月6日を忘れない」―昨年、秘密保護法案が各界の多くの反対意見を無視して自公政権によって強行可決された日だ。この事実と怒りを忘れず、秘密保護法の廃止をめざす運動を進めるため、毎月6日には行動を起こそう(「6の日行動」)という呼びかけが全国的に行なわれている。
また、「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」(新聞労連、平和フォーラム、5・3憲法集会実行委員会などが呼びかけ団体)が提起する同法の廃止を求める請願署名の運動も取り組まれている。
近畿では「6の日」に因んで「ロック(錠前の意)・アクション」と名づけられた行動が大阪を中心に取り組まれているが、兵庫ではこうした呼びかけを受け、新社会党兵庫県本部が2月6日午後、神戸市三宮のマルイ前で秘密保護法の廃止を求める署名行動をしながら宣伝行動に取り組んだ。
3月からは「憲法を生かす会・ひょうごネット(準)」が毎月6日に「ロック・アクション」を取り組むことを決めた。3月6日は午後3時〜5時、三宮のマルイ前で署名行動などを行う。4月は大阪での大集会に合流する予定だ。
写真:新社会党兵庫県本部が2月の「ロック・アクション」で署名行動の取り組み=2月6日、神戸市
- 新社会党県自治体議員団会議
- 新社会党兵庫県自治体議員団会議(議長=粟原富夫神戸市議)は、予算議会を前に現下の情勢の特徴点、課題意識の共有や各自治体の動きなどを交流するため5日、神戸市内で定例の研修会を開いた。
昨年の「社会保障制度改革プログラム法」の成立により、介護保険や医療など自治体が直接担う事業に大きな影響を及ぼすなか、介護では「要支援1、2」向けサービスを市町村に移行、特養への入所は「要介護3」以上に限定するなど介護保険制度の根幹を大きく変える大改悪が予定されている。医療では70‐74才の窓口負担を2割に引き上げ、国民健康保険を市町村から都道府県に移すなどの改悪が予定されることから、今後の議会で問題点を追及していくことを確認した。
また、公契約条例をめぐっては、三木市で県下初の条例制定へ動いていることを受け、尼崎の「公契約条例をめざす会」の取り組みや神戸市での動きなどが報告された。
このほか、議会基本条例制定後の各議会の課題や動き、明石市での正式予算提案前の予算案への意見反映の先進的試み、神戸空港、地域の過疎化、市営住宅建て替え問題など個別自治体の課題などについて交流を行った。
(N)
-
新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は2月15、16日の両日、三木市内で今年度の「党建設交流会」を開いた。同交流会はここ数年、各総支部・支部の党建設の取り組みを交流して学び合おうとこの時期に開催されている。
今回は、昨年の党建設運動の柱として9月から取り組み、目標を超える大きな成果をあげた機関紙(『週刊新社会』、『新社会兵庫』)の集中拡大運動を踏まえ、そのなかで明らかになった課題についてさらに取り組みを強化しようと提起された。日常の大衆運動のなかで仲間をつくる党員としての意識性や議員づくりと党建設の結びつきなどの課題である。
1日目は基調提案ののち、機関紙拡大や昨年の葛飾区議選で20代の女性新人議員を誕生させるなどの成果をあげている新社会党東京都本部の経験に学ぼうと、福田実・都本部委員長の講演を聴いた。
2日目は今後の運動課題での取り組みの強化に向けて、@憲法闘争、A労働運動の2つのテーマで分科会が持たれた。主には地域での「憲法を生かす会」の活動や地域ユニオン運動に焦点をあてながら、党総支部・支部としてどんな目標・方針を持ちながらそれらの大衆運動に取り組んでいくのかを主眼において討議が行なわれた。
写真:福田実・党東京都本部委員長の講演で東京都本部の活動経験にも学んだ交流会=2月15日、三木市
- 篠山(3.11)と神戸(3.15&16)で
2012年9月29日、オスプレイが強行配備されようとする前夜、台風17号の暴風の中、人々はアメリカ軍・普天間基地ゲート前に身を投げ出し、車を並べ、22時間にわたって基地を完全封鎖した。その後、強制排除に乗り出した警察との激しい衝突。
だが、このニュースは全国ニュースから黙殺された。出来事の一部始終は地元テレビ局、琉球朝日放送の報道クルーたちが記録していた。そのドキュメントが映画になった。「標的の村」だ。
復帰後40年経ってなお切り広げられる沖縄の傷……。奪われた土地と海と空と引き換えに、私たち日本人は何を欲しているのか?映画は問う。
この映画の上映会が神戸と篠山で行なわれる。
- 《神戸》
-
- 3月15日(土)@14時〜 A19時〜
- 新長田勤労市民センター・大会議室(JR新長田駅・南西すぐ)
- 3月16日(日)@14時〜 A18時〜
- 神戸学生青年センター・ホール(阪急六甲駅・北東へ徒歩3分)
- 参加費 1,000円(学生 500円)
- 「標的の村」を上映する会 078-360-4674
- 《篠山》
-
- 『標的の村』上映会&石原岳さんのお話会
- 3月11日(火)@14時〜 A19時〜
- 篠山市民センター・催事場
- ゲスト 石原岳さん(高江ヘリパッドいらない住民の会・ミュージシャン)
- 主催 丹波篠山で「標的の村」を観る会 0795-73-3869
- 参加費 1,000円(中・高校生 500円)
-
県内の地区労と地域ユニオン、自治労兵庫県本部臨時職員等評議会でつくる「兵庫県パート・ユニオンネットワーク」(県ネット)は2月11日、神戸市内で「パート春闘キャラバン」に取り組んだ。
非正規労働者の労働条件改善を訴える「パート春闘キャラバン」行動は、1991年の県ネット結成時からの恒例行事だ。
午前中、JR甲子園口駅前、三宮ダイエー前、JR明石駅前、山電姫路駅前と、各地域で労働法制の規制緩和反対のビラ配布行動を行なった後、三宮の東遊園地噴水公園に約70人が集まり、13時からミニ集会を開いた。
集会では各地からの活動報告が行われた。三田市立図書館が今年4月から指定管理者制度になることから三田市職員労働組合嘱託分会の仲間が市職労の仲間とともに雇用確保に向けて闘っている報告がされると、参加者から温かい拍手が湧いた。司会の上山史代代表委員(武庫川ユニオン委員長)も「闘う県ネットは、いつでも、どこでも駆けつけます」と激励。
集会後、くまモンやトラ、ゴジラなど多くの着ぐるみも参加してデモに出発。消費税増税を前にして「パートにも賃上げを」「労働者の使い捨ては許さない」など、元気なシュプレヒコールでJR元町駅まで行進した。
デモ終了後、JR元町駅周辺で労働法制改悪を許すなとターミナルビラ配布を行なった。
後日、明石在住の男性から「ビラの内容はホンマですか?こんなん許したら、もうめちゃくちゃですわ。がんばりましょう」との電話が事務局に寄せられ、1人でも多くの人に知ってもらうことが大切だと痛感した。
(塚原)
写真:着ぐるみも登場して元気なシュプレヒコールでデモ行進=2月11日、神戸市
|